日記

日記

親鸞聖人の一如宝海論と釈摩訶衍論の不二摩訶衍における性徳円満海論について

2023年02月19日 | ブログ
親鸞聖人の一如宝海論と釈摩訶衍論の不二摩訶衍における性徳円満海論は、意外にも両者に通底してある本覚思想は同じではないかと見ています。

両者共に「海」が使われてあることもさることながら、大乗起信論の本覚思想の要諦となる波の喩えとも双方共に関連していると考えます。

そして、釈論の性徳円満海は、もともと金剛三昧経の「仏菩提薩般若海」にその原意を伺うことができるのであります。

親鸞聖人が阿弥陀如来の本体について、どう考えていたのか、その真意を図るには、やはり本覚思想からアプローチするのが正解となるのでしょう。

西本願寺さんの新しい領解文(浄土真宗のみ教え)からは、本覚思想がはっきりと見てとれるわけでもありますから、より核心的であると考えるのであります。