ICUROK!!

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今日の空は

2023年01月22日 21時27分58秒 | 音楽

少し悲しいね。

心にぽっかり穴が空いたような一週間が過ぎた。
一週間前の今日、アルコールの過剰摂取により重くなった身体を布団から引きずり出し、浮腫んだ目で情報端末の通知を見たところ唖然とした。
本当に大好きで自分の人生に多大な影響を与えてくれた存在が突然居なくなってしまった。その日はいつ以来だろうか、声を上げて泣いた。いつかはその日が来るであろうとも今ではなかろう。神も仏もありゃしない。居たとしてもそいつは大馬鹿者だ。妙な憤りすら覚える。気を紛らわすために寒空の下を歩いてみたが、自然と涙が滲んできてしまう。しばらく音楽を聴けなかった。

今少しずつ音楽を聴き始めた。
それにしても声を上げて泣くほど衝撃を受けたところで中々実感が湧かないものだ。きっとこれは到底受け入れられないという自身の気持ちの表れでもあろう。今頃向こう岸ではあの人に挨拶してるのかなとか、はたまたあの人にはまだ早いぞって叱られてるのかなとか、これからどんなセッションを繰り広げるのかななどと明るい想像をしながら好きな曲を掛ける。やっぱり上手いな、格好良すぎるだろとかつぶやきながら。

これから我々は高橋幸宏が居なくなった世界を生きていく。偉大なアーティストの功績は残り、その“遺伝子”は絶えることなく受け継がれていく。すべて素晴らしすぎる。

幸宏さん、これまでもこれからもずっと大好きです。あなたが居る時代に生を受けて、素敵な音楽、言葉、ファッション、そのすべてに出逢えて本当に良かったです。
たくさんの愛をありがとうございました。安らかにお休みください。

(坂本龍一『12』生命の刻まれた音を聞きながら。)

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