チェンマイひとり暮らし

物価の安いタイのチェンマイで貧乏暮らしをしています。
先物取引でリッチになって、日本に復帰したい。

連戦連敗、と書こうとしたら。

2007-07-28 10:48:56 | Weblog
円高進行。
為替は、通常ドルが念頭に置かれ、円高ドル安を意識するのだが、
この2,3日の動きは、ドル以外の通貨の大幅安が目立っている。

それは、米ドルに対する他の通貨が下落していること。
結果として、円に対しては米ドル以上に他の外貨は大きく下落した。

ポンド、オーストラリアドル、ニュージーランドドルといった先進国の通貨、
そして南アフリカランド、トルコリラなどの途上国の通貨、
みな、米ドルに対して大きく値上がりしてきたが、それが異常であって、
その修正が起こったのかもしれない。

金利の安い円を借りて金利の高い外貨で運用する「円キャリートレード」が
時代のキーワードになっているが、
米ドルも他の外貨に比べれば相対的に金利が低いので「ドルキャリートレード」
も行われていたのかもしれない。

ということで、これまで順調すぎたFXも、あっという間に含み益が減少した。
もともと、利息目当てだから、含み益の増減には一喜一憂しないつもりで
あったが、やはりショックであることにはかわりない。

さて、ニュージーランドドル。
1年ちょっと前に70円台の前半で買ったのだが、じりじり上がり続け
あれよあれよと思ううちに80円台の後半に。

そして、90円を突破したら加速度がついたように上がり、つい1週間前には
97円も越えてしまっていた。

これは円換算レートであるが、米ドルに対しても同じような上昇であった。

で、そんなはずはないだろう、何かの間違いに違いないと、
その上昇の過程で、先物(FXとは違う)で何度かニュージーランド(対米ドル)を
売ったのだが、売っても売っても(と言うほどの回数ではないが)上がって
いった。

もちろん損失を出し、その後にも懲りずに売った先物には含み損。
ついでに、英ポンドも先物で売ったのでそちらも含み損。

まさにニュージーランドドル売りは連戦連敗であった。
だが、昨日の大幅下落で、ニュージーランドドル先物売りで初の勝利をゲット。
ついでに英ポンド先物売りも利益が出て決済。

しかし勝ったといっても、FXの含み益減少は補えないし、
株のほうの下落を考えると憂鬱になる。

信号機はいつ直るのだろう?

2007-07-24 19:13:08 | Weblog
市の中心からナワラット橋を越え、チェンマイ駅の前を通り、サンカンぺーン
の方に伸びる道路がある。
チェンマイの幹線道路のひとつである。

この道路からチェンマイ駅への進入路のところに信号機が設置されている
のだが、この信号機が故障したままである。
もう、1か月以上は放置されている。

市の中心から来ると、この信号のところで右折して駅に向かう。
駅のほうから出てくるクルマは、郊外またはバスターミナルに行く場合は
この信号で右折していく。

かなり重要な信号機であるはずなのに、これが故障したままなのである。

先日、地元紙で「1年以上も故障したままの公立病院のエレベーター」という
記事を読んだ。

タイでは行政の怠慢は珍しくない。
信号機の故障放置もそのひとつであろうと思ってきた。

私は毎日この道路を利用してスポーツジムに通っているのだが、
故障が長期化するにつれ、この道路から右折して駅のほうに向かう、
また、駅のほうから来て右折すべく待っているクルマが
日々減少していることに気がついた。

たぶん、市の中心部からくるクルマは、この信号の手前の交差点を利用して
いるものと思われる。(駅から市の中心に戻る場合は左折になるので問題ない)

ただ、駅のほうからバスターミナルや郊外に行くため右折してこの道路に入って
いたクルマは、迂回の方法はない(かなりの遠回りになる)と思われるのだが、
それでもそういうクルマは減っているように見える。

この信号のところで右折するクルマが日々減っているのを見て、
これはもしかしたら、信号機の故障ではなく、信号の廃止をもくろんで
廃止した場合の影響を見極めているのではと思えるようになってきた。

というのは、この信号機のすぐ先ほんの30メートルほどのところにも
信号機があるからである。

この交差点は重要である。
ここを左折する道路はバスターミナルに向かう道路で通行量も多い。

ほんの30メートルの距離に重要な信号が2つあるというのは不便であり、
また渋滞の原因となる。

それで、迂回方法があり、重要さで劣るほうの信号を廃止しようとしている
のでは、と思うようになった。

日々見ている限り、先にある信号の変わり目でクルマの流れが止まった若干の
余裕で数台は右折できているようである。

真相はわからない。
あくまで故障を怠慢で直さないだけなのかもしれない。

留置所が満室のため、脱北者は捕まえません

2007-07-23 14:49:47 | Weblog
タイ経由韓国というのが脱北者の有力ルートになっているのだろうか、
メコン川流域の町チェンセン(チェンライ県に属す)には北朝鮮からの
難民が押し寄せ、そのためチェンセンの警察の留置所は彼らでいっぱい
のようである。

地元紙は、

20人の北朝鮮からの不法入国者がいるとの通報にもかかわらず、
警察は出動せず。
警察は、上層部から逮捕命令が出ていないから、と言っているが
留置所に余裕がないからである。

と報道している。

不法入国はまさに不法だから、なにはともあれ身柄を押さえるのが
主権国家として当たり前のはずだが、人数が多すぎてさばききれないから
放置、という。

想像するに、
これまで麻薬等の密輸入にかかわっていたケースがなく、ただ通り過ぎて
行くだけだから、というようなことがあるからだろうか。

だが、北朝鮮人は放置、ということになれば、彼らを麻薬の運び屋に
仕立てようと画策するブローカーが現れると思うのだが。

万葉集を読む

2007-07-21 11:45:24 | Weblog
「脳を鍛える」に良いとされる、簡単な計算、そして音読を毎朝の日課と
している。

簡単な計算のほうは電子辞書に収録されている100の計算(いわゆる100マス計算
の電子版)をやり、

音読のほうは、「万葉の秀歌」(上・下、中西進)を20~30分ぐらい。
この本は、20年以上も前に買ったもの。



万葉集に興味を持ったのは、大学1年のとき、稲岡耕二という先生の
万葉集の講義を受講したのがきっかけである。

教養課程の単位のために取った講義であったが、一字一句もおろそかにしない
講義に、これが学問というものなのかと深い感銘を受けた。

そう思ったのは私だけではないようで、いつも教室は満員であった。
たぶん、いわゆる”もぐり”もいたことと思われる。

講義内容はすっかり忘れてしまったが、今でも覚えているのは、

「受験勉強で、枕詞や序詞は下に続く言葉を修飾するだけのもので意味は
ないんだから訳す必要は無い、と教わったと思うが、意味がない言葉なんて
ない。当時の人は、意味や気持ちを込めてその言葉を使ったんだから
そこを考えるのが万葉集を理解することである。」

というような趣旨の言葉である。

万葉集というか文学は私の専攻とは違う分野であったので、大学時代を通じて、
何冊か関連の本を読んだ程度であった。

今、音読で読んでいる「万葉の秀歌」は、サラリーマンになってから
買った本である。

仕事にも慣れ、会社の仕事に関連する分野以外のことにも興味関心を
もたなければ、とでも思ったのであろうか、今になってはなぜ買ったのか
思い出せないが、上下合わせて買った。

だが、もともと読書家でもない私が通勤電車の中や休日などに万葉集なんか
読むはずもない。

ずっと買ったままの状態であった。
ただ捨てるのには惜しく、いずれ読むときもあろうかと、シンガポールに
駐在で行くときも持って行った。(読まずに持ち帰った)

それが今やっと読むことになろうとは。

そして、この本を読んでいるうちに、万葉集4500首全部を読んでみようと
思い立った。

一日10首づつ読んでも1年以上かかる。
そして、その10首を読むことさえかなりの難行である。

読んでいる本は、「万葉集 全訳注原文付」(中西進)、というもの。
この本は、万葉集の歌全部に対訳、そしてところどころに語釈をつけたもの。

稲岡耕二先生の講義のときテキストとして、4分冊のうちの第1巻を使ったのだが、
ついでに他の巻も買った。



今回、万葉集を全部読もうと思い立ち、第3巻の1ページ目から読み始めた。
なぜ第3巻かというと、実家の物置を探したが、1巻目が見当たらなかった
ためである。

1日10首でも1年以上かかると思って読み始めたのだが、最初のころは3首も読むと
もうそれ以上読む気がなくなる有様であった。

「万葉の秀歌」のほうは、言葉づかいや内容に関して詳しい解説があるのだが、
「万葉集 全訳注原文付」は簡単な語釈しかなされていない。

対訳と語釈をみながら、そして電子辞書の助けもかりて「解読」するのだが、
3首も読めば疲れそして飽きてしまう。

それでも辛抱して毎日少しづつ続けたら、ようやく慣れたようで、ノルマの10首は
クリアできるようになった。

なじみのない万葉集の古い言葉であるが、同じ言葉、表現が繰り返し使われて
いるので、少しづつであるが記憶に残るようになった。

かつ  可能
こそ  願望、希求
や   強い否定を伴う疑問

また、「たらちねの」は母にかかる枕詞だが、万葉集では娘の監視者としての
母を表すことが多い、との解説も何度か目にしたので、
「たらちねの」が出てくると、母親の監視をうるさく思う少女の恋の悩みの
歌かなと連想を働かせるようになった。

朝の音読は「万葉の秀歌」、そしてスポーツジムのプールサイドやカフーで
サバを焼いてもらっている合間などに「万葉集 全訳注原文付」を読んでいる。

なんとか1年で万葉集4500首をすべて読み終わりたい。





今日は1回で通じた、と思ったら。

2007-07-20 10:13:17 | Weblog
タイ語の発音は難しい。

通じないので自信をなくし、自信がないから話すのがいやになる。
話さないから上達もしない。

読むほうは、独特なタイ文字から受ける印象とは逆に、
英語などと比べればはるかに簡単なのに。

ガソリンスタンドでの給油のとき、以前は60バーツづつ入れていたが、
ガソリン価格が上がり、スタンドに寄る頻度が増えたので、
80バーツづつ入れるようにした。

だが、この「80バーツ」がなかなか通じない。
いままで1回で通じたことはほとんどない。
2回、3回聞き返され、やっとわかってもらえる。

スタンドに来る客は数字を口にするのだから従業員はその数字を聞くべく
構えている。それなのに通じないのはよほど私の発音が悪いのである。

それが、昨日は、従業員は聞き返すこともなく黙ってうなずいた。
1回で通じた、と内心喜んだのだが・・・。

スタンドでは客の言った数字を従業員は機械に打ち込み給油を始めるが、
彼女が打ち込んだ数字は80ではなく、70であった。

私が怪訝な顔をしているのに気づいたのか、
「70でしょ。70と言ったよね」という。

私は、80でも70でもどちらでもいいのだが、もう一度「80」と言うが、
彼女は冷たく「だから、70ね」と言う。
彼女の耳には、「70」と聞こえたらしい。

「60バーツ」のときは通じなかったことはなかったのに
「80バーツ」だととたんに通じなくなるのは、数字の8のせいである。

8はแปด(ペート)。
子音のP、母音のエー、そして末子音のTなのだが、

日本語と比べると、
日本語のパ行Pは一種類だが、タイ語には2種類あり、日本語にないほうのP音。
また、母音のエーもタイ語には2種類あり、やはり日本語にはないほうのエー。

それから、声調の問題もあり、これらの要因により、0から9までの数字のうち
日本人には最も難しい発音の数字がこの8なのである。

タイ語学校の一番初級のクラスのとき、
私も含め全員がこの8の発音を先生から直されていたのを思い出す。

コツとしては、日本語のぺにならないように、無気音P、そして口を
大きく開きエー、「ペット」にならないように「ペート」と長めに発音する、
ということなのだが、発音の悪い私が言っても説得力はない。

バイクの保険・税金支払い、そして観光ビザの延長。

2007-07-19 17:15:29 | Weblog
バイク関連、観光ビザ延長、ともにまだ少し余裕があるが、面倒なことは早く
済ませてしまうに如くはない。

朝9時に陸運局に行く。
ここに来るのは4回目。

まず、保険の手続き。
300バーツ。それに印紙、税金が24バーツで計324バーツ。

次に別棟に行き税金の支払い。
100バーツ。税金だから付加価値税をさらにとられることはない。

まだ9時10分。バイク関連は10分で完了。

陸運局をあとに、空港近くにある入国管理局(イミグレ)に向かう。

以前は、観光ビザの延長は500バーツであった。
その頃はよくイミグレにいったのだが、手数料がいきなり1900バーツに
値上がりしてからは、メーサイに行ったほうが安いので行かなくなった。
数年ぶりのイミグレである。

他の人も朝早い時間帯に用を済ませてしまおうと考えているのか、
かなりの人数の人が手続きに来ていた。

必要書類は、
滞在許可延長願い(用紙は窓口でもらう)
パスポートおよび入国カードのコピー(顔写真のあるページ、観光ビザの押された
ページ、入国のスタンプが押されたページ、入国カード、各1枚。)
写真1枚。

窓口に書類を提出してから15分待って、延長許可のスタンプが押されたパスポート
が返却された。

まだ10時前。
1時間かからずに、バイク関連、観光ビザ延長の用事が済んだことになる。

ただ、イミグレ係官に対してひとつ質問事項があり、尋ねる。

5月にラオスで観光ビザのダブルを取得したが、その時点ではパスポートの残存は
6か月以上あった。

だが、来月、2回目の観光ビザを使うにあたり、外国(ミャンマーかラオス)に
出てタイに戻ることになるが、その時点ではパスポートの残存は6か月を切って
いることになるが、問題ないか?

というもの。

日本のタイ大使館のHPによれば、ビザ申請にあたってパスポートの残存が6か月、
とある。

常識的には、実際にビザを使うときは6か月を割っていてもいいと解釈するが、
心配なので念のため確認したかった。

イミグレの係官は即座に無問題と答えてくれたので、とりあえず安心。

だが、念には念を、ということで、イミグレのすぐ近くに日本領事館があるので
帰路立ち寄って同じ質問をする。

領事館の窓口には日本語の堪能なタイ人女性がいるが、流暢な日本語で
私の懸念を払拭してくれた。

また、当地でのパスポートの更新についてだが、
年初に聞いたときは、手数料は5900バーツであったが、バーツ高を反映して
手数料改定があり、新手数料は5200バーツになっていた。(10年旅券)

神奈川県のHPによると、更新の手数料は16000円(含、収入証紙代)とある。
今の為替レートだと日本で更新するほうが得である。

2回目の観光ビザを使ったあとに日本に一時帰国する予定なので、
日本で更新してもよいのだが、住民登録していないので戸籍謄本が必要に
なるなど手間もある。
(チェンマイでの更新は、本籍の変更がない場合は、戸籍謄本不要)

帰国前にチェンマイで更新するか、少し迷う。

手足口病

2007-07-18 14:45:02 | Weblog
新聞を読んでいたら、
โรคมือเท้าปาก(ローク・ムー・タオ・パーク)なる言葉が目に入ってきた。
順に、病、手、足、口、だから、手足口病になるのだが。

始めて目にする病名なんで、気になって読んでみた。

主に、5歳以下の幼児に感染。(ここを読んでとりあえず安心)
よだれ、鼻水、便、発疹内の液から感染。
一年中発生するが、とくに雨季に多く発生。

熱、頭痛、食欲減退にくわえ、手、足、口、肛門等に発疹が出る。
予防薬はなく、トイレの後や食事の前によく手を洗うことが感染予防。

今年は例年の2倍の感染者が出ている。
脳症等の合併症で死に至ることもあるが、今年は死亡例は報告されていない。

などなど。

熱帯地方特有の病気かと思い、部屋に戻って検索してみたら、
「手足口病」でヒットした。
http://www.h5.dion.ne.jp/~m_clinic/HFMD.pdf#search='hand%20foot%20mouth%20disease'

日本にもある病気のようである。

酒酔い運転にかかわる法律改定が検討されているようで

2007-07-17 14:51:33 | Weblog
新聞に酒酔い運転に関する法律の改正案が紹介されていた。

数年前から、เมาไม่ขับ(マオ・マイ・カップ)という標語で飲酒運転撲滅
キャンペーンが実施されている。

マオは酔う、マイは否定、カップは運転する。
つまり、酔ったら運転するな、という意味。
(酔わない程度の飲酒ならOKなのか?)

標語だけでなく、当然、酒酔い運転取締りの法律はあるのだが、
その法律の問題点は、警官が酒酔い運転を捕まえても、運転手がアルコール
検査を拒否すれば、検査を強制することができず逮捕を免れてしまうこと。

そこで、アルコール検査に強制力と持たせるのが、今回の改正案のキモ。
罰則としては、最高で、5年間再取得禁止を伴う免許取消し。

法律を整備し、検問実施を繰り返せば、タイの悪習酒酔い運転も減る
ことと思われる。

バイクのノーヘルだって、明らかに減っている。
でも、いまだに検問で捕まるのがいるのが不思議。
彼らにとって、罰金はかなり痛いはず。

ところで、公園に行きビール3本飲んだ後、2時間近く昼寝して帰ってくるだが、
アルコール検査を受ければ、引っかかるだろうか?

厳格になりつつある(ように感じる)タイ社会

2007-07-15 19:28:13 | Weblog
マイ・ペン・ライは、細かいことに頓着しない、悪い言葉で言えばいい加減、
そんなタイを象徴する言葉として、タイ語を知らない日本人にも広く知られた
言葉である。

だが、最近、いい加減なタイがだんだん変わりつつあるように感じる。

・ノービザ管理。
 当初はどこまで管理できるか疑問視されたが、厳しくチェックされる状態
 が続いている。

・禁煙
 かつて法制化されすぐになし崩しになった禁煙だが、数年前に改めて徹底さ
 れることになり、ホテルロビー、レストランなどですっかり定着している。

・交通法規 
 バイクのノーヘル取締りはいまだに実施されている。 
 最近は、路上検問でバイク、クルマの免許証、車検(保険)のチェックまで
 実施されるようになっている。

もっと身近の経験で

・大型スーパーへの入店にあたりバッグは預けることになっているが、
 以前ならバッグをそのまま持ち込んでも注意されることはなかった。
 それが、最近は呼び止められる。

・毎日通うスポーツジムが入っているホテルでは、バイク置き場が、
 従業員用と顧客用に分かれている。
 顧客用は便利な場所にあるので従業員も使っていたが、それを厳格に排除。
 無視し続けたと思しきバイクに「これが最後の通知。これを無視するなら、
 明白な反抗とみなす」とすごい文面の紙が張られているのを見て驚いた。

・先日、地元紙の読者の声欄に、
 「警察は無免許運転を厳しく取り締まれ。また、チェンマイには外国人が
 多く、彼らは国際免許で運転している。タイの交通法規を知らないのだから
 無免許と同じではないか」との厳しい意見があった。

などなど、タイ社会も管理社会化への道を着実に歩んでいるように感じる。

一方、一般タイ人の意識はそう簡単には変わるものでもない。

ホテルのバイク置き場については、当初は顧客用のスペースは空いていたが、
数週間たって、また混雑してきている。
「顧客用」と書かれた張り紙はいつの間にか剥がされている。

今日、運動を終え帰ろうとバイク置き場に行くと、ちょうど従業員がバイクの
ナンバーを一台一台控えていた。

ホテル側とバイク通勤の従業員とのやり取りが何度かあり、やがて定着していく
んだろうなと思った。 

オプション取引を試してみる

2007-07-14 00:05:15 | Weblog
知人との投資の話しの中で、オプション取引に興味を持ち、実際に取引を
してみた。

オプションは、買う権利または売る権利の売買で、よく保険にたとえられる。
概念的には理解しているつもりであったが、調べてみると結構おもしろそう。

なぜ、これまでオプション取引をしなかったかというと、買いと売りの差である
いわゆるスプレッドが広いからであった。

よくテレビのニュースでドルの価格を報じている。
例えば、122.50~122.53円などと。

この場合、買いの価格122.50円、売りの価格122.53円ということで、
その差0.03円(3銭)しかない。
比率にすると、わずか0.025%ほど。

これに対し、日経平均のオプションだと、具体的にはいろいろあるが、
例えば、40円~45円などという価格になっている。

この場合、価格差は5円。
比率にするとなんと10%を越える。

投資家にとっては、この差は小さければ小さいほどよいので、
とてもオプションなどやる気にならなかった。

だが、調べてみれば調べてみるほど、魅力をもった商品であるように感じる。
いまだに、売りと買いの差(スプレッド)は大いに気になるが。

オプションは大雑把に言って、本質的価値+時間的価値、であるが、
とくに大事なのが時間的価値で、
この時間的価値の売買こそオプション、といっても過言ではない。

時間的価値は文字どおり時間とともに減価していく。
たとえ、日経平均が動かなくても時間(日数)が経てば値下がりする。
日経平均が上がっているのにオプションの価格は下がっていくことさえ
珍しくない。

なので、素人は、オプションは「売り」のほうが儲かる、と判断するのである。
かくいう私も、「買い」は不利すぎると思われたので、すべて「売り」から
始めた。
まさに素人の典型である。

でも、素人であれプロであれ、投資はすべて結果論。
今回はうまくいった。
ビギナーズラックといえよう。

さて、オプションにはいろいろな戦略がある。
私の知人が取っているやり方は、遠く離れた価格のオプションを売ること。

オプションの期日の1か月後に、日経平均が19000円になることはない、
または17000円まで急落することはない、ということに賭けるもの。

確かに、そこまで急騰(急落)する可能性は低いので勝つ可能性は高いのだが、
最初にオプションを売って得る代金(オプションプレミアム)も小さいので、
先物なら最小単位の1枚で取引するところを、2枚とか3枚での取引となる。

1か月後(オプション期日まで)1000円も上がったり下がったりする可能性は
低いとはいえ、そんなことは過去に幾度もあったので、実際にそうなる
可能性も否定できない。

その場合は、2枚、3枚での取引なので、ダメージは2倍、3倍となる。

で、私がこれならいいだろうと思ったのは、
現在の日経平均の価格に近いストライク価格のオプションを売ること。

現在の価格に近いストライクプライスのオプションは時間的価値が
最も高く評価されるからである。

3週間ほど前、
日経平均が18100ぐらいのとき、ストライクプライス18000円のコールオプションを
275円で売った。

この275円という価格の見方だが、
日経平均18100円とストライクプライス18000円との差額の100円が本質的価値、
そして、275円-100円=165円が時間的価値である。

もし日経平均が不動のまま、期日を迎えればこの165円が私の利益になる。

期日に日経平均が高くなれば、その分損となる。(利益が減る)
18275円になるとすると、ストライクプライス18000円との差額275円を支払うこと
になるが、当初275円を受け取っているので最終損益はゼロ、つまり損益分岐点。

これを、日経平均が18100円のとき、先物を売り立てていたとしたら、
日経平均が上がれば即損失となる。

つまり、コールオプションを売ることは先物の売り立てと同じリスクで
ありながら、時間的価値(この場合165円)のハンデをもらっているので、
ハンデなしで戦うより有利、とみることができる。

一方、日経平均が下がっていくのであれば、
先物を売り立てていれば、日経平均が下がった分だけ丸々利益になるのに対し、
コールオプションの売りの場合は、最大限で275円の利益にとどまる。

だが、通常(私の場合だが)、先物の取引をしていて275円の利益が出れば
喜んで反対売買して利益確定するので、平然と先物を持ち続けることは
考えづらい。

理屈上は、先物は無限の利益、といっても、実際はそのはるか前に利益を
ポケットに入れるのである。

そう考えれば、思惑どおりに動けば利益、反対に動いてもある程度の余裕がある
オプションの売りは魅力的と感じたしだいなのである。

先物、FX、そしてオプションと、手を広げることになった。
選択肢が広がればその分儲かるかといえば、そう簡単でないのが相場である。

ただ、異国の地での暇つぶしとしては悪くないな、と思ったりはするが。
パチンコ依存症ならぬ相場依存症に罹ってしまった、かも。