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覗き見防止のベールビュー機能

 SH-01Aの液晶には 図柄やアニメーションを表示させて周囲からディスプレイを見えにくくする、覗き見防止機能「ベールビュー」が搭載されている。
 「ベール」といえば、女性が結婚式の際に帽子のように着用する薄い布「ウエディングベール」などが有名だが、「神秘のベールに包まれる」などのように物を覆って見えにくくするもの、という意味からの命名だろう。
 設定方法は簡単で、右下の「Eco/ベールビュー/チャンネルボタン」を長押しすることで起動し、もう一度長押しすると解除される。設定しているかどうかは一目瞭然なのだが、画面にはベールビュー表示を示すアイコンが表示される。

ベールビューボタン ベールビュー表示アイコン


 実際に設定したが様子が下の写真だ。
 写真では、秘匿効果がずいぶん薄いように見えてしまうが、実際には斜めから覗き見しようとすると、文字がかなり読みづらくなっている。後述するアニメーション効果を設定すれば、その効果は一層高まる。
 一方、正面から見れば、使用者本人は少々透明度の低いフィルムを貼ったような感覚で、ディスプレイの文字などを、それほど違和感なく読むことが出来る。

SH-01Aのベールビュー動作状況


 図柄はプリインストールのパターンから選ぶことも出来るし、自分で用意した画像や写真を使うことも出来る。パターンによって、秘匿効果もやや異なるようだ。
 また、パターンを選んだあとで、アニメーションにするかどうかを選択できる。アニメーションは、選択した画像を短い周期で3段階に拡大して表示するものだ。これを設定すると、「より覗き見しにくくなる」というよりは、画面がチカチカして「覗き見するのが辛くなる」ような状態になる。しかし、この場合はディスプレイを正面から見る本人もチカチカして目に負担がかかる「諸刃の剣」状態となってしまう。
 このほか濃度の調整のほか、マナーモードと連動してベールビュー表示設定することもできる。

ベールビューのパターン選択 ベールビューのパターンアニメ設定


 電車の中で利用するときなど、(実際はそうでなくても)周囲の視線が気になる際には有効な機能と言える。
 技術が進んで、画像パターンを重ねる方法ではなく、表示画質を落とさずに視野角だけを狭めることができれば、より満足度が高まるだろう。

【参考】ドコモスマートフォンSH-03Cのベールビュー機能について

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