落ち葉だけじゃない

冬の瀬谷市民の森は花も虫も少なく落ち葉ばかりが目に入る。

昨年出た新芽の葉が紅葉している。なんの木きだろうか。







こちらにも顔を出して間もないのに紅葉しているのが。これはクヌギで良さそうだ。







こちらでは枯葉の中に何やら薄い黄緑色のものが見えた。







ウスタビガの繭だろうと思う。







もちろん主は抜け出した後だ。
繭だけでなく外側に張り付いていたと思われる葉っぱも一緒に穴を開けていた。


もう少し経つと草木が伸び初め、虫たちも動き始めるのだろう。楽しみにしておく。

大鷺小鷺

何度も洪水に見舞われたことのある境川。
今はコンクリートの護岸が整っているが、植物たちも逞しく生き残っている。







それだからこそ魚に加えて虫などの生き物も見られる。







そんな生き物たちをコサギが探し歩く姿も珍しくない。







左岸が横浜市、右岸が大和市。ところどころに階段が設けられて水面まで下りられる。







階段の途中にはアオサギが静かに佇んでいた。







境川の自然を見守る衛兵のように直立不動だった。

水辺に惹かれる鳥たち

境川には一年を通じてカルガモがいるが、冬にはコガモなどほかの水鳥もやってくる。








岸辺を見るとカモやサギたちとは違う小鳥たちがいろいろといる。







これはタヒバリ。冬に見ることが多い。







ビンズイにも似ているようだが、この辺りではタヒバリを多く見かける。








ツグミは秋から早春まで近所の原っぱなどで多く見かけるが、境川の岸にもやって来た。







どうも水が欲しかったようだ。








カワラヒワも近所の原っぱや木の上でよく見かけるが、境川の浅瀬にやって来た。







こちらは水浴びが目的だったようだ。

中屋敷から境川

家から境川方面へ歩く。途中には旧家が何軒かある。
一軒の大きな家の門前で、クヌギの大木の傍にセンリョウが紅い実をつけていた。







少し先の角をまがると塀に囲まれた大きな屋敷があった。








ここは瀬谷銀行跡だ。
このあたりは養蚕が盛んで明治時代半ばには製糸場が多く設立された。
明治40年には瀬谷銀行が開業し、約30年にわたり地域金融事業の中心となったそうだ。







さらに北へ進むと広そうな屋敷がある。こちらも瀬谷銀行に縁のあるお宅らしい。







そのすぐ先には善昌寺がある。境内に瀬谷八福神の一つ恵比寿神を祀っている。








その先の細い道を進むと麹屋がある。
伝統的な製法で麹、、味噌、醤油、甘酒などを製造し販売している。







店先のちょっとした庭。







少し進んで左へ曲がると、すぐに境川に出る。
オオバンが出迎えてくれた。

境川のセキレイ

境川ではコサギ、ダイサギ、アオサギ、カワウなどやや大型の鳥たちに加えて、
カルガモ、コガモ、ヒドリガモなど鴨の仲間も見られる。







そしてセキレイの仲間もいる。
家の近所の畑や原っぱではハクセキレイが多く、ときには自宅のすぐ傍でも見る。
ハクセキレイと同じセキレイの仲間でもセグロセキレイは、もっぱら水辺にいる。







ハクセキレイと違って頭から背中の黒が目立つ。
今の時期は餌を探して川岸や小岩の上を歩き回っている。







夏など飛ぶ虫の多い時は、飛んでいる虫を羽ばたきながら捕まえることもある。







キセキレイも平地より水辺にいることが多い。







岸や小岩の上を歩き回って・・・







丹念に虫を探している。ミミズなども食べるそうだ。