くらぶアミーゴblog

エッセイを綴るぞっ!

素晴らしき一日

2004-05-15 18:21:22 | 日記
 今日は本当にいい一日でした。
 午前3時頃に目を覚まして、粋人soroさんが誕生日だったので失敬ながら“お誕生日おめでとうございます”とblog上でコメントさせていただいて、そこからみなさんのblogをぐるぐる~っと読んで自分も書いて、土曜日の日課であるTBS『王様のブランチ』午前版を観てから、日比谷スカラ座1でティム・バートン監督の『ビッグ・フィッシュ』を観ました。予想通り赤目おやじになりましたよ♪ 
 そのあとは有楽町ガード下の『まんぷく食堂』という昭和レトロの店でちょっと気持ちを落ち着かせるためにハイボールを一杯飲んでから、地元の芝浦に帰って来ました。blogを始めてからは余計な寄り道をしなくなりましたね~。で、もうちょっと飲みたいなと思ったので田町北口駅前の串焼き屋に寄りました(取材許可いただいたので後日レポートお届けしますね)。そこでは不思議なことに最近ハマっている懐メロがいっぱい掛かっていて、どんなものかというと
山下達郎・・・高気圧ガール
ロッド・スチュワート・・・セイリング
大滝詠一・・・恋するカレン
久保田早紀・・・異邦人
鏡のなかのマリオネット・・・ボウイ
 なんていうのが流れていました。大将高田さんに訊くと有線のリクエストチャンネルとのこと。その話題でうんと盛り上がったあと大将はタコ刺しをおごってくれました。会計もすっごく安かったです。菜葉木策さんの記事じゃないけど、完全にサービスです。数回しか来てないところなのにびっくり。
 そうしてようやく今、自宅で記事を書いています。今日は本当に素晴らしき土曜日でした。
 


ティム・バートン

2004-05-15 11:21:05 | 映画
 今ブランチ観てて、riricoさんにもらい泣きしてしまった。
 ティム・バートンの映像はいつも「まるっきりスタジオセットだよ」という色彩とディテールですよね~。映画は作り物だということを逆手にとった手法だと思います。
 そしてその映像がいつも話題になりますが、やっぱりストーリーが珠玉なんですよね。『バットマン』『バットマン・リターンズ』もホロっとくる設定が入っていたし、『シザー・ハンズ』なんて観たら僕は大変なことになっちまいます。とにかく設定が上手い上手い! ラストに“雪が降る理由”としてもってくるなんてすごい脚本だなあ~って感心しきりです。
 『ビッグ・フィッシュ』これから日比谷に観に行きま~す。勿論一人で(赤目のおやじになる可能性=無限大)。


妄想の効能

2004-05-15 07:54:02 | 

『Catpaw』“妄想旅行”にトラックバック。
 普段の生活で森や山に行けずにストレスがたまってきたとき、僕は妄想の旅に出ることにしている。これはcatpawさんと同じように、かなり念入りに行うのだ。
 
 金峰山の麓にキャンプに出掛けることにしよう。人数は5人。車は2台出すぞ。自分の供出する道具はデカテントとタープ1張り。倉庫用にワンマンテントも持っていくか。シュラフはスリーシーズンのものにしてと。遊び道具はフリスビーでいいな。ナショナルでワイン安くしてたから買っていこう。
 当日は朝6時に家を出る。一旦桜新町に寄って1人拾い、中央道に乗って談合坂でもう1台と待ち合わせ。
 やがて道は下って、広大な甲府盆地に入る。夏だ。陽炎が見えている。桃畑のあいだをひた走り、須玉インターで降りて国道141号線を一旦南下。大きなスーパーがあるのだ。そこで食料をまとめ買いして、引き返した途中の酒屋で地卵を買おう。あれは本当に美味い卵だ・・・。

 ヘミングウェイの短編『身を横たえて』にも、前線で緊張のあまり不眠症になった兵士が記憶の旅に出るいい話しがある。少年の頃釣った流れを想い出し、下流から丹念に釣っていく。淀み、淵、大岩、それぞれのポイントで竿を振る。時には上手く鱒を釣り上げ、ときには落とす。流れは一本だけではないから何時間も妄想で釣りが出来るのだ。
 開高健氏は、雨で出掛けられないときに部屋で妄想する釣師のことを“アームチェア・フィッシャーマン”というのだと紹介していた。
 やっぱり人間はイマジネーションで生きている動物なのだ・・・おっとこれはぼうっとしている自分に対する言い訳。

 参考文献
 新潮文庫『ヘミングウェイ短編集(二)』アーネスト・ヘミングウェイ/大久保康雄
 TBSブリタニカ『雨の日の釣師のために』D&G・パウナル/開高健


くじけた・・・

2004-05-15 06:08:10 | PC
 データ容量がヤバいです。

 現在のご利用サービスプラン: ホップ
 使用可能なディスク容量: 50 メガバイト
 使用中のディスク容量: 4.09049 メガバイト (8.18%)
 使用可能なデータ転送量: 1 ギガバイト/月
 今月使用したデータ転送量: 0.83282 ギガバイト (83.28%)
 予想される今月のデータ転送量: 1.72116 ギガバイト (172.12%)
 
 利用開始が4/21。画像を載せすぎですよねえ。で、これはもうワヤになると思ってこれからup出来る原稿はどれくらいあるのか計算しようとしました。
 画像なしだったら一回分が、え~。
 あれ1ギガって何メガだっけ?
 文字だけの原稿って何バイトあるんだ?
 ????
 ああ~みなさん呆れてるでしょう。僕も自分がこんなにバカだったのかと。しかも、計算すんの面倒くさい。これぞバカの壁。
 ずいぶん前にヒカルさんが書いてました。総容量より1ギガ/月っていう規制の方が心配だと。和ちゃんはこのあいだ「容量が心配なので画像は割愛します」。みんなオトナだなあ~。そして僕はおっぺけぺ


三人のイタリア人  その3

2004-05-15 04:42:00 | 連載もの 三人のイタリア人

 翌朝レオパルドにストーブとコーヒー豆を渡しました。彼はまたニヤっと笑って「グラ~ッツェ」。早速ファビリッツィオにエスプレッソを作るように命じます。僕はそのとき初めてエスプレッソマシーンの使い方を知りました。

_macchinetta150.jpg_macchinetta2150.jpg
けっこうたくさん入れます

_macchinetta3150.jpg_macchinetta4150.jpg
底部分には水を入れて、組み立ててセット完了

 あっという間に出来るんですね。三人は車座に座って小さな陶器のカップに注ぎ(どっから持ってきたの?)、砂糖をどばあーっ。
「飲むかい?」
「勿論、ありがとう」
 僕は普段コーヒーをストレートで飲んでいるので、砂糖を入れずに口に運ぼうとしました。するとレオパルドが
「おいおいおい、エスプレッソは砂糖を入れないとダメだよ、砂糖入れないなんてそれは変だよ」(憶測ね)
「あ、そう? じゃあ入れてみるか」
 レオパルドが自ら砂糖をすくって入れてくれます。だんだん分かってきたのですが、彼はうんと面倒見がいい男でした。で、どばあーっ。
「わわわわ」
「飲みなよ」
 甘いです。当たり前か。うんっと甘い。でもコーヒーが濃いから美味い。それまでカフェで飲んでいたエスプレッソよりずっと濃くて美味かったです。少量だからすぐに飲み干しました。カップの底には溶けきらなかった砂糖が残っています。
 これはチョコレートを食べるようなものなんだなあ、と思いました。血糖値が一気に上がるから元気が出る。カフェインも覚醒させる。なるほどなあ、砂糖は必須だ。
 その日彼らは初めてリラックスして仕事をやっていました。albero4さんも言ってたけど、彼らはエスプレッソなしでは生きられないようです。でも仕事の手は同じ。昼にまとまった休憩をとる以外はず~っと働きづめ。誰かがエスプレッソを飲みたくなるとファビリッツィオに命じて作らせます。彼は面倒くさいなあって顔はしますが、その分ちょっと休めることも嬉しいようです。何しろストゥッコは一日中腕を上げ下げしているのですから、そりゃあ疲れます。
 その日の夕方、だいぶ打ち解けたと思われる通訳の人に辞書を渡されました。
「あたしちょっと身体が弱いから、来られない日のために渡しておくね」
 はえ?
 翌日、彼女は現れませんでした。

 つづく
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