チェンマイひとり暮らし

物価の安いタイのチェンマイで貧乏暮らしをしています。
先物取引でリッチになって、日本に復帰したい。

ブログは終了いたします。(その1)

2008-08-15 19:41:03 | Weblog
最近とても不愉快なことがあった。

係官の勘違いなのか、虫の居所でも悪く意地悪されたのか、よくわからないが、
当方には落ち度のないことで、この一週間近く、無駄な労力を費やさざる終えない
状況になった。
(なお、当方に問題がないことは、念のため当局に確認済み)

ことの詳細は別に秘密でもなんでもないので書いてもいいのだが、
どうしてもこのブログには書く気にはなれない。

そもそも、このブログを始めたきっかけは、気まぐれであって、
どういうしくみになっているのか知るには試しにやってみるのが早いか、
というだけのことであった。

ほんの練習のつもりだから、hiroという名前も私の本名とはまったく無関係。
たまたま前日か前々日の夢に出てきた高校の同級生の名が弘子だったので
hiroにしてみた、ただそれだけであった。

気楽に始めたとはいうものの、目的としてはWEB日記、つまり日々の出来事や
感じたことを備忘録的に残しておこうというものであった。

ところで、

大学受験の科目に現代国語というものがあるが、この分野の推薦参考書として
誰もが推薦する本で「新釈現代文」というのがあった。

私は文系受験だったが、その要ともいえる現代国語が大の苦手であった。

英語なら単語や熟語、文法を勉強する、数学なら公式を覚え練習問題を解く、
といったように、勉強法としては単純である。

それに対して、現代国語をいうのは何をどう勉強すればいいのか見当もつかない。
それで藁にもすがる思いで、皆が推薦するこの「新釈現代文」を買った。

大学受験参考書というとどれもこれもかなりの厚さであったが、
この「新釈現代文」は極めて薄く、ただ読むだけなら一日で終わってしまい
そうであった。(今改めて検索してみたら、180項弱、とあった)

皆が推薦するだけあって、受験勉強を超えて、いまだに印象が深いのだが、
特によく覚えているのは、次のようなことである。

・・・試験の対象は「現代文」だが、現代の言葉で書かれているから「現代文」
   というのではない。
   ここでいう「現代文」とは、作者が読者を念頭に、その読者に伝えたいこと
   があり、その伝えたいことを文章にしたもの、それを言う。

記憶で書いているが、そんな趣旨だったと思う。

そして、
 
・・・だから、「日記」はいくら現代かな遣いで書かれていようと
   「現代文」ではない。
   なぜなら、読者は念頭になく、したがって、伝えたいこともないからで
   ある。

現代文ではない、というのは、あくまで大学の入試問題の対象として、という
前提付きのものであるが、

とにかく、日記というのはそういう特質を持つものであることを
明確に認識し、そして今でも折に触れ思い出すのである。

さて、日記のつもりで始めたブログであるが、続けるうちに
「現代文」と「日記」の違いをあらためて認識させられることになった。

匿名ブログであるものの、公開している以上、「日記」ではないと気づいた。
実際に読んでもらえるかどうかは関係ないのである。

「日記」でないなら、「現代文」で行こう、というのは、もちろんアリだし、
むしろ純粋な「日記ブログ」なんてほとんどないのではないだろうか。

だが私は、匿名であれ何であれ、実際の自分であれ別人格に仕立てたhiroであれ、
継続して「伝えたいこと」を伝えていこうという考えは持っていない。

私の見解なんてしょせん独善、誰もまともに聞こうとはしないであろう。
それをあえて発信するのは恥をさらすに等しい。

よく無料情報誌などでも、一言居士を気取ってお説教を垂れるのが好きな人が
いるが、読んでいてこちらが気恥ずかしくなってくる。
(だからそんなものは読まないようにしているが、ついうっかり活字を追って
しまうことがある)

そんな訳で、違和感を覚えつつも今日まで続けてきたが、
今回の「大いに不愉快な出来事」はブログを終了するきっかけになった。
(あくまで、きっかけであって、原因ではない)

日記は紙の日記帳に記すべきである。

その紙の日記帳は、スポーツジムでの運動時間、買い物の内訳、ぐらいで、
日々、空白部分がほとんどを占めている。

マンネリ化して書くこともない、
ネットにつながらずイライラしているうちにアップする気が失せた、

などというのも、ブログを止める要因ではあるが、蛇足的なものである。

さて、ブログを終えるにあたり、チェンマイ長期滞在についてあらためて
思っていることを書いて見ようと思う。
すでにこれまでに書いてあることの繰り返しになると思われるが。

以下、つづく。


   




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