Ⅰ 年功序列の残滓の年長者:働かず高給を取る
年功序列が完全に解体していないため、若者だけが収奪される状況を著者は問題にする。年長者対若者の対立が主題である。
年長者は年功序列のレールを走り、今や、高い給料と高い地位を謳歌する。かつて彼らは下働きをし安給料だったが今、その報酬・成果を得る。
若者は今、安給料で下働きしたからといって、将来のレールなど保証されない。空手形であると分かり切っている(※例外はありうる)。今の安給料の下働きは、ただの無駄。若者にとって年功序列のレールは崩壊した。定期昇給もなく昇進もない。
かくて若者が3年で辞めるのは当然。就職戦線に勝利した正社員の若者が3年で辞める。
1990年代後半以降、転職市場が成立したので再び正社員になる道がないわけでない。ただしこれも35歳まで。多くは派遣。フリーターの道にいたる。
少子化の原因は若者が就職できないこと、就職出来ても安給料で過重労働であることによる。
働かず高給を取る年功序列の残滓の年長者に、すべての責任がある。
年金も、今の賦課方式は若者の収奪である。積立方式がベターである。
Ⅱ 若者はどうしたらいいのか
① 会社を辞めず、一生、昇進もなく、30代の給料のままとどまる道がある。仕事は無意味でも生活の糧さえギリギリ得られれば良いという発想。
② 年長者の高給に異議申し立てをせよと著者は言う。「雇用を守れ」と言うのは年長者。彼らのせいで新規採用がなく若者は就職できない。失業率が高いのは若者。ワークシェアリングして新規採用を継続すべしと若者は言うべき。
③ 使い捨てされる前に会社を辞めよ。起業、新興企業・外資系企業への転職がおすすめ。
④ 若者は選挙に行け。若者の声を政治に反映させよ。
《読後の感想》
若者の新規採用の継続とは、ワークシェアリングである。
これを制度的に保障する方法は、派遣労働の禁止。
企業には社会的責任がある。グローバリゼーションの時代、企業は工夫して国民の厚生・幸福に責任を持つべきである。企業は愛国的に行動すべきである。
年功序列が完全に解体していないため、若者だけが収奪される状況を著者は問題にする。年長者対若者の対立が主題である。
年長者は年功序列のレールを走り、今や、高い給料と高い地位を謳歌する。かつて彼らは下働きをし安給料だったが今、その報酬・成果を得る。
若者は今、安給料で下働きしたからといって、将来のレールなど保証されない。空手形であると分かり切っている(※例外はありうる)。今の安給料の下働きは、ただの無駄。若者にとって年功序列のレールは崩壊した。定期昇給もなく昇進もない。
かくて若者が3年で辞めるのは当然。就職戦線に勝利した正社員の若者が3年で辞める。
1990年代後半以降、転職市場が成立したので再び正社員になる道がないわけでない。ただしこれも35歳まで。多くは派遣。フリーターの道にいたる。
少子化の原因は若者が就職できないこと、就職出来ても安給料で過重労働であることによる。
働かず高給を取る年功序列の残滓の年長者に、すべての責任がある。
年金も、今の賦課方式は若者の収奪である。積立方式がベターである。
Ⅱ 若者はどうしたらいいのか
① 会社を辞めず、一生、昇進もなく、30代の給料のままとどまる道がある。仕事は無意味でも生活の糧さえギリギリ得られれば良いという発想。
② 年長者の高給に異議申し立てをせよと著者は言う。「雇用を守れ」と言うのは年長者。彼らのせいで新規採用がなく若者は就職できない。失業率が高いのは若者。ワークシェアリングして新規採用を継続すべしと若者は言うべき。
③ 使い捨てされる前に会社を辞めよ。起業、新興企業・外資系企業への転職がおすすめ。
④ 若者は選挙に行け。若者の声を政治に反映させよ。
《読後の感想》
若者の新規採用の継続とは、ワークシェアリングである。
これを制度的に保障する方法は、派遣労働の禁止。
企業には社会的責任がある。グローバリゼーションの時代、企業は工夫して国民の厚生・幸福に責任を持つべきである。企業は愛国的に行動すべきである。