風 囁

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会の週報に載せている教会員の証し集

2017年4月23日 キャンパス ホームレス

2017年04月30日 22時06分09秒 | 教会員の証し
キャンパス ホームレス

 2⽉26⽇、考えられなかったような社会現象を扱った、某テレビ局のドキュメント番組を⾒た。家賃が払えず、⼤学キャンパス内で路上⽣活を送る現役学⽣が増えているというのである。舞台はカリフォルニア州⽴⼤学。⽶国の⽴派な公⽴⼤学だ。在籍している学⽣総数は42万名。⽇本の⼤学とは桁が違う。
 GDP世界⼀の恩恵に与っているのは⼀部の富裕層だけで、⿊⼈やヒスパニック系の多くは貧困に喘いでいる。⽇本でも似たような傾向になりつつあるのではないか。国の将来を担ってくれるはずの若者が、経済的理由で⾼等教育を受ける機会を奪われている現状は憂うべき事態だ。⼤学当局も事態を放置できず、コンビニで売れ残った⾷品を寄付してもらい、ホームレス学⽣たちに無料配布している。「焼け⽯に⽔」的な対応が精⼀杯なのだろう。経済⼤国の闇の部分を⾒る思いだった。
 富の配分が公平に⾏われていないという事になるのだろうが、最⼤の要因は、その突出した軍事費(54兆円強)ではないか。⽇本の防衛予算の10倍以上という⾦額は、どう⾒ても異常だ。過重な軍事費に耐えられず、旧ソビエト連邦は崩壊してしまった。冷戦の勝者等いなかったのである。
 4⽉から開店する平尾教会⼦ども⾷堂(こひつじの園ランチカフェ)は、蓋を開けてみなければどうなるかわからないが、繁盛しても、閑古⿃が鳴いても、複雑な気持ちだ。初⽇の4⽉15⽇、私も⾷卓を囲む輪に加えてもらう。


T.Y兄