■Xperia Z5 CompactとインターナビをBluetooth接続
Xperia Z5 Compact SO-02Hをインターナビ Ver14.17.02にBluetoothで接続し電話帳のデータを転送(エクスポート)する手順について、2016年4月時点でまとめておこう。念のため記しておくと、Xperia Z5 Compact SO-02HのBluetoothが対応しているプロファイルコーデックはHFP、HSP、OPP、SPP、HID、A2DP(aptX、SBC、LDAC)、AVRCP、PBAP、PAN(PAN-NAP)、PAN(PANU)、MAP、HOGPの11種類でDUNプロファイルには対応しておらず、電話帳転送とハンズフリー通話のみの対応である。もっともインターナビ・リンク プレミアムクラブのWebサイトに掲載されている動作検証結果では、インサイトのメーカーオプションのHONDA HDDインターナビ(タッチパネルタイプ)とXperia Z5 Compactの接続は、電話帳転送、ハンズフリー、インターナビデータ通信のすべてが非対応とされているので自己責任で取り扱っていただきたい。
■Xperia Z5 Compactとインターナビとのペアリングは簡単
前段となるXperia Z5 Compactとインターナビとのペアリング(接続設定)に特に難しいところはない。インターナビ側は「通信機能設定」→「Bluetooth設定」→「電話機登録」で、Xperia Z5 Compactは設定メニューからBluetoothをONにすれば、インターナビが使用可能な機器として検索される。見つかったinternaviをクリックすると、PINコードの入力画面が表示されるので、インターナビの画面に表示されているパスキー(初期設定は1212)を入力すれば接続は完了する。
■Xperia標準の「連絡先」アプリからの転送準備
接続設定が完了したら、Xperia Z5 Compactにプリインストールされている連絡先アプリを起動してみよう。右上のオプションメニューを開き、まずは「連絡先フィルター」をタップして次の画面で「電話番号のある連絡先のみ」のチェックボックスをONにしたい。メールアドレスだけが登録されている連絡先データを転送するためだ。
■すべての連絡先を選択するには?
続いてもう一度オプションメニューを開いて「複数選択」メニューを選ぶ。チェックボックスを1つ1つタップしていけば転送する連絡先を選択できるのだが、一気に全てを選ぶ方法がある。上部の「選択数:0」と表示されているドロップダウンボックスをタップすると「すべて選択」というメニューが、まるで隠されていたかのように表示されるのだ。これを見つけたときには小さくガッツポーズした。
表示されているすべての連絡を選択したら、右上のBluetoothアイコンをタップして転送先のBluetooth機器を選択する。
すぐにvcard形式のデータが作成され、インナーナビに対してsend_contacts.vcfの転送が行われる。終了したらインターナビの電話帳を表示して転送結果を確認しよう。
■ドコモ電話帳アプリなら「SDカード/SIMカード/共有」を選択
ドコモ純正アプリの「ドコモ電話帳」ではインターナビとの接続を確立した後、オプションメニューの中から「SDカード/SIMカード/共有」をタップする、続いて全件データ送信を選べば転送が始まる。ただし、ドコモ電話帳アプリ(Ver.16.00.00103)には、Xperiaの連絡先アプリにある「電話番号のある連絡先のみ」に相当する機能がないので、これだけのためでも連絡先アプリを使って転送する方が便利だと思う。
【参考】
- AQUOS R3の連絡先をストラーダに転送する (2019/8/3)
- Galaxy S7 edge SC-02Hの連絡先をインターナビに転送する (2016/6/12)
- ドコモ電話帳アプリから、Bluetooth接続でインターナビに電話帳を転送する(2014年春) (2014/3/15)