労組書記長(←元)社労士 ビール片手にうろうろと~

労組の仕事している勤務社労士がもしや誰かの役に立ってるんかな~と思いつつ飲んだくれて書いてるっす~(* ̄∀ ̄)ノ■☆

2024年4月に読んだ本

2024-05-13 | 📖いい本読んでます?
4月の読書メーター 読んだ本の数:8 読んだページ数:3063 1日に読んだページ:102

ネコとカレーライス スパイスと秘密のしっぽ (ことのは文庫)ネコとカレーライス スパイスと秘密のしっぽ (ことのは文庫)
読了日:04月04日 著者:藤野ふじの
 得意料理はスパイスカレー。無職。彼女にフラれたて。そんな僕・松本は、不思議な白いネコに導かれ、十数年ぶりに幼馴染の中村と再会。二人で間借りカレー店を始めたが、来店した「カレー予備校」の生徒・成宮さんにこう言われてしまう。「趣味でここまで作れるのは凄い」と。趣味ではなく、本気でやりたい。僕たちはカレーの世界の有名人が揃う予備校に通い始めた。自分たちの「本気」をつかみ取るために。そして、仲間たちと「究極のミールス」を作り上げるために――。
☆★★ 確かにカレーは神メニューで奥は深いとは思うが、ここまでって共感が出来なかったことが辛い。とは言え、20代の頃、カレールーに頼らず、スパイスでカレーを作ることにはまったことがあったが。けっきょくはタイカレーに行き着いたけど。難しいのよ、カレーって。

静人日記 悼む人II (文春文庫)静人日記 悼む人II (文春文庫)
読了日:04月08日 著者:天童 荒太
 直木賞受賞作『悼む人』の感動ふたたび!見知らぬ死者を悼み、全国を放浪する静人。時には拒絶され、理不尽な暴力さえ受ける過酷な旅の中で、一人の女性との運命の出会いが…
☆☆★ 『悼む人』の主人公である静人から、彼の日記形式で見せるという手法。彼がどのような心持ちで旅を続けているのか。辛くないのか、ということが延々書かれている。本気すぎて、読み飛ばすことができない。これはずるい…泣きまくった。

クスノキの番人クスノキの番人
読了日:04月14日 著者:東野 圭吾
 不当な理由で職場を解雇され、その腹いせに罪を犯し逮捕されてしまった玲斗。同情を買おうと取調官に訴えるが、その甲斐もなく送検、起訴を待つ身となってしまった。そこへ突然弁護士が現れる。依頼人の命令を聞くなら釈放してくれるというのだ。依頼人に心当たりはないが、このままでは間違いなく刑務所だ。そこで賭けに出た玲斗は従うことに。依頼人の待つ場所へ向かうと、年配の女性が待っていた。千舟と名乗るその女性は驚くことに伯母でもあるというのだ。あまり褒められた生き方をせず、将来の展望もないと言う玲斗に彼女が命令をする。「あなたにしてもらいたいこと――それはクスノキの番人です」と。
☆★★ 驚異現象・超常現象とは違う味のある作品ながら、ちょっとツッコみどころが多くて、評価は下がるのはしかたない。

流
読了日:04月14日 著者:東山 彰良
 1975年、台北。偉大なる総統の死の直後、愛すべき祖父は何者かに殺された。戦争中、内戦で敗れ、追われるように台湾に渡った不死身の祖父。なぜ? 誰が?無軌道に生きる17歳のわたしには、まだその意味はわからなかった。台湾から日本、そしてすべての答えが待つ大陸へ──。歴史に刻まれた、一家の流浪と決断の軌跡。
☆☆★ ものすごく読みにくい文体ながら、我慢しながらじっくりと読み進めると、味が。シリアスな物語ながら笑いどころが多すぎるのは作者の癖か?「魚が言いました‥わたしは水の中で暮らしているのだから、あなたにはわたしの涙が見えません」、深い。

盤上に死を描く (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)盤上に死を描く (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
読了日:04月19日 著者:井上 ねこ
 71歳の老婆が自宅で殺された。片手に握っていたのは将棋の「歩」、ポケットに入っていたのは「銀」の駒。その後、名古屋市の老人が次々に殺害されるが、なぜか全ての現場には将棋の駒が残されていた。被害者の共通点も見いだせず行き詰まるなか、捜査一課の女性刑事・水科と佐田はある可能性に気がついて―。事件が描く驚愕の構図とは?被害者たちの意外な繋がりとは?衝撃のデビュー作!『このミステリーがすごい!』大賞第17回優秀賞受賞作。
☆★★ 65歳の新人の作品だという!将棋とミステリーが絡むってのが斬新。しかしちょっと最後の失速感が惜しい。

三国志〈7の巻〉諸王の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)三国志〈7の巻〉諸王の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)
読了日:04月21日 著者:北方 謙三
 劉備の軍師として乱世にその姿を現した〝臥竜〟諸葛亮は、揚州との同盟を図り孫権との謁見に向かう。孫権に曹操と劉備軍の交戦を告げる諸葛亮。その言動に揚州は揺れる。一方、覇道のみを見つめてきた周揄は、孫権の心を動かし、ついに曹操との開戦を宣言させた。巨大な曹操軍三十万に、周揄と諸葛亮、希代の知将が挑み、乱世の行方を大きく変えた『赤壁の戦い』を描く、新装版・北方三国志、白熱の第七巻。
☆☆☆ 大きなヤマ場の一つである「赤壁の戦い」がやってきた❗孔明、かっこよすぎる❗

行人 (新潮文庫)行人 (新潮文庫)
読了日:04月26日 著者:夏目 漱石
 学問だけを生きがいとしている一郎は、妻に理解されないばかりでなく、両親や親族からも敬遠されている。孤独に苦しみながらも、我を棄てることができない彼は、妻を愛しながらも、妻を信じることができず、弟・二郎に対する妻の愛情を疑い、弟に自分の妻とひと晩よそで泊まってくれとまで頼む……。「他の心」をつかめなくなった人間の寂寞とした姿を追究して『こころ』につながる作品。
☆★★ 今なら精神疾患として病名が付き治療法があるのだろうが、この時代では…。

【2021年・第19回『このミステリーがすごい! 大賞』文庫グランプリ受賞作】暗黒自治区 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)【2021年・第19回『このミステリーがすごい! 大賞』文庫グランプリ受賞作】暗黒自治区 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
読了日:04月27日 著者:亀野 仁
 第19回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作! 隣国に併合され、〈太洋省〉〈東海省〉〈直轄市〉〈和族自治区〉そして〈国連暫定統治区〉に分かれて統治される日本列島で、〈拉致チーム〉の一員にスカウトされた由佳は、旧東京で中央政府高官の拉致作戦に参加して失敗、警察に身柄を拘束されてしまう。ところが、神奈川公安局から国連警察への護送中、由佳を乗せた車両は高速道路で何者かに襲撃された。果たして、犯人グループの目的は何なのか。護送を担当していた神奈川公安局の雑賀は、由佳を逃がすべく決死の逃避行を開始するーー。
☆★★ 設定は斬新で大胆。しかし細かいところで矛盾や稚拙さがあって「おいおい」とツッコみたくなる。
読書メーター

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日本労働弁護団が、再び、「... | トップ | 【メモ】公的年金財政状況報... »

コメントを投稿