龍田 樹(たつた たつき) の 【 徒然ブツブツ日記 】

目についたこと気になることをブツブツと語っていきます。たまぁ~に神霊的情報も有り。更新はかなり気ままですので悪しからず。

紫龍仙道人の言葉

2009-07-31 10:17:15 | 神々さまと神界・幽界の基礎知識
 一学期の最後に紫龍仙道人の言葉を皆様に送ります。

『要するに、在世中に於いて、たとえ表面上の祭祀や信仰上の神仏の名称はいかにもっともらしく正理の如く見えても、幽真界の実相に照合して、その祭祀信仰されている神仏の裏面の正体が、実際的に怪しげな低劣霊物の偽装であった場合や、又徹底した無信仰者であっても、各自相応の霊的交合の縁因によって、ほとんど例外なく、天狗界や狗賓界や妖魔界に転落して眷属となり、色々と苦患に満ちた悲惨な奴隷として苦労せねばならぬのである』

『帰幽後、在世の縁因によって、天狗界以下の下等な諸界に転落して、約二、三百年間ないし数百年間以上も経過せる古参株?になると、長年の歳月の間に、これら諸界の妖邪の悪鬼の感染浸透濃厚により、又先輩の魔性霊物の指導などもあって、相当の魔性的の霊通変化の妖術能力も具備されて、同類眷属を随伴し、人類社会生活に交渉して、人類の欲望心理の弱点を巧みに捉えて、神仏の身形に変化偽装して、霊理的に無知な俗人等に色々なダマシの奇跡利益を示現して、盲目的に随喜・帰依信仰せしめて道化役の実演よろしく甘美な毒気を撒き散らし、これらの盲目信仰者等が帰幽せる後は、在世中の縁因によって、否応なしに強引に、自己の眷属にして色々な方面に酷使するわけである』

 皆さんの周辺に『人類の欲望心理の弱点を巧みに捉えて、神仏の身形に変化偽装して、霊理的に無知な俗人等に色々なダマシの奇跡利益を示現して』といった存在はいませんか? ネットの世界にもこのような存在が堂々と活動しているようですが、このブログの読者の皆さんは、そういった類の物には絶対に引っ掛からないで下さいね。

 皆さんに覚えておいて欲しいのは、北極紫微宮神界・日之宮神界・神集岳神界・月之宮神界・万霊神岳神界などの高級神界にかむずまります神々様が、直接この地上界に降りられてくることはまず無いということです。(2000年前の地上界ならいざ知らず、この欲望で汚れきった現在の地上界には降りてこられることはないでしょう)

 産土神様は万霊神岳神界に所属されていると言われていますが、その産土神様ですら地上界にはなかなか降りて来ては下さいません。
 産土神社には、総本宮御祭神の大神や産土神様の代理の代命司神様が置かれている場合が多いのです。また、総本宮の神社でも御祭神が神社の神殿にいっらしゃることは稀で、普通は日之宮神界や神集岳神界においでになって神界の政務に参与されているのです。

 例えば、伏見稲荷様に参拝したとして、その参拝を受けるのは御祭神の大神様の代理の代命司神様です。その人間の参拝が欲望だらけであったり、その人が参拝に値しない人間なら、代命司神様の段階でその参拝内容はハネられます。
 伏見稲荷神社には御眷属が境内に数多くたむろしておりますので、そのハネられた欲望の祈りを「じゃあ、俺が叶えてやるよ~」と拾ってくれて叶えてくれることがあるのですが、それは代命神様や産土様や伏見稲荷様が叶えてくれたことではないのです。
 積善陰徳を積み神縁を頂いた人間の正当な祈りであれば、代命司神様から産土神様へ届けられ、ごく稀には産土神様から御祭神の大神へと届けられることもあると思います。
  
 最近、神様の光を映した写真などと言う代物も世に出ていますが、この地上界の対応して繰り返し出現するものは、地上界に非常に近い界から出ているもののように思えます。

 あっ!そうそう話は飛びますが、SGのIDさんが脳死状態になっているという噂が流れていますね。

 では皆さん、危険な存在には十分注意して、お元気にお暮らし下さい。ではごきげんよう。
 
 
 

夏休みのお知らせ

2009-07-30 09:50:22 | お返事や連絡版
 ねずみさん、宗mさん、昼行燈さん、SKさん、コメントありがとうございました。

 まずお知らせです。

 8月1日よりこのブログも夏休みを頂くことにしました。8月いっぱい休ませて頂こうと思っておりますが、ことによると9月いっぱいまでお休みするかもしれません。 夏休み明けの際には、またお付き合い下さいますようお願い致します。一学期はお付き合い下さいましてありがとうございました。
 では皆様も、良いサマーライフをお過ごし下さいませ。

 ねずみさんへ
 “八大龍王神宮Sさん探訪記”のエントリーは二学期になりそうです。少し休ませて頂きますが、再開の際にはまたコメントをよろしくお願いします。

 宗mさんへ
 僕も“私は今日生まれた”って感じでビビッと来まして、8月、9月にちょっとチャレンジしてみようと思っております。

 昼行燈さん、SKさんへ
 家庭の影響力って最終的には女性にあると思うのは私だけでしょうか?何だかんだ言って、夫は妻に、子供は母に、大きな影響を受けるものですよね。
「お金を稼ぐ事が人生じゃない。小さなことでも人様のお役に立てることや世の中のお役に立てることが人として大切なんだよ。あなたがそれを目指すなら私はそれをどこまでも助けていくよ」と妻や母が言ってくれるなら、夫も子供もそのように進んでいくでしょう。
 今は、女性から夫や恋人や子供に対して「そこそこに働いて人並みの生活しましょう」とか「あれも欲しいこれも欲しい。あれもしたいこれもしたい。そんな生活をさせてくれる男じゃないと結婚しない」とか「お前は安定した仕事について一生安楽に暮らせるようになって、老後は私達の面倒見るんだよ」というような働きかけが多いような気がします。
 母親に「お前は優秀なんだからがんばって安定した仕事について、うんとお金を稼いで私達が歳取ったら、うんと楽をさせておくれ」と言われて、「よし!僕は公務員、それも官僚になる!」と決意した親孝行な子供が、汚職官僚になっているかもしれませんしね。社会的には汚職官僚でも、家庭では良き夫、良き父、そして親にとっては孝行息子であるのでしょう。
(なんか誤解を受けそうなことを書いてしまいましたが、私の偽らざる本音です) 

The Bible (その2)

2009-07-29 14:19:48 | “スピ”コラム
 今回は6月26日のエントリーの続きです。おう!一ヶ月ぶりではありませんか。

 前回は“旧約聖書”から以下の一節を取り上げました。

 創世記第6章第3節
『主は言われた。「私の霊は人の中に永遠にとどまるべきではない。人は肉にすぎないのだから。」こうして人の一生は百二十年となった。』

 この一節からは、『人の中には主の魂が入っている』という意味が読み取れます。という事は、ユダヤ教は『人間は主から魂を戴いている存在である』と認めている宗教であるように思えます。
 
 神道では、『人は天之御中主神から一霊を授けられた存在である』と定義されています。この点では神道とユダヤ教は、宗教としての根本のところには類似点があると言えるのかも知れません。

 これに対してキリスト教は、その点が明白に違うようです。察するにキリスト教は、人間に対して“原罪”を設定してしまったために、『人間は主から魂を戴いている存在である』とは言えなくなってしまったのでしょう。 キリスト教では、“至高の存在の神”と“原罪を持っている人間”の立場は隔絶していて、それをつなぐ存在が“神の分身であるイエス”である。というスタイルのように思えます。
 ですから、人間に“主から授けられた魂”を認めてしまうとイエスの存在が不要になってしまうので、キリスト教では、“悪しき人間は神と隔絶した存在である”と設定していた方が都合が良いのでしょう。

 神道における『人は天之御中主神から一霊を授けられた存在である』という考え方について、紫龍仙道人はその著書の中でこう述べています。

 『月日の経過と共に胎児は完全なる現身人形に育成されて、いよいよ月満ちて出産し、母体を離れて呱々の第一声を放つ刹那、即ち自力による呼吸の第一息と同時に、造化の天神の分霊たる唯一魂霊が瞬間に宿るのである。(中略)神仙道の玄学では、この唯一魂霊を「一霊とも真一」とも名付けているのである。』

 とはっきりと明確に述べられています。ここでまた“旧約聖書”の方に目を移してみます。

 『主は言われた。「私の霊は人の中に永遠にとどまるべきではない。人は肉にすぎないのだから。」こうして人の一生は百二十年となった。』

 この“旧約聖書”の一節について、神仙道の見地から完璧に対応して説明されている文章がありました。それは紫龍仙道人の著作の一節です。

 『帰幽とは「天神より分魂と享けて、幽真界より現世に出生し、人寿尽きると共に、霊肉分離して肉体は土に帰し、霊魂は幽真界に帰るがゆえに帰幽と言う」のである。』古神道、神仙道の基本はまさにこの一節にあるのです。


 さて次回の予告として・・・“旧約聖書”の創世記第六章には更に興味深い一節があります。

 創世記第六章第1節第2節
『さて地上に人が増え始め、娘たちが生まれた。神の子らは、人の娘たちが美しいのを見て、おのおの選んだものを妻にした。』

 創世記第六章第4節~第6節
『当時もその後も、地上にはネフィリムがいた。これは神の子らが人の娘たちのところに入って生ませた者であり、大昔の名高い英雄たちであった。
 主は地上に人の悪が増し、常に心に思い計っているのをご覧になって、地上に人を造ったことを後悔し、心を痛められた。』

 上記を読んで、古神道、神仙道の見地から見て、ピンと来たあなたは只者ではない!
 これ、あまりにも素晴らしい発見なんで、ブログにエントリーしないで、それをネタに“ト本”でも書いてみようかしら(笑)


 

近況報告

2009-07-28 16:05:58 | お返事や連絡版
【近況報告その1】

 昨日、SさんをA温泉の“八大龍王神宮”に案内して来ました。今回の探検隊は、S隊長の他、隊員4名の計5名で編成であります。
 雨天の中決行致しましたが、次第に雨足が強まる中、参拝神事を無事執り行いました。途中“日本中央の石碑”に立ち寄ってSさんに霊視をして貰った際に、参加者に不思議な事が起こったりしまして、なかなか興味深い探検でありました。
 詳しくは後日エントリー致します。あまりのざんざん降りに写メが撮れず、残念ながら今回の探検エントリーには写真がございませんのでご了承下さいませ。


【近況報告その2】

 現在“大祓詞”を暗記中です。7割ほど暗唱出来るようになりました。完全暗唱を目指して現在特訓中です。やはり神仙道や古神道を語る者ならば、“大祓詞”は暗唱出来なければいけないだろうと思い立ちまして。
 やはり、祝詞集を手に持って“大祓詞”を唱えるよりも、手を合わせたまま“大祓詞”を唱えたいものです。小さなことでも毎日毎日の積み重ねが“行を積む”ことになると思いますので、“祈りの実践”あるのみです。
 “般若心経”は以前暗記して暗唱出来るようになり、一時期得意になって唱えていたのですが、その後相曾氏の著作を読むようになり、当時は「へぇぇ~“般若心経”って良くないものなのか~」と思い一年くらい唱えなくなったら、現在、後半の部分がかなり怪しくなってきましたので、“般若心経”もおさらいしないと。


【お返事いろいろ】

 キジさん、宗mさん、コメントありがとうございました。

 キジさん、お久しぶりです。多分、自民党は今回の選挙で“禊ぎ”を受けることになるでしょうね。しかし、その後を受けるのが民主党じゃ・・・。
 官僚制には功罪の両面があるでしょう。現在は“罪”だけがクローズアップされていますが、明治維新から現在まで、日本が西欧米列強に侵略されず、そればかりか肩を並べるようになった側面には、徳川幕府から続く日本の“官僚制”がバックボーンにあったからで・・・。個人的には、優秀な官僚は国家に取って絶対的に必要な存在だと思っています。
 ただ、悪徳&汚職官僚はいけませんねぇ。やっぱ世の中があまりにも“拝金主義”になってしまったからでしょうね。

 宗mさん、私も宗mさんのご意見に大賛成です。現在の日本の“悪しき平等主義”の元では、経済や教育のみならず芸術や文化も大成しないでしょうね。
 ある識者が、共産主義を評して『みんなでサボってみんなで貧しくなろうってことだ』と言っていましたがまさしくその通りで、現在の日本も戦後60年して、なんだかそのような社会になりつつあるようです。
 『競争は悪だ~!みんな平等、みんなで勉強せず、みんなで鈍になって、みんなでサボって、みんなで貧しくなろ~。お~っ!』って感じですかね(笑)

年金特別便が来た

2009-07-26 10:16:02 | 雑感
僕は新卒で入社して、そのまま21年間同じ会社で働いていたので、僕の年金記録は間違いようがない。(ハズですが…)

先日、年金特別便が来たので、どれどれと確認してみた。
厚生年金は255ヶ月、国保は47ヶ月と、学校出てから社会人になってこれまでの25年間キッチリ支払った記録に間違いは無かった。

結構まとまった額になっているので、教育資金や家のローンで四苦八苦している現在の我が家には喉から手が出る程欲しいものだ。
20年後の年金支給はいらないので、今すぐ現金で返してくれ!と言いたくなりますが、言ってもどうにもならないので、言いませんけれども(笑)

年金というのは、形式的には元金の3倍を支給してくれることになっているらしい。(今回の通知で初めて知りました)

これまで納めた金額を3倍すると、65歳から85歳までの20年間、毎月10万円位は貰える計算になるようだ…。
更に僕はこれから20間弱、国保を納めることになるので、それを加算すると月15万円位になるんでしょうか? チャンと支給されるとして…(笑)

しかし、「将来3倍になるからね。ちゃんと納めるのですよ~。ウッヒッヒッ」と厚労省に甘い言葉で囁かれても、「将来貰えるかどうか判らない“3倍”はいらないから、今直ぐ元金返してくれ~!」 と言いたくなりますが、言ってもどうにもならないので、言いませんがね(笑)

しかし、元金だけは絶対返して欲しい! また言っちゃったよ(笑)

“Katharsis(カタルシス)”について

2009-07-25 14:18:32 | 雑感
 昨日の“お返事いろいろ”で“カタルシス”について触れました。

 『太宰の小説は読者の心の暗部を開放する機能があるかもしれません。簡単に言えば“感情のカタルシス”ですね。そう考えれば、神仙道的見地から見ても太宰の仕事は、世のため人のためのなっているのではないかと愚考する次第です』

 書いた後で“カタルシス”の言葉の使い方が間違っていなかったかと調べてみました。広辞苑には下記の記述がありました。

 『アリストテレスは悲劇の目的をパトス(苦しみの感情)の浄化にあるとした。最も一般的な理解では、悲劇を見て涙を流したり恐怖を味わったりすることで心の中のしこりを浄化するという意味』

 おう!まるでドンピシャではないですか!

 太宰はいろいろな意味で自らの身を削って作品を残しましたが、まさしく太宰のファンは、太宰の作品を読むことで、心の苦しみやしこりを浄化しているわけです。一体これまでにどれだけの人々が太宰の作品に救われてきたのでしょう・・・。そのことだけでも、太宰の罪は許されているかもしれません。

 しかし、太宰の作品が生み出され後世に残された陰には、津島家の財力が背景にあったわけです。
 家賃5円~10円の時代(戦前の昭和初期)に、学生結婚をしていた太宰の元には津島家から月額120円の仕送りがあったそうです。
 家賃5円~10円と言えば、今なら5万円~10万円と考えてよいでしょうから太宰への仕送りは、現在に換算すると120万円あったことになります。
 太宰はセレブ大学生のハシリなんですね。しかし当時の太宰は月額120万円相当の仕送りでも足りない生活をしていたのです。

 数々の問題を起こす太宰に、長兄の文治氏は仕送りを、90円、60円と減額して行きますが、太宰はその減額が怖くて、いろいろと狂言事件を起こしていくのです。

 太宰は自分の作品を「材料を吟味して丁寧に調理した料理をほんの少しだけ提供している」というふうな表現で書いていましたが、これは誇張でもなんでもなく、実際に津島家の莫大な財産を贅沢に使って太宰が経験した事を、太宰が丁寧に調理して綺麗な皿にほんの少し載せて私達に提供してくれたものです。だからこそ本物の“カタルシス”があるんだと思いました。

お返事いろいろ(7/24)

2009-07-24 10:47:14 | お返事や連絡版
 早いもので7月も、もう24日になってしまいました。6月はあっという間に過ぎましたが、7月はそれに輪をかけて日々が早く過ぎ去るように感じられます。
 夏至が過ぎて、やはり段々日が短くなっています。夏は好きな季節ですが、こんなふうに駆け足で過ぎて行かれては、せっかくの夏を味わうことも出来ないまま夏が終わってしまいそうな気がします。

 ニワさん、ねずみさん、コメントありがとうございます。

 ニワさんへ
 太宰の作品中の言葉ですが、それを容易に信じてはなりません。太宰の小説に展開される“不幸な私”という姿は、太宰が自分の小説スタイルを確立するために、彼が発明した一種の“虚構”ですから。
 「生まれてすみません」とその一つかもしれませんよ。しかし、太宰の場合、その“虚構”の構築が抜群に上手いのですよ。人間の心の奥底にある願望や自己認識のエッセンスを上手く掬い取って、それを繊細な表現で表わして、読者の目の前に「貴方だけにお見せします。貴方なら解ってくれるはず」と言って並べて見せる・・・。読者はそれに引っ掛かっちゃう訳です。
 でも、太宰の小説は読者の心の暗部を開放する機能があるかもしれません。簡単に言えば“感情のカタルシス”ですね。そう考えれば、神仙道的見地から見ても太宰の仕事は、世のため人のためのなっているのではないかと愚考する次第です。

 ねずみさんへ
 いつもながらの鋭いコメント、おぬし中々やるのぉ。
 人間はなぜこの世に転生したのか?簡単に言ってしまえば“人生ゲーム”に参加しに来た訳です。
 この“人生ゲーム”は人間同士の勝ち負けのゲームではなくて、神様から与えられた“霊性向上プログラム”な訳です。
 “人生ゲーム”にギブアップして途中でリタイヤしたくなっても、神様は「絶対ダメだ」とも「こうしなさい」とも言ってくれないので、実際に途中リタイヤする人もいるし、途中リタイヤしなくても目標をクリアーせずに人生を終える人もいる訳ですね。
 目標をクリアーせずに人生を終えた人は、転生させられた次の人生でも、リタイヤしたときと同じ状況の“人生ゲーム”が用意されているわけですね。「はい、じゃあ、前回挫けたところはまたやり直しね~。これクリア出来るまではずっと同じプログラムをしなきゃいけねいからね~」って感じでしょうか?
 ですから、ねずみさんのおっしゃるように、この世でリアルな人間関係やリアルな体験を大事にして、神様が用意してくれた“人生ゲーム”を精一杯生きる事が大事なんですよね。

川端康成 “掌の小説”

2009-07-23 20:40:32 | 雑感
 おどりさん、コメントありがとうございました。確かに太田治子さんは太宰の才能を一番受け継いでいっらしゃると思います。なにより顔が似ています。ねっ(笑)


 先日、叔父がくれた小包には、叔父の手紙が同封されていました。懐かしい筆跡の自筆の手紙でした。(叔父貴ありがとう。嬉しかった)
 手紙には、『エチュードとして短篇をたくさん書いてみなさい』という旨のことが書かれていました。習作と言われるより、“エチュード”と言われたほうが俄然やる気が出てきます(笑)

 そして、『参考になるものはそんなにないが、川端康成の“掌の小説”あたりか。ただちょっと古いかな・・・』とも書かれていました。

 叔父貴、俺“掌の小説”ちゃんと読んでたよ。と言うか・・・川端はその短編集しか読んでないんだ(笑) 叔父貴の手紙読んで、今また読み直してます。

 “掌の小説”だと、“金糸雀(カナリヤ)”と“港”と“有難う”の三つが好きだなぁ。“港”なんて原稿用紙2枚位の作品だけど、それなのにちゃんと小説になっていてかなり面白い。
 エッセイではなく、れっきとした小説になっているところがミソでして、日本文学史上最短のミニマム小説ではないかと愚考しております。
(ぜひ皆さんも書店で立ち読みしてみて下さい)


 以下は、健龍の自己満足みたいな文学論読んだって面白くねぇ~という読者の方にサービスです。

 僕は今、勅使河原大鳳氏の“幽真界研究”を読み直しています。今読み直すと神仙道における中々の名著である事が再確認され、また非常に内容が頭の中に入ってきます。それに興味深い一節を見つけましたのでご紹介します。

 『邪神魔霊や魔系狗賓に頼るとたいがいの私利私欲を満たしてくれる。場合によってはノーベル賞を受賞したりと、世界的な栄誉にあずかることもできる。祈る対象が邪であればあるほど大きな望みがかなう。ただ、邪法で実現した夢はいずれ魔界から対価を要求され、代償として命を差し出さなくてはならない。対価の支払い方法は、通常、自殺という形をとることが多い。その結果、死後、眷属として永遠にこき使われる』

 ノーベル賞・・・自殺・・・なんだか川端を想起させますね。まさか川端が“邪”に祈ったわけではないとは思いますが・・・。
 芥川、太宰、三島、川端と、司命神の摂理から逸脱した“死”を選んだ文学者はあの世で神の冥罰を受けているのでしょうか?

 最近ではネット上に、“邪”に祈って願望を果たしたのではないかと思われる存在が散見されるように思えます。彼は、いざ願望が現実化してみると“対価の支払い”に日々恐怖におののいているかもしれませんね。

津島雄二氏引退

2009-07-22 16:30:08 | 雑感
 ニューカネコさん、コメントありがとうございました。寺山修司にとってはこの世界の全てが虚構であったのかもしれません。僕は寺山に東北の古代神のエネルギーを感じます。大和の神々に制圧される前のまさに“東北の地主神”のエネルギーです。
 しかしそんな寺山も最初は“短歌”で世に出ています。その短歌は繊細で瑞々しいものでした。そんな寺山が次第におどろおどろしい世界を構築していった過程には何があったのか興味深いところです。

 さて、タイトルにある津島雄二氏と言っても皆さん全然ピンと来ないですよね。津島雄二氏の肩書きは青森県選出自民党衆議院議員、元厚生労働大臣、津島派会長です。

 この人が去る7月20日、衆議院解散を前に引退を表明したのです。

 実はこの人、太宰治の娘婿なんですね。東京都出身で東大卒の元大蔵官僚というバリバリのエリートが、太宰の長兄であり当時青森県知事であった津島文治氏に見込まれて、文治氏の姪、つまり太宰の長女である園子さんと結婚し津島家に婿養子に入ったわけです。
 津島雄二氏は当時の演説で「私は青森県に婿入りした」と繰り返し、地元の政治家達は「我が県に天から降ってきたダイヤモンド」と絶賛したのはこちらでは有名な話です。
 当時青森県では国政を担うような代議士が少なかったのですが、津島雄二氏は当選11回、厚生相2回に加え、党の役職を歴任し派閥の領袖ともなっていました。

 しかし太宰も、自分がこんな娘婿を貰うとは夢にも思っていなかったでしょう。“芸術家なら弱くあれ”とは太宰の言葉ですが、そんな太宰ですから、こんな立派な娘婿を貰っては草葉の陰で面映い思いをしているのではないでしょうか?

 この津島雄二氏は太宰とは血縁は全く無いわけですが、息子さんがいるそうで、その息子さんは太宰の血を受け継いだ孫になるわけです。太宰ファンとしては、そのお孫さんこそ文学の道へ・・・なんて勝手に期待するわけですが・・・。

 その息子さんは、津島淳さん(42歳)で、新聞によれば、地元の津島事務所で秘書を務めているとのことです。そして、父津島雄二氏引退後は後継者になるのではないかと取り沙汰されているとのこと。
 おう!「ブルータスお前もか」という感じですし、メロスが聞いたら激怒して走り出しそうですね。“ブンガク”の道には全然進んでいなかったようです。

 太宰はお孫さんの政界進出をどう思っているでしょうか? 聞いてみたい気もします。

お返事いろいろ(7/21)

2009-07-21 22:39:23 | お返事や連絡版
ニワさん、小林さん、コメントありがとうございました。

ニワさんへ

Sさんのお祭りではお会い出来ず残念でした。
息子さん、中々鋭い洞察力ですね。もしかしたら、どなたが創られたのかも知ってるかもしれませんよ。
一度聞いてみたらいかがでしょう。

この歳になりますと誕生日もあまりおめでたくもなくなってまいりまして(笑)
話の行きがかり上書いたもので、どうぞそっとして置いて下さいまし。


小林さんへ

小林さん、お初です。コメントありがとうございました。
どうぞこれからもよろしくお願いします。

ご紹介頂いたブログは大変興味深く拝見させて頂きました。ありがとうございました。

ただ公表は控えさせて頂きました。
これまでも、特定の人物やサイトがブログのコメントに紹介されると、それに対しての誹謗中傷のコメントが来たりしまして。

事情御賢察頂きましてご了解下さいませ。