沖交労・琉球バス組合

　先日からずっと書こう書こうと思っていた記事でしたが、書くタイミングが無くて後回しになっていました。
昨日の記事の続きになってちょうどいいので、今日書きます。

　半世紀あまり（53年の歴史）、県民の足として運行してきた「琉球バス」が、2006年8月31日付けにて営業を終えて、翌9月1日からは、「琉球バス交通」（第一交通の子会社）として運行が引き継がれました。

　沖縄には、現在、琉球バス交通 沖縄バス 那覇バス 東陽バスの4社が運行しています。
鉄道が無かった沖縄ですから、バスは県民の足として非常に重要な公共、交通機関でしたが、長引く不景気と最悪の雇用情勢のため、就労人口は増えないし、少子化で通学定期の低迷、マイカーの増加、4社の過剰な路線の競合、そのうえモノレールの開通とバス会社の経営は非常に厳しいものがあります。

　過去にはバス会社の統合も検討されたようですが、資産や負債の差、労働条件や企業風土の差など問題が多くあり上手く行かなかったようです。

　2003年6月、永年銀バスとして親しまれてきた那覇交通は40億3千万円の負債を抱え、民事再生法の適用を申請し、事実上倒産、北九州に本拠を置く全国ネットの大手タクシー会社である第一交通産業株式会社に4億5千万円で営業譲渡され、2004年7月18日より同社の100％子会社である「那覇バス」として路線バス、観光バス部門とも運行を開始しました。
そして今回は「琉球バス」です。

　この受け皿となった「第一交通産業」、これまでも広電タクシーや南海タクシーなど数々の会社を買収して、そのたびに労働組合を解散に追い込み、たくさんの労使紛争を勃発させている会社です。
労働委員会からも、不当労働行為の救済命令や、ポストノーティスの命令などたくさん怒られています。（労働委員会命令・関係裁判例データベース検索で第一交通って入れて検索したらいろいろ出てきますよ）

　佐野南海交通労組が、第一交通産業と子会社の佐野第一交通と堺第一交通を相手に、解雇撤回や地位確認、配転無効などを求めていた裁判では、2005年10月21日、大阪高裁一審判決に続いて組合側全面勝利の判決をだしています。

　今回の琉球バスの新会社移行に伴って、組合執行部を中心に二十数人の不採用・採用保留があり、沖交労・琉球バス組合は、希望者全員の雇用と健全な労使関係の確立を求めて取り組んでいます。
また沖交労・琉球バス組合の上部団体である私鉄総連もオルグの常駐体制を敷き支援しています。

　そんな沖交労琉球バス組合の組合員が、『9月1日より新会社として発足した「琉球バス交通」の組合、沖交労琉球バス組合を応援していくためのブログ』として、『沖交労琉球バス組合応援隊』を立ち上げました。
労働組合の活動だけでなく、沖縄情報やウチナーグチ（沖縄の方便）の解説など楽しい記事や写真もいっぱいです。
ぜひ一度、覗いてみてください
そして応援してあげてください　

　沖縄は大好きな土地です
サーフィンでは、これまで5回、訪沖して、いい波乗りさせて貰っています
3年前やったかな？友人が沖縄のホテルで働くようになったり（そのうち結婚して定住しちゃった）、もうすぐ僕の親友の一人（同僚）が、会社を辞めて、三線（沖縄の三味線）の修行をすると行って沖縄に住み出します。
泊めてもらう拠点も出来ることやし、ますます僕と沖縄との関わりは厚くなっていきます
マイレージいっぱい貯めてしょっちゅう行ってやるー