ピンキーを連れて、飛騨高山から能登へと旅に出ましたよ。

　遅い夏休みということで、寮ちゃん＠世帯主といっしょに飛騨高山から能登方面へ旅行しました。
　宿の予約だけとって、あとは適当に車を走らせて適当なところで観光して……これがいつものわしらの旅スタイル。旅先では何が起こるかわからないので、タイトにスケジュールを決めるとかえってぐだぐだになったりするからです。ていうか、スケジュール立てるの面倒臭いし(笑)。
　旅の道連れというては何ですが、もえとよしこ、ピンキー２体も同行です。タイトースーラバピンキーのパーツをメインに組んでみました。スーラバのお洋服パーツはオシャレさんで、コーディネイトしやすいから割と好きなのです。

■飛騨高山篇
　こうして、大阪から名神、東海北陸道を経由し、高山駅前へ到着。めちゃくちゃ天気ええ。天気よすぎて暑いのなんの。



　駅前の団子屋さんで、みたらし団子を食べてから、さんまちをメインに「古い町並」へ行ってみました。
　造り酒屋さんが多いです。杉の葉を玉にした「酒ばやし」っていう大きな玉が大抵ぶら下がってます。



　観光地なので、土産物屋さんももちろん多い。適当に冷やかしつつ、店頭に並べてある椅子に腰掛けて休憩して、また歩くっていうペースで。
　よしこも暑そうなので、日陰で休憩。



　「古い町並」の脇道へそれると、粋なろうそく屋さんがあったり、豆屋さんがあったり、小さな居酒屋さんがあったりと、いい感じです。



　食べ物といえば、飛騨牛。



　飛騨牛を食べに来ただけ、と云っても過言ではないくらい、肉食いました(笑)。高山でステーキならこの店と聞き及んだワンポンドさんで食べたヘレステーキは(゜Д゜)でらウマー。
　あと、さんまちのじゅげむさんの店先で食べた飛騨牛の串焼きがすげえ。とくにロースが(゜Д゜)でらウマー。口の中で溶けました。観光客向けのイロモノ串だと思ってナメてたわしが悪かったスマヌ。そして、どこかの店先で売ってた飛騨牛のにぎりも(゜Д゜)でらウマー。ゴミが出ないようにお皿が塩煎餅なのがステキ。

　夜には居酒屋さんで、肴を摘みながら地酒を呑むですよ。グラス左から「蓬莱」「久寿玉」「山車」……わしは久寿玉が一番旨いなと思いました。端麗辛口っていうか、度数は高めだけどするっと呑めるっていうか。
　肴は、飛騨牛の刺身とか頬肉とか、白えびの唐揚げとかタコの刺身とかおぼろ豆腐とかいろいろ。〆に食べた飛騨牛乳のシャーベットも旨かった。



　そして宿に帰って一服。




■富山氷見への道篇
　翌くる朝、宿の朝ご飯をたらふく食べ、早速出発。
　予定では、国道306号を走って白川郷に立ち寄ったあと、東海北陸自動車道で富山まで抜けるはずだったんだけど、306号が河合から白川まで通行止め！　ごっつショック！　白川郷の合掌造りの家をバックにピンキーを撮ろうと思ってたのに……まあ、通行できないのはしょーがないので、予定変更して41号でとろとろと富山まで行こうということに。
　途中、目の覚めるような緑にあふれた峡谷を通ってのドライビング。めちゃくちゃ気持ちがいいし、絶景です。神岡鉄道神岡線が峡谷の合間をぬって走っていて、「ようこんなところに陸橋なんか通すなあ、すげえなおい」という絶景ポイントに、立派なカメラ機材とともに鉄っちゃんたちが陣取って、電車が通過するのを今か今かと待ちかまえてました。ご苦労！
　で、富山に入ってすぐ、わしらが走ってる車線が渋滞になりまして、途中何ヶ所も工事で片側規制してたもんだから、今回もそれかと悠長に待ってたら、いつまで経っても動かない。工事渋滞にしてはおかしいよなあと思いつつ、10分すぎ20分すぎ……マジでおかしいってこれ。事故かもと焦り出したとき、パトカーが１台、スピーカーをがんがん鳴らしながらやってきました。
「トラックが電柱に激突して、倒れた電柱が道路をふさいでいるため、一時通行止めとなっております～。ただいま復旧作業をおこなっておりますので、お急ぎのところまことに申しわけございませんが、もうしばらくお待ちください～」

なんだそら('A`)。

　トラックが電柱にぶつかって、倒れた電柱が道ふさいでる？！　嫌がらせか！
　結局２時間くらい立ち往生してようやく復旧。こんなことなら、飛騨古川に寄ってから富山に入れば良かったよ。そんでもって、旅館のご飯たらふく食ってて良かった。昼飯ぬきだったからね。朴葉味噌パワーよありがとう。
　そんなこんなで、氷見に到着。



　宿の前が思いきり海ですよ海。天気も良くて最高！



　宿に着いたら一服して温泉に入って、ご飯です。もう風呂入って飯食って寝るだけ(笑)。





　海の幸をたらふくいただきました。小さな旅館だったけど、料理は旨かったし、温泉も良かったし（海の近くなので、塩分たっぷりのとろとろの湯）満足満足。


■能登半島周遊篇
　生憎と、朝から雨模様。オーシャンビューの部屋で日の出を拝もうと企んでたけどダメでした。ていうか、起床したときには日が昇ってました(笑)。
　氷見の宿を出て、七尾方面へ。高級旅館が建ち並ぶ和倉温泉街に寄り道して、辻口博啓美術館（ル ミュゼ ドゥ アッシュ）のカフェでお茶してみました。わしはよく知らんのだが、自由が丘の「モンサンクレール」とかいう店のオーナーパティシエ、辻口博啓さんのミュージアムらしい。とにかくオシャレ。



　わしはカプチーノと、ミュゼっていうケーキを注文してみた。このケーキは輪島産の胚芽玄米を使っているとか。

　……(゜Д゜)でらウマー。

　コーティングしてあるチョコがすげえなめらかでやわらかいの。かっちりスポンジを外から固めてあるわけじゃなくて絶妙にゆるい。ゆるいけど、溶けてるゆるさじゃない。すげえテクだ。ステキすぎ。たまにはこんなオシャレな店でお茶するのもいいなあ。たまにだけど。

　こうしてケーキをウマーと食らってからは、ひたすら国道160号を走って能登を満喫しました。
　車窓から見える風景は基本的にこんな感じ。長閑です。



　能登半島一周はきついので、160号をちょっとショートカットして輪島へ。
　道の駅に、在りし日ののと鉄道輪島駅が再現されているとガイドブックに書いてあったので、一応行ってみた。



　世帯主がおもいっきり入ってますけど、気にしないでください。輪島の向こうはシベリアなんですね(笑)。
　そして、移設した線路とのと鉄の車両のパネルが。



　やっぱりやっとかなあかんやろ、ということで。
　ぎゃー！轢かれるぅ！！　とお約束なわし。



　輪島を出て、まだまだひたすら160号を走っておりますと、だんだん天気が良くなってきました。快晴です。まぶしいぜ日本海！



　晴れてきたことだし、海の絶景を見にいこうということで、関の鼻へ。



　この一帯はカルスト地形で、海水や雨水に浸食されつづけた結果、海に突き出した奇っ怪な岩場ができあがったんだそうな。
　関の鼻からヤセの断崖を眺めてみる。圧巻。晴れてくれて良かったお。





　てな感じで、快晴の下で絶景の日本海を見ることができ、良かったねと云いながら、金沢まで一気に走りましたよ。
　金沢では、片町のタイトーステーションでキャッチャーやったり（金沢くんだりまで来てゲーセン入るなよ）、近江町市場で海鮮丼食べたりしました。



　車中ではずっとアニソンやら特撮ソンやらを聴いてましたが、宮内弘さんの歌声＠ライダーV3がかかるとボリュームを上げるのはやめてください、世帯主さま。死ぬかと思うじゃないですかていうかこんなん聴きながら死にたない。

　てなわけで、飛騨高山～能登の旅でした。お粗末。



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