ICUROK!!

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テクノポップ例大祭

2014年08月24日 16時17分19秒 | 音楽

2012年 NO NUKES、2013年 赤坂BLITZ 3D単独公演に続き…なんとまあ、三年連続でKraftwerk御一行が来日!!
いやはや、ベンチャーズ化してもいいから毎年来日してくれなんて冗談で言っていたら本当に今年も来てしまったよ。日頃からデュッセル方面に祈りを捧げておくもんだ。というわけで、去る8月15日ソニックマニア(以下ソニマニ)&8月17日サマーソニック(以下サマソニ)に神様を拝みに行ってきた。こちらに恒例の備忘録を。(例によってKraftwerkメインで……)

■8月15日 ソニックマニア

M-01:The Robots
M-02:Spacelab
M-03:Numbers
M-04:Computer World
M-05:Home Computer
M-06:DENTAKU
M-07:Autobahn
M-08:Radioactivity
M-09:Tour de France 1983
M-10:Tour de France 2003
M-11:Trans Europe Express
M-12:Music Non Stop

■8月17日 サマーソニック

M-01:The Robots
M-02:Spacelab
M-03:The Model
M-04:The Man Machine
M-05:Numbers
M-06:Computer World
M-07:Home Computer
M-08:Computer Love
M-09:DENTAKU
M-10:Autobahn
M-11:Radioactivity
M-12:Trans Europe Express
M-13:Tour de France 1983
M-14:Tour de France 2003
M-15:Music Non Stop

ソニマニは22:00から開演ということでゆっくり家を出ようと思ったら「3Dグラス配布は無くなり次第終了」の旨告知があり、単独公演での物販列阿鼻叫喚のトラウマ再び。早く行ったほうがいいかなと思いつつダラダラしていたら開場時間から約1時間遅れでの到着。幕張よ、遠すぎるんじゃー!!(自身の遅刻職人っぷりを棚上げ)
会場に入るや3Dグラス受取場所まで一目散。これまた遠い……。ようやっと受け取ったがなんのことは無い、大量に持ってきてくれていた!いよっクリングクラング社長、太っ腹!!

ちなみにこんな感じで一箱100枚入り。

余談だが、サマソニのとき会場のお姉さんに「どのくらい持ってきてるんですか」って訊いてみたら、笑顔で「うーんと、かなりありますよ~」ってw
確かにでっかいダンボールに詰め込まれているの見て「まあ、かなりだなあ……」と納得した次第。結局サマソニに至っては取り放題状態だった。

さて、話を戻して、ソニマニは会場に入って前から2ブロックほどファルク寄りに陣取る。

一方、サマソニでは世界のナントカが終わってから若人らがバーッと会場を出て行ったので、前から2列目&ラルフ寄りという良好なポジションに陣取れた。
で、なんと貴重なライブセットの準備を目の前で拝めるという。

準備中、3D映像調整でThe man machineのネタバレや、サウンドチェックでComputer Loveのイントロ、Music non Stopのヘニングベースらしき低音が流れるとニヤニヤワクワクが止まらないっ。

お客さんはイベントの特性上からか若い人が多かった印象(あ、あたいも若いケドね!)。とはいえ、当然オフィシャルTシャツや自前の赤シャツ黒タイ、例のワイヤーフレームぽいシャツを着用してらっしゃるなど気合の入った方々も沢山いた。

開演が近づくと例の電子音&照明が落ちてくる。そわそわ。
そして「Meine Damen und Herren~」で一気にヒートアップ!

お馴染みのSEが聴こえ大盛り上がり!垂れ幕が落とされて御神体の登場&The Robotsへ!
今回のライブは単独公演と違い、メインの3Dビジュアルのほか、左右にアーティストのライブ映像を流すLEDサブスクリーンが取り付けられていた。ここに映る映像が「WE ARE THE ROBOTS」の文字や線画ロボットのダンスなどメイン映像と完璧にリンクしていて凄くカッコイイ。フェスVerのKRAFTWERKはいつもと一味違うのだね。サマソニではほぼ最前列でメンバーの動きが良く見え、一瞬ラルフがロボットダンスをしておどけてみせるなどニヤニヤが止まらない。

Spacelabでは3D効果の高い宇宙船の映像がやはり見もの。日本列島が映し出されると大きな歓声。加えて、昨年の単独公演では無かったUFO登場バージョンが見れたのは嬉しい。この曲は2番に入ってからのビョ~ビョビョ~♪みたいなズ太いベースが大変ツボでして、会場でタイミングに合わせてアホみたいに腰を落としながら踊っていたのはあたいです。UFOは無事幕張に着陸。

サマソニではSpacelabのあとにThe ModelとThe Man Machineを追加!
The Modelお馴染みのラルフおじさまの掛け声「Eins, Zwei, Drei, Vier」で「おぉ~」と歓声が上がる。The Modelはキーボードを弾くヘニングのドヤ顔にも注目なのだ。(何もしてなくてもドヤ顔に見える説あり)
The Man Machineは、3D映像テストのみかと思ったらネタバレ通りやっていただき嬉しかった。ライブで聴くとリズムセクションが力強くて大好き。必死にヴォコるラルフさまも素敵。

お次はソニマニ&サマソニ共通、Numbers~Computer World。昨年の単独公演はComputerWorld回を初めて見て3Dの数字がビショビショ降りかかってくるのをパンツがビショビショになるくらい興奮したもんだ。今回もあの感動と興奮が蘇る。しかしまあ、Numbersは単独公演と違って濃い目のファンが少ないのか「イチ!ニィ!サン!シィ!」の合唱が少なくてちょっと残念。
あと個人的にここ数年のComputerWorldはもう少しアグレッシブなアレンジでもいいのよと思っていたりする。フリッツ電子ドラム叩け!(暴言)

Home Computerは昨年と比べて中盤のテーマとリズムセクションの掛け合い部分あたりアレンジを変えてきていた。ラルフのキーボードがオリジナルのIt's More Fun to Computeに近い間延びさせたような弾き方に。様式美を貫きつつ、毎度少しずつアップデートされていくのだね。

サマソニではこの次に待ってました皆大好きComputer Love!準備中のイントロクイズ通りちゃんとやってくれたよー!これまた昨年とアレンジが違う。昨年はすぐにぶっといベースが入っていたんだけど、今回は前奏の後にベースが入るという。ベースの音色も大変好みでありやして、終盤でヘニングのベース出ずっぱりの部分はやはりニヤつくねえ。

さあ、お次はご当地ソングDENTAKUだ!合唱だ!と思ったら、合唱してる人少ないなあ……。「もう、男子ちゃんと歌いなさいよ~」と合唱コンクール練習中の三つ編みツインテ学級委員長の気持ちに。まあ、フェスだからしゃーなしか。今回は黄色バックの「クラフトワーク 電卓 クリング クラング プロダクション」映像は使ってくれなかった。ちなみにサマソニでは最後に「ボクハ オンガクカ デンタク カタテニ」を1回追加のサーヴィス有り。 

Autobahnはまったりと中休み。サマソニでは初っ端からシンセベースの入りを間違えたヘニングにフリッツがツッコミを入れる(ように見えたんだっ!)掛け合い漫才に思わず爆笑。テクノのライブはこういうトラブルも貴重で、ファンにとってはご褒美なのですよ。

さて、Autobahnは画面が暗転して「fah'rn auf der Autobahn~」が始まる前に終了。最初フェス用のショートVerと気づかなくて、急にラルフにスポットライトが当たってゴニョゴニョ喋りだしたからマシントラブルかと思った。
ところが、神の声に耳を傾けたら「この曲は友人の坂本龍一さんに翻訳してもらいました(英語)」「ハヤイ カイフク ヲ オイノリシテイマス」と中咽頭癌で療養中の教授へのメッセージが……!!

そして始まるRadioactivity!あかんKraftwerkが泣かせに来た!「日本でも放射能~」の日本語歌詞から後半The MIXの英語Verに切り替わる辺りで何か目の前に変な汁が広がって良く見えねー!
ちなみにソニマニ&サマソニ両日ともラルフのAutobahn~MC~Radioactivityという流れだった。ありがとうラルフ。

こうして振り返ってみるとTour de France1983&2003とTEEはソニマニとサマソニで順序が入れ替わっていたのだな。
Tour de France1983はやはりテーマが美しい&会場に響くスラップベースぽい音色は癖になる。ただ、チェーンの音の立体感なんかはやはり単独公演のサラウンドに及ばんよなあ。2003はオリジナルとは違うオクターブなベースとEtap2のお歌にEtap3のシンセソロぶち込みが好物。
TEEはMetal on Metalに入ってからの轟音の掛け合いが大迫力で見事なんだけど、これもやはり幕張は音が限界か……。

さあ、最後はMusic Non Stop。フェスとあってBoing Boom Tschak~Techno Pop~Music Non Stopの組曲とはいかなかった。Techno Pop大好きなのでちと残念。
お馴染みのメンバー各々ソロで退場するわけだけど、相変わらずラルフはフリッツやヘニングをお父さんのような目で見守りつつ体を前後にノリノリw
フリッツ&ヘニングは特にサマソニではエグいエフェクトを掛けていた印象。ラルフのソロはソニマニのときキーボードの音が出ないトラブルがあったのでヒヤヒヤした。

というわけで、今年も「ラルフありがとー!」と叫んで終了。思い切って両日とも参加してよかった。
全体的には、同じ幕張開催だったNo Nukesの時に比べれば音は良かったと思う。まあ、個人的にはサマソニでトリを飾ったわけだから、アンコールでPlanet of Visionsとかやって欲しかったけど…贅沢言っちゃあいかんか。あと、フェスだから仕方ないけど、先述のAutobahnやMusic Non Stopなどフルバージョンで聴きたかったな……。なので、引き続き良い子にしてデュッセル方面に向けて単独公演をお祈りしようと思いまする。

リーダー兼クリングクラング社長のラルフ・ヒュッターさんは先日誕生日を向かえ、御年68歳。チャリに乗って足腰矍鑠、元気にEins, Zwei, Drei~♪ずっといつまでも長生きしてください。来年もファン一同お待ちしております。


スネークフィンガー

2014年08月06日 00時38分09秒 | 戯言

ランニングという名の人体実験を始めて1年が経過した。

ランニング実験の前まで、長年わたくしは自らの身体に数々の人体実験を行ってきた。毎朝日替わりの如く各種牛丼チェーンや(家畜の)朝(食)マックに通ったらどうなるか。毎昼ガテン系向けの油ギッシュ弁当や店屋物ばかり摂取したらどうなるか。夜な夜なべらぼうな飲酒後にバーガーやらラーメンやら脂の集合体を投入したらどうなるか。いずれの実験においてもベースには確固たる信念があった。

「死んでも運動しない」

死んだら運動できないじゃんという、初級テキストに則った突っ込みはさておき、強い信念に支えられた実験の成果は予想を遥かに上回るものだった。
腹が出るまでは想像に容易い。なにしろバテる。元々悪かった寝起きが更に悪くなる。社畜の首輪が通らない。おにんにんがおっきしない(正確にはしづらい)。おっきしないといえば乳がでかくなるという女体化現象も進行した。ひんぬー女史にはまっこと羨ましく聞こえるかも知れない。この乳をどうにかして分けてやりたいと、いかほど思ったことか。そして巨乳の苦労を知ることになる。階段を駆け下りるたびに乳の根元が千切れそうに痛いのである。ヌーブラ着用寸前まで追い詰められ、わたくしはもう二度と生半可な気持ちで巨乳をもて囃すまいと心に誓ったのである。

前置きがオッパイ談義へと脱線してしまった。

さて、思いもよらぬ数々の実験成果を得てから、もういい加減「死んでも運動しない」という確固たる信念を曲げ、新たな実験を開始したのが今から1年ほど前である。そう、ここでようやっとランニングの話になる。

これまでの人体実験から得られた恐ろしい成果から、わたくしが真っ先に思ったこと。こんなもの回りくどく書き立てても仕方ない。ストレートに表現しよう。

「やせたひ……」

では、やせるにはどうしたら良いのか。極端な断食は身体に負荷が掛かる。一時的に食事量を減らしての減量は簡単だが、結局はすぐに元に戻ってしまうことは良く知っている。
ならば、もう悪あがきせず、やはり死んでもしないと誓った運動と食事療法の併用という初級テキスト通りの実験を行うしかないのではないか。
そこで、食事療法はまあいい。個人的に食事面で摂生に努めることは、それほど苦痛ではない。肝心の運動は何をすればよいのだろう。かつて「死んでも運動しない」と誓った、死ぬほど運動嫌いのわたくしが運動を!?狂気の沙汰だ……。


まず運動嫌いが運動を始めるにあたり、ウォーキングは真っ先に候補に挙がる。しかし、わたくしは中々気が短いので1時間も2時間もペタペタ歩いているわけにはいかない。ルーチンワークを終えた後に運動するとして、その時間に本来当てたいのは趣味や日々貯蓄される録画の消化などである。これらの時間が激減してしまってはストレス増大となり更に身体によろしくない。ウォーキングはボツだ。
次の候補は水泳。カロリー消費量が多いことは知っている。しかしこれも時間と準備に大層手間が掛かる。そんなことよりもっと根本的に重要なのが、わたくしは生粋のカナヅチなのである。しかも周辺に適切な入水場が無いじゃあないか。たとえあったとて、ミットモナイ我侭ボデーを晒せっか?はい、論外。
チャリはどうだろうか。わたくしの性格からして莫大な初期投資をして無駄に凝った挙句、ひょんなきっかけで飽きっぽい性格が作用し、絶対に機器のメンテナンス諸々怠る。あとはマンションの片隅で雨ざらしの耐久試験の検体になるに決まっているのだ。却下。

もはやこの際カロリー消費の効率がどうこうとかはどうでも良い。何の根拠も無いが「何もしないより、何かしたほうがマシだ」。これでいこう。
思いつく条件は、①手っ取り早くて、②金額投資が少なくて、③運動嫌いでも手が出せるレベル、④尚且つ飽きにくい運動…まあ、欲張り……。
ようやくここで辿り着いたのが、学徒時代の苦痛を思い出す、あの大嫌いなランニングであった。先述の条件と照らし合わせた選定理由は次の通り。

①よくよく考えたら、とにかく自分が勝手に走ればいいのだから手っ取り早い。ウォーキングのように時間を掛けなくても、そこそこの充実感と共に切り上げられる。
②チャリやジム通いなどに比べれば投資は安い。
③この際、運動嫌いなら運動嫌いらしく無理の無いコースとペース配分で走ればいい。レースに出るわけでも無し、学徒時代とは違うのだから己の好きにやればいいのだ。しんどければ歩いてしまえ。
④(これは②に関連してやや矛盾するのだが)すぐに止めてしまわないよう装束一式そこそこ金を掛けた。元を取るまで続けなさいと、若干のプレッシャーを与えるのである。それから、もうひとつの試みとしてスマートフォンのGPS機能を使いデータを採ることを楽しみとした。


そして大嫌いな運動だからこそ続けられるルールを制定。時間は脂肪燃焼を考慮して30分程度(因みに20分から燃える説は嘘らしい)。距離は3キロ+α程度。歩幅は狭く速度は7~8km/h程度をキープ。頻度は1日~2日おき。モットーは「頑張らない」。

肝心なルートも決める。なるべく同じルートで一定のペースを掴む。ルートを外れて冒険するのは元気なとき限定(滅多に無いが)。
因みにわたくしの住む界隈は最大約30m弱の高低差(GPS計測値)が生まれるほどに坂道が多い。毎度ラストスパートに“心臓破り”を駆け登るが、これがなかなか良い塩梅に身体に負荷を与えてくれる。

さてはて、そんなこんなで、ルールに従いつつ1年以上も実験が続いてしまったわけだ。我ながら奇跡的。よくやれていると思う。って、散々1年経過とか言っておいてね、実際は若干ブランクがあったりする。寒かったり花粉飛来シーズンが到来したりとか、しょーがねえだろっ!

さあさあ、いよいよここからが肝心。実験の成果を挙げていこう。

・何しろ走った後の充実感プライスレスッッ!
・心肺機能が向上!カラオケがいつもより2~3曲多く歌えちゃう!
・階段の辛さが緩和!いつもより1回多く登れるわっ!“心臓破り”にシバかれ続けたお陰ね。
・夏バテしにくい!引きこもり体質の汗腺が正常に働き始めた証拠か。
・ハイキック&股割り復活!ストレッチのお陰か、さすがに高校時代には劣るものの初歩のヴァンダミングアクションごっこができるレベルに!
・寝起きの良さ当社比約3%UP!誤差の範囲とか言うなっ!朝が弱いあたし、ほんのチョイですが大きな進歩です。
・プリケツの引き締まり度が当社比約15%UP!これで兄貴に力尽くホールドされても貞操を守れます!
・おにんにんの硬さ当社比約5%UP!クララが立った!でも使い道無し!
・乳の外観が当社比約10%減!但し、未だに揉み応え充分!気のせい説あり!

(※これらは個人の感想で、効果を証明するものではありません。)

もう少し具体的な効果が見える数字が無いのかと思ったことだろう。天下のタニタさんの測定器によれば減量は-2~3kgの範囲をウロウロと。体脂肪率もようやっと20%切り。効果が有ったと思いたい!

というわけで、とりあえず今後も実験は継続して行われる。劇的な進歩が見られれば第2回の報告があるかもしれない。

(ノルマ達成まであと2回)