iモードケータイの頃からの定番機能で、公共交通機関等で隣から画面に表示された情報を覗き見られている(気がする)際に設定する使い方が定番だろうか。
設定はディスプレイ関連のメニューの中にあるので見つけやすいだろう。機能のON/OFFだけなら通知パネルからも可能だが、設定メニューでは強度を「弱」「中」「強」の3段階から選択できる。
また、ビューブラインド設定中であっても通知エリア等に設定中の表示はない。通知パネルかメニューで確認できるが、そもそもディスプレイを見ればON/OFFは判別できるということだろう。
ビューブラインドの効果は、画面や周囲の明るさ、それに端末の持ち方等により異なるが、一例として「画面の明るさ:最大」「ビューブラインド強度:強」の設定で斜めから見え方を比較してみた。
たしかに見えづらくはなっていて、覗き見防止に一定の効果はありそうだ。
次に、操作者の目線を想定して同じ設定で正面からの見え方を確認してみる。
実のところ、かなり見にくい。白地に黒色のテキストのコンテンツであればそれほどでもないが、テキストの色が薄い場合は視認性の面で厳しくなるコンテンツもあるだろう。
以前に使用していたLYNX 3D(SH-03C)の同等機能「ベールビュー」では正面からの見栄えを調整できたが、ELUGA Xのビューブラインドにはそうした細かな設定はない。
ビューブラインド設定は「周囲から見えにくくする」という目的よりは、「見てほしくないから、覗き込まないでね」というアピールのための機能だと捉えておけば気が楽だろう。その意味でビューブラインド強度のおすすめは「弱」だ。
【参考】
- SH-03Cのベールビュー機能 (2011/1/9)