虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

東京高裁 原田敏章裁判長

2009-10-16 | 新聞・テレビから
今朝の朝日。「不採用元教諭逆転敗訴」

卒業式で君が代斉唱時に起立しなかったことを理由に定年後の再雇用を拒否された都立高校の元教諭が、都に不採用処分の取り消しを求めた訴訟。一審は、都教育委員会の非を認めて約200万円の賠償を命じたが、東京高裁では、請求を退け、元教諭は敗訴となる。

新聞記事に出ている裁判長の言葉。

「厳粛な雰囲気の中で行われるべき卒業式で起立しなかったことは重い非違行為だ」

「個々の教諭が信念のみに従っていては学校教育が成り立たない。都立高の教諭という職業を選択した以上、信念を後退させることを余儀なくされることは、当然に甘受すべきだ」

すごいことを言っている。学校の教師は思想、信念を捨てて職業に奉仕せよ、といっている。もし、ほんとうにこの裁判長がこうした信念を持っているのだとしたら、それなりに聞いてみてもいいけど、きっと、なんの信念もなくいっているのだろう。巷ではえらく時代錯誤の考え方だが、高等裁判所の裁判長クラスの人たち、東京都のえらいさんたちの間ではこれをよしとしているのだろう。

政権交代で、東京都の議会も変わったはず。まず、東京都の教育も変えてもらわないといけない。この裁判長はおそらく信念がないから、トップの考え方が変われば、この人も自分の考えを後退させることを余儀なくされても、きっと甘受するはずだ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。