チェンマイひとり暮らし

物価の安いタイのチェンマイで貧乏暮らしをしています。
先物取引でリッチになって、日本に復帰したい。

1月のインフレ率

2008-02-21 15:16:31 | Weblog
ときどき覗いているタイ中央銀行のHP。
見るのはもっぱらインフレ率。

インフレ率は経済の体温と言われることがあるように経済の変化を
敏感に反映する。

もちろん、GDP統計のほうが経済の状況が詳しくわかるが、集計に時間がかかる。
その点、インフレ率は毎月集計され、発表されるのも速い。

前月1月のインフレ率は、総合でプラス4.3%。コアで1.2%であった。

総合指数の伸びは著しい。
昨年8月はプラス1.1%であったのが、9月に2.1%に跳ね、その後も月を追って
プラス幅が大きくなり、そして1月は12月から一段と高くなった。

一方、コア指数であるが、上がり方は実にマイルド。
そして、1月のプラス1.2%は前月12月と同じ数字、横ばいである。
水準としても1%ちょっとというのは、低インフレである。

これは何を意味するのだろう?

総合指数が上昇率を加速させているのは、原油高のせいである。
クルマやバイクを運転している人なら実感としてすぐわかる。

日常生活での必需品が値上がりしたら、給料が一定なら他の出費を
控えるようにするであろう。
財布の口を締める、という。

消費者が節約するようになったのが、総合指数の上昇の割りには、コア指数は
上昇しない理由であると思われる。

コア指数があまり上昇しないということは、生産者が困っているという
ことだろう。

農家は生産のために石油類は不可欠だし、物流にとっても同様。

消費者の財布の紐た固いから最終商品の値が上がらず、石油の値上がり分を
転化できず、利益を削るしかない。

それはやがて労働者の賃金に跳ね返るだろう。
私には、タイの経済の先行きは暗いものと思われる。

ワン・エース

2008-02-19 15:00:58 | Weblog
10年ほど前、まだ会社員であったが、新しい部署に異動したら、
社外の人との話しのなかで、「ワン・エース」という言葉を時々耳にした。

「ワン・エース高い金利設定にしたい」、「ワン・エース下げることにした」
などと使われていたと思う。

金利の0.125%であることはすぐにわかった。
だが、エースがなぜ0.125%なのかはわからない。

「エース」と聞いて連想するのは、
エース江川、とか、♪ハートのエースが出てこない~~~♪、の「エース」。

同じ会社の先輩も「エース」という言葉を使っていたが、
ある日、その先輩が「エースってどういう意味?」と聞いてきた。

その先輩も私同様、なぜ0.125%のことをエースというのか知らなかったの
である。

その後、私は会社を辞め、今日に至るまで「エース」のことなど
すでに忘却のかなたであったのだが、
今日たまたま下記のような英文を見た。

Osaka Prefecture is an eighth as large as Iwate Prefecture.
(大阪府の面積は岩手県の約8分の1である)

この英文を見て、昔疑問に思った「ワン・エース」を思い出した。
「エース」とはeighthのことだったのか。
1÷8=0.125 である。

念のため、インターネットで検索し、その解釈で正しいことを確認した。

それにしても、疑問に思ったこと自体さえはるか忘却のかなたにあったのに、
ちょっとしたきっかけで思い出し、そして疑問が氷解することも
あるのかとちょっと感動した。



偶然は重なるもの

2008-02-18 15:07:39 | Weblog
外出は毎朝スポーツジムに行くのと、カフーに買物に行くぐらいで、
あとは部屋にいることが多い。

行動範囲が狭いこともあり、外で知人に遭遇することはほとんどない。

だが不思議なもので、外出時に連続して知人を見かけることが年に数回ある。
同じ日ではなく、2、3日の間で、ということも含め。

先日、スポーツジムに行く途中、以前住んでいたホテルで一緒だった
夫婦を見かけた。

かなり年配の夫婦で、夫はアメリカ人、妻は日本人。
米国シアトル在住だが、冬の4か月ほどをチェンマイで過ごす生活が
もうすでに10年ぐらいになると思われる。

チェンマイに居ない期間が長いのだが、部屋はずーと借りっぱなしである。
もったいないと思うのだが、経済的に豊かだから気にならないようである。

私はそのホテルに3年ほど住んだが、ときどきロビーで話したり、
そういえばきゅうりの漬物を頂いたりしたこともあった。

懐かしかったので、バイクを止め、しばし立ち話しをした。

そして、その後バイクを走らせていると、ひとりの男性が歩いてくるのが
目に入った。

誰か知人に似ているなと思った。
その誰かは誰だったっけと思いながらすれ違ったのであるが、
すれ違ってすぐに、それは知人に似ている誰かではなく、知人その人であるに
違いないと確信した。

私が知っているその人は肥満体であったが、いまは、半分ぐらい、といっても
大げさでないほど、痩せやつれていた。

別の知人から、大病で入院し、しばらく前に退院したという話しを思い出し、
その人本人であることを確信することとなった。

大病をした本人はもちろん大変気の毒であるのは当然として、
海外に長期滞在するひとりとして、健康には留意しなければと思った。

ビールのつまみは最近揚げ物ばかり

2008-02-17 16:54:04 | Weblog
先日、カフーでDeep Fryerなる揚げ物を作る調理器具を買った。(590バーツ)

それ以降、毎日のように使っている。

以前は、ビールのつまみはできたものを買い、食事のおかずを自炊していたが、
いまや、できたものを買うのは、焼き魚だけとなった。

揚げるのは、冷凍ポテト、ソーセージ、ピーマン、ニンジン、たまねぎ、など。
それから、パンの耳も揚げるとおいしい。

いまは野菜はそのまま揚げているが、そのうち天ぷらにも挑戦してみたい。
小麦粉を買ってくればいいのか?
よくわからないが、インターネットの時代は検索すればすぐにわかるだろう。

心配なのは油を使うのでカロリーが高いに違いないこと。
さすがに毎日は避けたほうがいいか?



オバマと小浜、なるほど

2008-02-16 11:16:50 | Weblog
アメリカ人の友人、ドン。

チェンマイを発つ前に、もう一回、日本食レストラン「赤門」に行きたいとの
電話があり、昨晩「赤門」で会食した。
彼は「赤門」が大好きである。

アメリカ人というと、おおらかで陽気というイメージがあるが、
このアメリカ人はどちらかというと陰気で、そして愚痴っぽい。

そういえば、イタリア移民の子だと言ってた。
アメリカ、イタリアのイメージとはほど遠い。
しょせん、国民、民族のイメージはステレオタイプなんだと思わざるを得ない。

彼は昨年11月からこの「赤門」が入っているヒルサイド・コンドに滞在して
いたが、最近になってターぺー門近くのホテルに移ったという。

月単位で借りていて、4か月目は途中で出ることになるので気分を変えたいという
こともあり引っ越したという。

だが、ぴったし3か月ではなく3日の端数が出た。

「俺は1か月12000バーツの契約で入居したが、その端数の3泊はいくらだったと
思う?」

私「さあ・・・」

「なんと一泊あたり1000バーツ。
月12000バーツなら1泊平均400バーツじゃないか。
500、600というなら許せるが、1000バーツはないだろ。
もうこんなところ2度と泊まるもんか」

と不満タラタラ。

事前に端数の料金を確認しなかったあなたにも責任あるでしょ、とも思ったが、
そんなことは口に出せない。

それから、彼がチェンマイを発つこととなった理由である大気汚染の不満も
再度聞かされることとなり、その後は四方山話しになる。

彼は日本に興味関心が深い。
想像するに、7年前AUAでタイ語を勉強したとき、数人の日本人と付き合った
ことが日本に関心をもつ大きな要因になっているのであろう。

以前、日本では銀行は競馬場も経営するのかと聞かれたことがある。
なんのことだかしばらくわからなかったが、銀行、銀行といっているのは
ソフトバンクのことだとわかり、納得。

「ソフトバンクとバンクが付いているが、その会社は銀行ではない」と答えた。

日本に関心があるから、部屋でCNNなどのニュースを見ていても、日本がらみ
のニュースは記憶に残るのだろう。

この日はさっそく、
「日本にはオバマという町があるんだって?
観光に利用しようとしているそうだね。」

アメリカ人が英語ふうに「オバマ」と発音してもとっさには町の名には結び
つかなったが、すぐに「小浜」のことかとわかった。

原子力発電所の不祥事でよく報道されていたからそこそこ有名な町である。
だが、彼からそういう話しを聞かされるまで、
「オバマ」と「小浜」を連想付けることはなかった。

連想できなかったというのは、脳の老化なのだろうか?

それはともかく、
私が3月末から5月中旬まで日本に帰ると言ったら、
彼は、「では、それに合わせて日本に行ってみようか」とのことであった。



暑くなってきた

2008-02-14 14:57:04 | Weblog
数日前から季節が変わり始めたかなという気がしている。

朝バイクで出かけるときヤッケを着ていたが、それが不要になった。
そして、昨晩はとくに蒸し暑く、窓を開けて寝た。
夜、窓を開けるのは何か月ぶりだろう。

気温を下げ、そして大気を洗ってくれる雨が恋しい。

話しは変わって、
今日の新聞に、「鉄道複線化」との見出しがあった。

5年計画なのでまだまだ先のことだが、タイのようにそこそこ発展した国では
もうとっくに複線になってなければおかしいと思う。

私は鉄道の旅が好きなので、その思い入れもあるのだが。

また、これ以外にも、中南部の海沿いを走る鉄道線沿線を開発する
計画もあり、名づけて「マイアミ・プロジェクト」とのこと。

「もう耐えられん」とチェンマイを離れる米国の友人

2008-02-12 15:04:34 | Weblog
かつてAUAで一緒にタイ語を勉強した米国人の友人、ドン。

彼は大学の先生で、昨年5月から1年間のサバティカル休暇を取得し、
5月から11月上旬までをトルコ、そしてその後、このチェンマイで
休暇を過ごしていたのだが。。。

来週チェンマイを離れパタヤに移動するという。

理由は、チェンマイの大気汚染がひどいこと。
のどをやられたらしく、咳がとまらない様子であった。

チェンマイでは日本食レストラン「赤門」が入っているヒルサイドコンドに
滞在している。

このコンドは市の西部に位置し、チェンマイの象徴であるドイ・ステープが
間近に見える。

「ドイ・ステープが日々霞んで行ってる。本当にチェンマイの大気汚染は
深刻だ。当局はなぜ対策をとらない・・・」
と不満タラタラである。

彼は、これまでも毎年、夏と冬にチェンマイに来ていたので、なにを今さら
とも思うのだが、咳が止まらないといった体調悪化で汚染のひどさを
深く認識したということなのかもしれない。

実は、来月3月にやはりAUAで一緒に勉強した当時の仲間がチェンマイに
やってくる予定になっている。

ドンはそれを楽しみに3月までは我慢しようと思ってきたらしいのだが、
我慢も限界に達したようである。

もうちょっと親切にしてあげるべきだった

2008-02-06 15:35:22 | Weblog
メーサイでタイ再入国にあたり、
記帳台で出入国カードに記入していたら、「すみません」と声をかけられた。

見上げると、かなり年配の日本人男性が立っていた。
そして「どこで受け取るのでしょうか?」と聞いてきた。

私は、てっきり出入国カードの用紙のことだと思い、
「あそこにいるタイ人担当者にいえばもらえますよ」と答えた。
用紙は記帳台には置いてなく、戸惑っている旅行客をよく見かける。

すると、その男性は、
「あのタイ人からは、ここじゃない、と言われたのですが。」と言う。

私は一瞬なんのことか理解できなかったが、その男性が手にしているものを
見て驚いた。
それはパスポートの受取証だった。

メーサイ・タチレクの国境で、ミャンマーに日帰り入国する場合、
パスポートはミャンマーの入国管理事務所に預ける。
そのとき、受取証をもらい、観光を終えタイ側に戻るときに、
それと引き換えにパスポートを返してもらう、という仕組みである。

預けた場所で返してもらうのは当然であり、勘違いでタイの入国管理事務所に
来てしまっても、「ここじゃない、向こうだ」と言われれば、
行く場所はそこ(ミャンマー側の事務所)しかないはず。

私は男性に、
「パスポートを預けて、この受取証をもらったところですよ」とミャンマー側を
指差しながら答えた。

男性は首をかしげながら、私が指を差すほうに歩いていった。

私はタイへの再入国手続きを済ませ、帰りのバスの出発までの時間をつぶすべく
食堂でビールを飲んでくつろいでいるとき、
にわかにその男性のことが気になってきた。

あの男性はかなりの高齢で、もしかしたら記憶に障害が生じているのでは
ないかと。

パスポートを預け受取証をもらう、ミャンマー側での入国手続きは
せいぜい2,3時間前のことであろうが、
それをすっかり忘れてしまっているのではないか。

わずか数十メートルの距離なのだから、一緒に付いていってあげればよかった。
そのときは、言葉のやりとりからは障害の可能性など思いもしなかった。
もっとも、記憶に障害があるのでは、というのもあくまで憶測なのだが、
自信なさそうな後ろ姿を思い出し、もしかしたら、と思った。



メーサイ行

2008-02-06 09:23:13 | Weblog
観光ビザの期限が到来したので、昨年12月以来2か月ぶりにメーサイを往復した。

当初は、滞在許可の更新に合わせ、チェンコンからラオスのフエサイに渡り、
世界遺産にも登録されているルワンプラバンに行くつもりであった。

しかし、直前になって、知人から、タイ再入国にあたりチェンコンで苦労した
との話しを聞き、急遽予定を変更した。

チェンコンの入国管理の担当者は相当意地が悪いらしい。

ある掲示板で、チェンコンで賄賂を要求された、という書き込みを見た
ことがある。
匿名掲示板での話しはその真偽が定かでないが、知人が直接経験したことと
考え合わせると、たぶん実際にあったことなのであろう。

午前8時、チェンマイバスターミナルを出発。
運賃は片道335バーツ。



2か月前は353バーツであった。
このご時世、値下げとは。
当局の値下げ要請でもあったのかな?

12時30分、メーサイバスターミナル到着。
国境までは、ソンテオ(赤バス)に乗り換え15分。





3月にもう一回メーサイに行き、3月下旬に日本に帰る予定。


ちゃんと英語で話せよ。

2008-02-05 00:26:16 | Weblog
最近、フロントの女性と話す機会が多い。

部屋を移る(隣に移動しただけだが)前後のインターネットの開設、
網戸の手配、電気・水道代の異常値の問い合わせ、などなど。

私は、フロントやマネージャーとは英語で話すことにしている。
利害、得失にかかわることは相手の母国語で話すのは不公平。
フロントは英語ができる分だけ高給を得ているのだから当然だと思う。

だが、長く住んでいると、こちらがある程度タイ語ができるのはフロントの女性も
知るところとなる。
守衛さんなどとタイ語で会話しているところは目撃されているので。

タイでの生活ではイライラ、カッカすることはよくある。
極力、冷静に冷静にと自重しているのであるが、
それでも、ときには感情的になってしまう。
人間ができてない証拠なのだが。

今日もフロントの女性とちょっとした言い合いになってしまった。
彼女は最初は英語だったのだが、興奮したらしく途中からタイ語に。

相手はタイ語、こちらは英語との変な応酬がしばらく続いたが、
こちらの英語が通じないと、ついついタイ語で言い換えてしまうため、
いつしか相手のペースに陥ってしまう。

まあ、外国で暮らす以上、言葉は大きなハンデなのはしかたないと
あきらめるしかないか・・・