宇宙そのものであるモナド

生命または精神ともよびうるモナドは宇宙そのものである

「オウム死刑囚”井上嘉浩”の獄中手記」門田隆将(ノンフィクション作家)、『文藝春秋』2014年2月号

2014-02-04 09:17:28 | Weblog
A オウム真理教の平田信(48)の裁判員裁判が始まる。この裁判の証人として死刑囚井上嘉浩(44)が出廷する。井上は一審無期懲役、二審死刑、最高裁死刑(2009年)。
A-2 井上嘉浩は“修行の天才”と言われた。学歴や経歴が幅を利かしたオウムの中で、純粋に修行者としての実力が認められた幹部。当時25歳だった井上は44歳となった。オウム真理教の「諜報省大臣」。
A-3 井上嘉浩は「誠実な人柄」と言われる。
B 初公判の井上の陳述:「これからの裁判において、今度こそ菩提心を培い、本当の修行者として、松本智津夫氏(麻原彰晃の本名)に立ち向かい事実を明らかにすることによって、今私のできる唯一の償いを実践することを誓います。」
C ほかのオウム法廷に井上は100回以上、証人として出廷。検察はオウムの犯罪立証の中核に井上を据える。
D 門田隆将氏は、死刑確定前に4度、井上氏と面会。井上氏から手記が門田氏に送られてきた。(2013年秋)

井上嘉浩の手記:第2部「自問自答」
(1)なぜ大罪を犯したのか:老人病院、家庭不和、理想の大人像
A高校1年生の頃、老人病院に見舞いに行ったことがある。現代の姥捨山ではないかと、悲しみや怒りにかられた。
A-2 なぜ人は人を愛しながら、人を見捨てているような老人病院に入れる。人間には矛盾があることを認めるべきだった。
A-3 矛盾のないユートピアにあこがれた。
B ユートピアにあこがれた理由のひとつは、幼稚園の頃の家庭不和。母が自殺未遂。
B-2 父は家で暴れた。大声をあげ卓袱台をひっくり返した。(父親の話:弟の借金の保証人をして私が負債を負い、夫婦間で諍いがあった。)
B-3 世界中には食べることが出来ずに苦しんでいる人がたくさんいるので、家族を不幸とは思わなかった。
C 父はタバコも酒もギャンブルをせず真面目だが、家でもくつろげない。「父のような生き方をしても幸福はない」と思う。中学生の頃、理想の大人像が描けなかった。
C-2 その頃、武道の独学を通してヨーガの「輪廻からの解脱」という思想を知った。

(2)「無常の苦しみからの解脱」:「霊性の開発」による「ハルマゲドンからの救済」
A 輪廻の思想のうち「この世の全ては無常である」との主張について、初めてごまかしのない真実に出会ったと感動した。
A-2 そして幸福が無常の苦しみにつながっている。何という果てしない苦しみの中に人は生きているのかとショックを受けた。
A-3 「無常の苦しみからの解脱」をめざす。初めて人生でやってみたいことを見つけた。
B 解脱とは何か?独学で求める。阿含宗の「霊性の開発による社会革命」の思想を知る。
B-2 今のままでは高度に発達した近代技術を弄び、人類は絶滅する。霊性の開発でのみ、その危険から逃れられる。
B-3オウムではこれを、「神々の意志によるハルマゲドンからの救済」と呼ぶ。
C 今思えば、それは、修行による個人の変化が、そのまま社会の変化として通用するかのような幻想を、煽るアジテーションとわかる。
D 当時15歳の私は、阿含宗に入ったが、肝心の「霊性の開発」に欠けるので失望。
E 麻原が「霊性の開発」を提示していた。16歳で私はオウムに、入会した。
F 一方で人間の苦しみや悲しみ。他方でそれとは別の所に本当の幸せ、解脱がある。真理!
F-2 麻原の教えに、「無常の苦しみ」の答えがある。人々の救いになると私は布教した。

(3)「自分で考えるな!」&「グル(尊師)に弟子は黙々としたがえ!」(1987年)。
A 私が出会った頃の麻原は質素で飾り気がなく、本気で他者のために尽くそうとしていた:父の理想像。また麻原には何でも受け止めてくれる包容感があった:母の理想像。
A-2 「自分が土壇場に追い込まれた時、他者のことを考えるのが慈悲だ」と麻原。
B その後、教団では「自分で考えてはいけない」と教え始める。高校3年の時、「弟子はグル(尊師)が言ったことに黙々としたがう」と麻原から言われる。
C 私は出家を願ったが、麻原から、「大学に行って弁護士になれ」と命じられ困惑する。
C-2 一方で、「困惑はエゴのせいだ」といわれ、自己嫌悪。
C-3 他方で、自分をグルに丸ごと放り出していいのか、「ひたすらグルに従うのは苦しみを紛らわすための快楽似すぎない、自分をごまかしている」と絶望の淵。「苦をごまかすことが最も苦である」(1987年日記)。
D こうした矛盾やエゴを当時の自分はそれ以上追求できず。「グルは間違った道へ導くことはない」と信じる。「自分で考えてはいけない」と自分に言い聞かせる。

(4)マハーヤーナ(大乗)から、ヴァジラヤーナ(金剛杖)へ(1988年夏)
A 1988年18歳で出家。両親との別れの悲しみ。しかし「親子の情から解脱する。苦しみの輪から抜け解脱を体現し、両親に分け与える。悲しむことではない」と言い聞かせる。
B 麻原、1988年夏、インドから帰国後、「マハーヤーナ(大乗)でなく、これからはヴァジラヤーナ(金剛杖)だ」と怒鳴って道場で、男性サマナ(出家信者)の頭をたたく。
B-2 マハーヤーナ(大乗):自分を相手に捧げ尽くすことが慈悲である。
B-3 相手に苦痛を与え、相手の悪業を落とし救うことが慈悲である。
C 教義的に理屈は分かったが、「えーそこまでやるの」とショックを受けた。麻原の暴力に恐れや不安を感じていた。
C-2 しかし密教にあこがれを持っていたので、「怖れてはいけない。できることからやればいい」と言い聞かせた。
D また密教を学びたいため、背伸びをしていい子でいようとした。麻原の前でいい子でいようとする子供っぽさ。麻原に認めてもらいたいと思う。
D-2 いい子でいることにプライドを覚え自己陶酔すらしていた。

(5)コンテナでの井上の地獄の体験(1989年8月)
E 「真理のために戦うしかない」と麻原の説法(1989年)。
E-2 「戦うならカルマになる!本来、真理はつぶされない!」と私は同意できず黙り込む。
F 私は19歳で初めて部下との恋愛。教団内で恋愛禁止。麻原を裏切っているとの罪悪感。
F-2 教団が急速に拡大し、密告による管理体制。かくて彼女との関係が麻原に知られる。
F-3 罰として8月の炎天下、アルミ列車のコンテナの中で4日間の断水断食。外から鍵。本当に死ぬかもしれないとの恐怖。
F-4 人を愛することの禁止。人を愛することで育つ人へのいたわりの気持ちが消失。
G その後、偶然、麻原の布団の上で、麻原を待つ彼女を発見する。しかし「はっ」と息を飲んだだけ。男として精神的に去勢状態。
H 《門田の注》コンテナでの井上の地獄の体験は、麻原への深い恐怖と絶対服従に至る。

(6)ヴァジャラヤーナの帰依:竹刀での滅多打ち
A 1990年、サマナのステージを突然、下げられる。修行中に、「知子夫人に反抗した」と麻原に誤解される。「ヴァジャラヤーナに帰依しろ!」とカーボン製の竹刀で思い切り50発くらい叩かれる。自分が砕け散る感じで、2週間記憶がとぎれる。
A-2 実は、2-3日後、再度、ヴァジャラヤーナの帰依をさせられた。部屋から逃げ出そうとしたが滅多打ちされる。
A-3 記憶の断絶で、人として大切な「何か」を見失う。
B 1991年夏(21歳)、「何で言われたことが出来ないんだ。お前は駒通りやればいいんだ!」と麻原にぼろくそに言われる。
C サマナは麻原の駒として、麻原と信徒を結ぶ。①「出家させろ!」と命じられれば、出家させる。②「借金させても布施を募れ」と命じられれば布施を集める。
D しかし麻原の指示は何だかんだと言っても、「救済」のためだと信じていた。
D-2 私にとってはマハームドラーの修行。不合理だからこそ修行。頑張らなければと思う。
D-3 麻原の指示は、人間的な心情をもってすればとうていやれないことが多く、私の心情は麻痺し、信徒への感情も麻痺し、信徒の苦悩を感じなくなる。

(7)亀戸道場での「炭疽菌散布」1993年
E おかしいものはおかしいという良心の声に従えない頑なな心。麻原から受けた暴力の恐怖に屈して記憶を断絶させられた者の心。
F 「炭疽菌散布」の計画を警察に通報し止めさせたいとも一瞬思った。しかし「神々の意志なんだ。こんな計画を人が思いつくわけがない」「グルを裏切れない」と作業を行う。

(8)落田耕太郎さん事件1994年:女性信者を助けようとした元信者が捕まり絞殺される
G グルの意思の実践は救済の手伝いであり、自分の修業であると思う。これはいい子ぶった自己満足。そして大義への盲信。しかも心のより深いところでは麻原への恐怖。
G-2 「下向(=脱会)はポア(殺害)だ。家に戻れば家族を皆殺しにする。警察署に逃げても爆破する。性欲の破戒をした者もポアだ」と麻原。

(9)破壊された「心」:麻原に疑われ拷問される(1994年)
H 麻原から私は下向するのではないかと疑われる。「お前はどうしようもない奴だ。もう一度しっかり瞑想して死ね」と麻原。LSDが1mg入ったドリンクを飲まされる。(以前実験台で150マイクログラム飲まされ一時呼吸停止。)このままでは死ぬと隠れて吐き出す。
H-2 半日後、意識を取り戻すと「俺に何を隠しているのか言え」と麻原。その後、スパーリングでサンドバッグ。さらに温熱(高温の風呂でエネルギーを強める)3回。
H-3 「もう何も考えられない。感じられない。命が持たない。心を鬼にしてやるしかない」と思う。自分の心を破壊された。
I  女性問題で中村が殺される。下向した谷村に麻原が殺害命令。スパイ容疑の富田が拷問の末、殺害される。

(10)1994年:麻原の一声で基準がぐるぐる変わり、つかみどころがない
J 三菱重工広島製作所に侵入。「怖い。やるしかない。神々の意思だ」と思い詰めて麻原の指示した図面を入手。
K 「滝本弁護士にVXをつけてこい、殺害しろ」と麻原。ただし中止。
L  NECのレーザー図面入手の侵入で、私(井上)が捕まる。
L-2 内心、もう自分ではヴァジャラヤーナの実践は限界だと思った。
M VXを水野さんにかけることが「できない」と私。代わりに山形にやらせる。「救済の大義を信じきれない」自分の“無責任な偽善”。
M-2 《門田の注》かくて、井上自身が「直接手を下した」事件がない。公安部の捜査官から井上は「お前は卑怯者だ!」と呼ばれる。
N 「当時は、自分も他者も、修行も救済も何もかもが、麻原の一声で基準がぐるぐる変わり、つかみどころのないものになった。」「合理的な思考を持っていては、やっていけない。」
N-2 「唯一変化しないグルの意思、神々の意思にすがり、目前のワークに没入。」

(11)1994年12月:人としての自然な心を失う
O 大阪の会社員、濱口氏が公安のスパイとされ麻原の命令で、VXガスで殺害される。(1994年12月)私は闇の中にずんずんと沈む感じ。私は「もう自分はどうしようもない。この道をいくしかない」と、さらに目前のワークに没入。
P 当時、私は人の心に触れて涙するような、人としての自然な心をすっかり見失っていた。
Q 都内の教団の飲食店で、若い女性サマナに囲まれカラオケを歌う麻原を見て、麻原をVXガスで殺せないかと一瞬殺意を感じた。しかし空恐ろしくなる。
R 私が当時、部下や信徒の信仰心を利用して、彼らを道具に近い感覚で使っていた点は、麻原と同じだった。

(12)大川隆法殺害の指示:1995年
S マイクロ波発生装置で大川氏のマンションに照射、中にいる全員をポアする計画。
S-2 「中に30人くらいの若者がいる。彼らも一緒にポアするんですか?」と私が質問。「彼らは俺の前世の弟子ばかり。間違って大川に付いた。俺がポアしてやらないと救済されない」と麻原。

(12)-2 炭そ菌を散布する噴霧装置(アタッシュケース)を地下鉄・霞が関に置いた事件。
T ①「何故私に実行させようとするんだ」と思う。しかし「麻原から睨まれたらポアされる。実行しないなら麻原を殺すしかない。」
②激しい自己嫌悪。「こんな矛盾に耐えられない。麻原を真正面から否定できない以上、自分を否定するしかない。」
③しかし自分を否定するだけでは淋しすぎる。
④炭そ菌(トキシン)によって「アメリカの物質主義の属国にされた日本の社会機構を崩壊させれば、ハルマゲドンの道は変わるのかもしれない。それが神々の意思なのかもしれない。そうだ神々の意思のためにやろう」と決心。
T-2 私は噴霧装置をセットしたが、作動のボタンを無意識のうちに押さなかった。装置は働かないまま発見された。

(13)地下鉄サリン事件:1995年3月
U 麻原が、予言の成就のために決断。その上ですべてを弟子の責任に押し付けると計画。
U-2 教団による武力革命=宗教戦争を起こすことで人類を滅亡から救済し、新たな世界を創る救済者が自分であると、麻原は信じる。地下鉄サリン事件は、その予言の成就のため。

(14)教団が犯した罪の正体:神秘体験を、麻原の真理の世界とすり替える
A 神秘体験:自己と他者を分け隔てる自我を解体し、その奥底に人間社会だけでなく、動物や自然、宇宙と一体的な他律的パワープロセスの流れに気づき、その流れと感応するプロセス。自律的パワープロセスと他律的パワープロセスのバランスを取り戻すプロセス。
A-2 ただし神秘体験を対象化してはいけない。他律的パワープロセスの感覚を欠如させ、独りよがりの自律的パワープロセスを形成する逸脱に陥るから。
A-3 麻原は自我を解体させる修行方法を悪用。信者に神秘体験させ、その体験を麻原の真理の世界とすり替える。他律的パワープロセスを見失い、麻原が妄想した自律的パワープロセスの世界を、真実と盲信し同化してしまう。
B 麻原の宗教戦争論は、人間を救う者と救われる者、非凡人と凡人に上下に区別する傲慢さに基づく。
B-2 その上で社会の法律を踏み越える権力、権利を神から委託されたとする。
B-3 自分たちは絶対的真理、絶対的善と考え、ハルマゲドンから多くの人々を救う大義のもと、武力革命に包括される野蛮な振る舞いを起こした。
C 命の尊厳を否定できるような絶対的に正しい大義などない。この世は矛盾に満ち、人間は過ちを犯す生き物だとの謙虚さが必要。
C-2 他者と自分を救う唯一の道とされた絶対的神やグルとの一体化は、実は単なる私的な欲望に過ぎなかった。それは言い換えれば他者への共感性を見失う人間性の喪失である。

井上嘉浩の手記:第1部「現在の私」
(1)死刑判決
A 死刑判決を受けたが、自分のことより両親が心配。肉親を亡くしたご遺族の苦しみ、悲しみ、痛みをはじめて痛感した。
B 何の落ち度もないのに命を奪われた被害者の方々の無念さに対し、ただうなだれる。

(2)一審判決
C 一審判決にあったように「〈プライド〉とか〈自尊心〉とか〈傲慢さ〉とか〈思い上がり〉とか・・・・すべてを捨て去って一人の素直な人間としての謝罪の日々を送り」たい。
(1)修行者の〈プライド〉:殺人の実行行為ができないのに、背伸びして「できない」と言わなかった。殺人の実行行為が「できない」と素直に言って阻止すべきだった。
(2)〈自尊心〉:修業ができると見られ誇らしく思いうぬぼれ、麻原の無理な指示に従った。
(3)〈傲慢さ〉:救いの名のもとに他者のかけがえのない命を奪った。多くの人々をハルマゲドンから救うには犠牲も仕方がないという傲慢さ。
(4)〈思い上がり〉:グルの意思を実践する限り自分が過ちを犯すはずがないと思い上がる。
D かくて私は、他者の「いのち」の尊厳性を否定した。
E 修行により霊性の開発を遂げた「新人類」(麻原)が人類を啓蒙し救済するという傲慢な救いの押しつけ。異なる価値感を持つ他者の排除。

(3)ドストエフスキーを読むように勧められた
F 人間は何かしら罪を犯さずには生きていけない。その悲しみ。それを自覚すべきだった。高校1年生の時の老人病院の経験も、「怒り」を覚えるべきでなく「悲しむ」べきだった。
F-2 自分だけが人よりすぐれた者、絶対的に正しい者と思い込んだ傲慢さ。

(4)逮捕後に学んだこと
G 修行により生じる神秘体験は、生き物の内面にあるいのちの共通の姿を感得すること。“姿がちがっても全ての生き物は平等に大きないのちに生かされている”と知ること。
G-2 それなのに私は神秘体験により特別な人間になったとうぬぼれた。
H 自己陶酔でしかない「透明な慈悲の大河」に「一滴の雫」(=「新人類」)として溶け込むと考えたのは誤り。
H-2 様々な人間の汚濁、その苦しみや悲しみをも包んだ「命の大海」にこそ私は跳び込むべきだった。

(5)「絶望が深まるほど、私の中にいのちが生きている力を感じる」
I 大義による救いがあるとの盲信。「救済するんだ」と善人ぶった。
J 中高生の頃、人間が作りだした罪や矛盾を嫌い、拒絶。
J-2 罪や矛盾によりハルマゲドンへ向かう現代社会を変革するのだと正義感にかられ、自分は人々を導くすぐれた者だと思いこむ。
J-3 自分たちの救済の物語への自己陶酔。人が当然持つべき他者への共感を見失う。
K 他者の苦しみを背負う菩薩であるとのうぬぼれ。他者のためとの口実で、自分の都合よいように考える。
K-2 そのためオウムの救いなど全く望んでいない一般の人々に、一方的に救いを押しつけ、かけがえのない多くの命を奪った。
L 救われようのない罪の重さと悲しみに身が沈むばかり。
L-2  それなのに絶望が深まるほど、私の中にいのちが生きている力を感じる。
L-3 その力は、自分の生に対する欲求だけでなく、もっと大きなあらゆる生き物を見守る命の愛のようなものから訪れてくる。
L-4 生き物を慈しむ限りない愛を感じる。
M 命を奪ったことが恐ろしく罪深いと痛感します。被害者の方々にあまりに申し訳ない。とめどなく涙があふれます。
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