労組書記長(←元)社労士 ビール片手にうろうろと~

労組の仕事している勤務社労士がもしや誰かの役に立ってるんかな~と思いつつ飲んだくれて書いてるっす~(* ̄∀ ̄)ノ■☆

スカイ・クロラ 本気の日本アニメにはついてけない・・・

2008-07-08 | 🎥いい映画観てますか?(アニメ)

【24 -12-】 ちょうど一月前の波乗りの時に、膝の靱帯を痛めた(2008-06-07の記事
で、もうなんとか痛みもなくなったし、走ったり跳んだり、普通にしていたけど。
しかし昨日、久しぶりにティップネスで泳いだら、平泳ぎのキックで激痛が
無理っ平泳ぎは無理ですっ
まだ完治とはいかないんやなあ、というかもうこれ以上良くはならないのかな?
クロールの時にはちっとも問題はないんやけど。
で、クロールといえば、昨日も試写会で、「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」でした。
The Sky Crawlersやからスカイクローラーやのに、なぜか「クロラ」、直訳したら、空を這い這いする人ですね。


 舞台は、ありえたかも知れないもうひとつの現代。この世界では、戦争とは平和を実感するための必需品。大人たちが作り出した“ショーとしての戦争”のため、“キルドレ”と呼ばれる思春期の姿のまま永遠に生き続けることを宿命づけられた少年少女たち。戦闘機に乗り、大空を舞い、仕事として人を殺す。

 ちょっと無理でした、これは「あっちの人たち」の映画でした。
「舞台は、ありえたかも知れないもうひとつの現代」という設定があり得なさすぎて、まったく感情移入が出来ない。
辛気くさいキャラクターやセリフや背景やストリー展開のせいで、なんどもなんどもの世界に突入しかけた(いや、してた?)
試写会場の入り口で配っていた、この映画のリーフレット「読むと《スカイ・クロラ》が2倍楽しめる公式ガイドブック」を、映画が始まる前、そして主人公「函南優一」のアフレコを担当した加瀬亮と押井監督と名前忘れた作画監督の舞台挨拶の間、に完読


 それがますますいけなかった
ラストまで自分の中でストーリーが描けてしまって、まさにその通りに展開していくので、さらにつまんねーって方向にはまっていくし
あんだけネタバレさせるようなパンフレットを配ったらあかんわ。
2倍楽しめるどころか、楽しみが2分の1以下になってしまったし・・・も必要やってば。


 空中戦のシーンと空や雲の描写、3DCGや作画が大変な質で、日本のアニメ、日本のCGはここまで進んでいるのかって驚いた
先日見た、スピードレーサーや、ホートン、カンフーパンダのアニメが幼稚に思えたくらいなすごいレベル
原作は読んでいないが、なにか深いメッセージが含まれていることは、漠然とは感じたけど、そして必死で考えたけど、しかしそれが正確には自分に響かなかったようだ。
おそらくこの映画を観たほとんどの人は、《キルドレ》を「大人になることを拒否した永遠の子ども」と理解して、そして共鳴するんじゃないだろうか。
「大人たちがつくったショーとしての戦争」と現実の戦争の区別が付かずに、平板な感覚で戦争を見て感じて、そして命に重さがあることを知ろうとしない・・・しかし8月という、日本が一番、戦争のない世界を考える時に、この映画が封切られることってのは、挑戦なのかな?
それともメッセージなのかな?
うちの妻は、この映画の主題歌、エンドロールで流れる絢香の「今夜も星に抱かれて・・・」だけが良かったって言ってました。
あ~犬うるさ~いっ

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1 コメント

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はじめまして (21世紀テイスト)
2009-03-07 17:59:15
この映画の監督 押井守氏は

1968年に高校2年で成田闘争に参加するくらい

多感な時期にマルクス革命の洗礼を受けている人。

思想的には吉本隆明が背景にあったりするのでしょう。

しかも、

どこまで行っても実存主義のテイスト。

実存主義は、

西洋の伝統である人間は神の子であるということを忘れ去っている考え。

その影響でか、生気のないキャラクターで無表情。

寒々としていました。
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