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spモードメールアプリがアップデート。大幅に機能追加。

2011年04月27日 23時51分05秒 | スマートフォン向けサービス
 spモードメールアプリが、2011/4/27にバージョン4400にアップデートした。Optimus Pad(L-06C)への対応をメインとしたアップデートだが、これまでユーザーによって指摘されて続けてきた不満点の多くが改良されている。
 前バージョン4300(左)と本バージョン4400(右)の画面比較を通じて、改善点のいくつかを確認してみる。

 添付ファイルの選択アプリが、コンテンツマネージャーからギャラリーに変更。
spモードメールアプリ4300の添付ファイル選択 


 受信フォルダ内のメールの未読と既読を切り替える機能が追加。
spモードメールアプリ4400では未読と既読の切替が可能


 フォルダごとにメールを一括でバックアップするエクスポート機能が追加。


 メールの宛先選択時にグループ分けに対応。
spモードメールアプリ4300では宛先をグループから選択することはできない spモードメールアプリ4400はグループ検索からの宛先追加に対応


 さらに、グループを振り分け条件にすることがようやく可能になっている。
spモードメールアプリ4300のメール振り分け条件にはグループの概念はない


そして、これまで横画面ではメールの本文を入力することが実質的に不可能であったが、ようやく改善。
spモードメールアプリ4300では横画面での本文入力は不可能


 こうした多くの改善点や機能追加がある一方で、メールに添付された写真が自動的に表示されない仕様は改善されていないし、今回のバージョンアップでメールの切り替えに「もっさりした」アニメーション表示機能が追加されて、さっそくマーケットのレビューで不評を買っているなど、相変わらずの側面も見られる。

 とはいうものの、多くの問題点を改善した本バージョンについては、その改善ぶりを素直に評価したい。バージョン4000や4200で発生していたWi-Fi接続時のマイアドレス消失事象もすでに解消しており、少なくとも私の環境では致命的な不満はない。2010/9/1のspモードのメールサービス開始から7か月あまり。もし、このバージョンのアプリが初代バージョンのアプリとして公開されていれば、spモードメールアプリを巡る現在の状況は大きく変わっていただろう。。
 まだまだ、満足できる品質というところまでは至っていないので今後もスピード感を持った不断の改善を望んでいくが、評価すべき点はしっかりと評価すべきだ。是々非々で臨むこうしたユーザーの姿勢がアプリやサービスを育てていくと信じている。

【参考】
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radiko.jpでspモード位置情報サービスを使う

2011年04月25日 23時08分20秒 | スマートフォン向けサービス
 ラジオ放送をIP再送信するサイマルサービス「radiko.jp」のサービスエリアが広がっている。2010/12/1から本格配信サービスが開始され、2011/3/25からは中京エリアでもサービスが開始されている。
 2010/7/21に公開されたAndroid用のアプリも、このほど「radiko.jp for Android v2 (NEW)」というなにやら長い名前になってバージョンアップし、同時に聴取エリア判定のしくみに2011/3/31から開始されたspモードの基地局データを活用した位置情報サービスも使えるようになったようだ。

 基地局データを活用した位置情報提供機能は、フィーチャーフォンではiエリアなどで使われているおなじみの機能であるが、基地局情報を使うことから当然ながらspモード利用時しか使えない。
 初期設定では、位置情報を「利用しない」ことになっているので、spモードの設定サイトから設定を行う必要がある。

spモード設定サイトに「位置情報設定」の画面がある 位置情報サービスを「利用する」に設定


 radikoは、東日本大震災にともなう緊急対応としてエリア制限を解除していた一時期を除いて、放送エリアに準じた放送局のラジオ音声のみを配信することになっていて、例えば関東地区の放送局を関西で聴取することなどはできない。この程度の大まかな制限に使うためのエリア判定であれば、GPSによる精度の高い位置情報でなくても、より短時間で処理できる基地局データを活用した位置情報でたしかに十分だ。
 設定済みの状態で「radiko.jp for Android v2 (NEW)」を起動すると、起動プロセスの中で「ドコモ基地局位置情報を取得します」と表示され、spモードの位置情報サービスを利用しているらしいことが確認できる。

「radiko.jp for Android v2 (NEW)」起動中に「ドコモ基地局位置情報を取得します」の表示 「radiko.jp for Android v2 (NEW)」の地域判定オプション設定画面


 中京地区における放送局選択画面には、2011/4/25時点で6つの放送局名が並ぶ。(三重県では、これらに加えてレディオキューブFM三重も配信される)

中京エリアのradiko.jp放送局選択画面


 放送局を選択すると、SH-03Cのスピーカーから雑音のないクリアな放送が流れ、音楽やCMも含めて完全な形のラジオ放送の音声を楽しむことが出来る。
 ただし、「時報や緊急地震速報は正確ではありません」という起動時の注意書きが示すとおり、放送局切り替え時には「バッファ中...」と表示されるなど、実際の放送からの遅延が生ずる。実際に、3G接続の環境でバッファ時間を30秒に設定した上で、電波によるラジオ放送との遅れの度合いを確かめてみたところ、radiko.jpのアプリからは1分ほど遅れて音声が再生された。通信環境やバッファ時間の設定によって異なるだろうが、時計あわせが出来ないことだけは確かなようだ。

放送局切り替え時に「バッファ中」の表示 バッファ時間の変更画面


 アプリの画面では放送された曲目のリストや番組表、番組からのお知らせなど、ネットワークに常時接続されたスマートフォンならではの放送関連コンテンツが提供されている。
 ラジオというとその歴史から先進的ではないイメージで語られることも多いが、自由に構成できる画面をもつradiko.jpはスマートフォンと相性はすこぶる良いように感じる。

CBCラジオの番組表を表示 FM
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一刻の猶予もないスマートフォンの緊急地震速報対応

2011年04月11日 23時55分32秒 | スマートフォン向けサービス
 今日(2011/4/11)で、東日本大震災から1か月になる。被災された皆さんには改めて心からお見舞いを申しあげるとともに、一日も早い復興をお祈り申しあげます。

 2011/3/16のエントリー「スマートフォンで地震に関する情報を入手するために」でも触れたとおり、スマートフォンの緊急地震速報対応状況は、現時点においてauの一部機種が対応しているのみだ。一方、ドコモは2011/3/30の発表の中で、2011年冬モデルのスマートフォンから対応することを明らかにしたと報道されているし、ソフトバンクモバイルも関係者がTwitterなどで今後は積極的に機能を搭載することを発言してるようだ。

 今までの地震の様に1か月ほどで余震が活発な時期が終息するのであれば、このスピード感でも良かったのかもしれないが、東日本大震災から1か月目の今日も、福島県と茨城県で余震とみられる震度6弱の地震が起こったほか、これに引き続いて震度5弱の地震が立て続けに起こるなど依然として緊迫した状況が続いている。
 加えて、同一機種を2年間利用することを前提とした各種料金体系が採用されていることも忘れてはならない。機種変更ができないわけではないので「縛り」という表現は正確ではないだろうが、割引施策を利用して購入した端末を2年未満で機種変更すると違約金的な「解除料」を請求されることになっている。これでは、2011年冬モデルから緊急地震速報に対応しても、対応機種に機種変更しやすい環境が整っているとは言えないだろう。(対応機種への機種変更には解除料を請求しないというのなら話は別だが…)

 すでに、多くのAndroidユーザーがインストールしていると思われるので、詳細は省くが「なまず速報β」というアプリがある。実験的な機能とはされているが、何と言ってもメインは緊急地震速報のプッシュ配信だ。

なまず速報でプッシュ配信された「緊急地震速報」 実験的な機能ながらプッシュ配信機能を搭載


 開発者の方の献身的な取り組みで、見た目上はフィーチャーフォンのエリアメールと遜色ない動作が得られているが、実のところ、通信が輻輳していても届くエリアメールとは異なり、「なまず速報β」のプッシュ配信には遅延や配信失敗の可能性を孕んでいる。
 3GからWi-Fiに通信回線を切り替えると、通知バーに「接続しました」との表示が出るとおり、プッシュサーバーに数万台の端末が接続されて、緊急地震速報の配信を常に待機しているのが、なまず速報βの仕組みだ。

通知バーに「接続しました」 なまず速報βは常駐するアプリ


 緊急地震速報によって得られる数秒の身構える時間が、減災に貢献することはいまさら言うまでもない。
 デファクトスタンダードである「なまず速報β」をベースに、開発者様とドコモをはじめとする携帯電話事業者が協業して、なんとか既存のスマートフォンに擬似的な緊急地震速報通知機能を搭載することはできないものだろうか。次なる大きな地震は、1秒後に来てもおかしくはないのだ。
 国難の時代に、日本国民が力を合わせて前に進める取り組みの一つとして、こうした垣根を越えた対応を期待したい。


【2011/4/17追記】
 「なまず速報β」が実験的機能として実現している緊急地震速報のプッシュ通知の仕組みについて、説明が不十分なところがあったので追記する。
 本来の緊急地震速報であるエリアメール等はブロードキャスト型の配信でネットワーク負荷を全く増加させない。一方、「なまず速報β」やiPhoneアプリの「ゆれくるコール」などアプリ型配信サービスでは、通知時にその端末数に比例して膨大な通信量を発生させる。配信の遅延や失敗のみならず、メールやWebアクセスを含めた全体のネットワーク負荷を急増させてしまうのである。現在のユーザー数と開発者様のご努力によって用意されている配信サーバー数であれば、本来の緊急地震速報と遜色ないレベルでプッシュ配信が実現されているが、いつまでもこのサービスレベルが維持される保証はないことを肝に銘じなければならない。こうしたアプリ型の配信サービスを「必要悪」とするのは言葉に過ぎる表現かもしれないが、夏モデルでも緊急地震速報に対応しないスマートフォンが何機種も発売され、多くのユーザーがフィーチャーフォンからスマートフォンに切り替えることは想像に難くない。
 携帯電話の緊急地震速報に関する技術解説は、以下のブログが詳しいので紹介させていただく。

 上記のブログによれば既存の端末をブロードキャスト型の緊急地震速報に対応させるのは、採用されているチップ等ハードウェアの制約により不可能らしい。(【2011/4/24】追記:現行のスマートフォンにも対応しているチップが搭載されているのではないか、との指摘もある。)
 であるとすれば、緊急地震速報に非対応のスマートフォンが利用され続けるここ数年の間の暫定的対策であっても、現在のアプリ型の擬似的配信をできる限り効率よく、またトラブルなく運用できるよう、開発者様と通信事業者の協業で解決して欲しいと願うのが本エントリーの趣旨だ。
 東日本大震災の震源域の外でも強い地震が頻発しており、素人目にも日本列島全域の地震活動は当面活発な状態が続くと思われる。エントリー中では半ば冗談で書いたつもりだったが、減災の効果に着目して「緊急地震速報に対応したスマートフォンへの機種変更には購入サポートの解除料等を請求しない」という特別施策も現実的に検討できないものだろうか。

【参考】
コメント (8)
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