龍田 樹(たつた たつき) の 【 徒然ブツブツ日記 】

目についたこと気になることをブツブツと語っていきます。たまぁ~に神霊的情報も有り。更新はかなり気ままですので悪しからず。

beautiful JAPAN !

2010-02-28 08:29:27 | 雑感
今まで、スピードスケート女子団体パシュートを見てました。

日本、堂々の銀メダルの快挙です。

決勝のドイツ戦では、中盤までドイツに1.7 秒の大差を付けてリード、まさか!?こりゃ金かぁぁぁ~と勝利が確信されるレース内容でしたが、ゴール直前に100分の3秒差で逆転され惜しくも2位となりました。

内容は、スケーティング技術もチームワークも日本が断然上、一方ドイツは隊列が乱れたり選手がバランスを崩したりして、中盤まではその通りのレース内容で、1.7秒の大差が付いていましたが、ドイツが土壇場で欧米人特有の体力にモノを云わせた馬鹿力で、猛追し日本をふり切りました。

今回初めて団体パシュートと云う競技を見ましたがかなり面白い競技です。
まるで戦闘機の編隊飛行を見ているようです。

しかし、日本人って、なんでこんなにチームワークが得意なんでしょうねぇ…。
日本女子パシュートチームは全てのレースで、競技中一糸乱れぬ隊列を最後まで崩さず、まさにbeautiful!なレースを展開していました。
隊列の見事さは群を抜いており、本当に戦闘機の編隊飛行を見るようでした。
(僕はかつて戦闘機マニアで空自&米空軍基地の滑走路付近まで潜り込んで戦闘機の離発着をよく見に行ってたのです)

欧米人選手と比べれば、体も一回り小さく手足も短い日本人選手は、一目でそれと判ります。
しかし、体格も体力も劣る日本人が、チームワークと技術力で、まさに一丸となって一糸乱れぬ隊列で欧米チームと互角に戦う姿を見ていたら、なんだか明治以降世界に飛び出して欧米列強と渡り合いながらここまでになった日本と日本人の姿が重なって来て胸が熱くなりました。
あの技術の美しさ、あの隊列の美しさ、あのレース運びの美しさ、そして選手一人一人の真剣な表情の美しさ…。

やっぱ、日本人の緻密さ、チームワークの良さは世界に冠たるものだと再認識しました。
日本人はこの日本人の強みと美点を忘れてはいけませんね。
どんなことがあってもこの原点を忘れてはいけないのですね。
神様が日本人に与えて下さった美点を私達は大切にし守っていかないといけません。

女子団体パシュートの結果を見ていたらふとそんな事が思われました。

やっぱり・・・

2010-02-27 21:16:35 | “時事”コラム
「暴走」レクサス転売された後はトラブルなし(読売新聞)

「恥を知れトヨタ!」証言に疑問噴出

 先の23日に開かれた米下院公聴会で、レクサスの急加速についての恐怖の実体験を語ったロンダ・スミスさんの証言は衝撃的でしたが、その後、その証言の信憑性に疑惑が浮かび上がっているようです。

 新聞によりますと、米高速道路交通安全局では、トヨタ車の急加速問題を検証するため、23日の米下院公聴会で取り上げられた“レクサスES350”をロンダ・スミスさんから買い取ったそうです。
 この車は走行距離4800㌔の時点で売却され、転売後現在は4万8千㌔まで走行しているが全く不具合が生じていないとアメリカのマスコミが伝えているそうです。

 また、公聴会でのスミスさんの証言内容にもおかしいところが目立つという点が指摘されています。

 マイケル・ジャクソンの訴訟事件も、結局冤罪でした。被害者家族の狂言とでっち上げであることが明白になりましたが、アメリカって結構そんなインチキのあるところですからね。
 
 スミスさんの証言も、スミスさんの勘違いの類なのか、またその証言になんらかの意図や背後関係があるのか・・・? ディスインフォメーション工作ってのはアメリカの得意技ですから・・・。

ミスマッチ

2010-02-27 00:45:43 | 雑感
サッカーワールドカップ日本代表ですが、これまでずっと、チームと監督がミスマッチだったのではないかと思っています。

トルシェ監督時代は、チーム戦力が最高だったにも関わらず、トルシェは時代遅れになった戦術をチームに押し付けました。
ジーコ監督時代は、高校生の家庭教師に大学教授が来たようなものでした。
オシム監督時代は、高校生チームに中学生の練習を徹底してやらせたようなものでした。

トルシェ、ジーコ、オシムと彼らの戦略戦術には共通点が全くありません。
ですから、日本は戦略戦術のノウハウの蓄積が出来ず、この10年間、日本チームは「日本のサッカー」と云うべきものを遂に構築出来ませんでした。
そして今、そんな混乱の後を受けた、“岡ちゃんJAPAN”はかつてない迷走と低迷を続けています。

話は変わって、フィギアの浅田選手の銀メダルですが、この結果はやはり以前から決まっていたのかもしれません。

それはタラソワコーチが、今回の曲「鐘」を選び、それに合わせた高度なプログラムを組んで、それを浅田選手に与えたところから決まっていたのでしょう。
何故かと言えば、そのプログラムと浅田選手のキャラクターとがミスマッチだったからです。
まず、あの曲を本当に表現するのは19才の女の子には無理です。
色々な経験を積んだ心身ともに「女」の女性でなければ表現出来ないでしょう。

また、あの曲で浅田選手の魅力は引き出せないでしょう。
あの重苦しい曲と浅田選手のキャラクターがあまりにもかけ離れているのです。
浅田選手はあの曲にどんな感情移入して演じればよいかイメージ出来なかったと思います。

今回の浅田選手の演技は、特に後半は可哀想で不憫で見ていられませんでした。
他の選手がもっと簡単で楽な曲で伸び伸びと演技しているのに、なんで浅田選手だけが、こんな試練を受けなきゃいけないのだろう…と感じたからです。
体力が落ちて苦しくなる後半、選手は少しでも気持ちを盛り上げて乗せてくれる曲が欲しいはずなのです。
トリプルアクセルを2回も跳んだ後に、あの曲で最後まで演技のテンションを維持するのは相当困難なことだったと思います。

浅田選手が優秀だからこそあの曲であんな難しいプログラムをこなすことが出来たのです。
他の選手なら「出来ましぇ~ん」となって、コーチも選手もとっくに諦めていたでしょう。
だからこそ、タラソワも浅田選手にやらせる気になったのでしょうし、浅田はコーチをそんな気にさせる優秀な選手なのでしょう。

が、しかし! 浅田選手はタラソワにこう言わなければいけなかったのです。
「この曲は私には合わない」「この曲では私は自分を表現出来ない」と。
演技するのは選手であり、演技の責任は選手にあります。ですから、あくまでも選手が主でありコーチが従なのです。
浅田選手はコーチの言うことを素直聞きすぎたのかもしれません。

荒川はオリンピック直前に、「タラソワの指導は今の自分には合わない」と考え、タラソワの元を離れて、モロゾフをコーチに迎えました。
それは全て荒川自身の考えと決断によるものでした。
荒川の金は、荒川のセルフマネジメントとセルフプロデュースの結果だったのです。

しかし19才の彼女達にセルフマネジメントやセルフプロデュースはまだ無理です。
ですから今回の世界最高の対決は、両コーチの戦略対決だったわけです。

今回のキム選手の演技は、19才の若さが爆発するような演技でした。
彼女の青春の“旬”を巧く掬い上げてプログラムを構築したコーチの戦略勝ちです。

コーチの戦略では、あちらが完勝、こちらが完敗だったところを、浅田選手だからこそあそこまで持っていけたのです。
タラソワはその点を、反省して欲しいと思います。

しかし、浅田選手は次回のオリンピックに向けて、かつて誰も経験しなかったような壮大な事前トレーニングをしたのでしょう。
4年後、23才の浅田は人生経験と真の実力を身につけて必ず金メダルを取ることでしょう。

キム・ヨナの言葉

2010-02-25 09:02:07 | 雑感
昨日の、女子フィギアSP上位3選手の記者会見での、キム・ヨナの言葉が印象的でした。

彼女は、「オリンピックでは、しばしば予測できない結果が出る。天が選んだ人に金メダルが与えられるのだと考えるようになったら気が楽になった」と云う旨のことを話したのですが、私はそれを聞いて「おぬし、悟ったのお」と膝を叩きました。
キム選手が、想像を絶するプレッシャーのなかで到達したひとつの“悟り”だと思います。私はその言葉に彼女のこれまでの心の葛藤や苦悩が偲ばれて、胸が潰れるような思いがしました。

キム・ヨナの言葉はまさにその通りで、オリンピックには、数々のドラマがあり“不思議な勝ち”も“不思議な負け”もあります。
神様は、競技に臨むアスリート達の姿を通して、人生の意味や生き方を教えてくれているのだと思います。

浅田選手とキム選手は、二人とも1990年9月生まれ。同じ時期にフィギアを始め二人は同じような競技人生を歩んできました。現在の体型もほぼ一緒・・・。
そして今回の運命のオリンピックでは、滑走順でもピッタリくっついて、SPでは浅田が先、そしてなんとフリーではキムが先。
昨夜の上位3選手会見では、3位の選手が欠席し雛段に座るのは浅田とキムの二人だけ…。
今回のバンクーバーでは図らずも常に寄り添い続ける二人です。
周囲が彼女達をライバルと囃し立て、彼女達自身もそう思っているだろうけど、そんな意に反して寄り添い続ける二人…。
彼女達は、相手に対して「自分に不足しているものを持っている」と意識しているでしょう。

彼女達は前世でかなり強い結びつきを持っていたはずです。一見正反対に見えるようなキャラクターですが、その陰陽は同根であるはずです。
姉妹か双子か、または同一人物であったか…。
いずれにしても、2つの霊は「次の世で必ず巡り会おうね」と誓い合って再生してきたのでしょう。
そして再生した彼女達は、フィギアを通じて出会い、ついにオリンピックの舞台において、二人の一騎打ちと云う環境の中にいながらも常に二人寄り添う、と云うシチュエーションを神様から与えられました。
お互いに目を合わさないようにしているのに、偶然の成り行きで常に寄り添ってしまうのは、神様から与えられた試練でしょう。

お互いに視線を合わせないのは、「そうしてしまうと心が弱くなってしまう」と二人は思っているのかもしれませんが、彼女達がしなければいけないことは、二人で見つめ合って微笑みを交して「やっとここまで来たね。お互いにがんばろうね」と手を取り合うことなのです。
二人の心が暖かくなったら、もっともっと素晴らしい演技が出来るはずじゃないですか。
彼女達が神様から与えられた使命は、観客に二人の競争心を見せることではなくて、より素晴らしい演技を見せることでしょうから…。

彼女達の勝負は、彼女達の自分探しの旅のひとつであり、彼女達は二人の対立を煽るような雰囲気に呑まれてはいけません。

二人の今生での出会いの霊的な意味を感じ取って、先に相手に感謝の心を持てた方に、神様はご褒美をくれると思いますよ。

残念…

2010-02-24 09:41:11 | 雑感
カーリングの結果は残念でした…。

日本失速の根本的原因は、欧米人との根本的な体力差なのではないか?と思ったりします。
特にオリンピックでの競技日程では後半かなりの消耗戦になっているはずです。
あの長丁場の頭脳戦を毎日続けて、しかもダブルヘッダーもあるのです…。
あのスポーツは見た目以上に過酷なスポーツだと思います。

頭を使うことは、実は体を使うこと以上に疲労度の高いものです。集中力は体力がベースです。
カーリングで日本がオリンピックで決勝に進むためには、消耗戦を乗りきるための体力作りではないかと思ったりします。

そろそろ、女子フィギアショートプログラムが始まります。

NHKで、浅田選手と荒川静香さんの特集番組をやっていました。
それを見てかなり心を動かされました。

それまでの成功体験を捨ててゼロからスタートすると云うことは並大抵のことではないと思います。
一般人は、「彼女達だから出来て当たり前」と思いがちですが、彼女達にとっても到底不可能だと思えるようなことに一からチャレンジしているのです。
浅田選手は、例のタラソワコーチから、無理難題の課題を与えられ、昨年後半の成績は散々でしたが、浅田選手はその間色々な目的意識を持って試行錯誤していたことを知りました。

スポーツはアスリートになればなるほど、精進が人生に重なって来るようです。
それこそ、結果よりも過程が大事なのであって、その過程で本人達は既にメダルを貰っているのだと思います。

HAL9000

2010-02-23 22:51:15 | 雑感
こないだPANAMの件で“2001年宇宙の旅”のことを書きましたが、それでちょっと思い出しました。

その映画の中で、人類は木星探査に向かうのですが、その宇宙船をコントロールしていたのが、コンピュータの“HAL9000”です。
この“HAL9000”は人間と音声会話の出来る人工知能なのですが、なんらかの影響を受けて狂い始め、事故に見せかけて乗組員を次々に殺害していきます。
これは、宇宙空間に存在するモノリスと云う物体の影響を受けて、機械である“HAL9000”が進化してしまったことが原因なのですが…。

今日の話題は、この“HAL9000”の名前の由来についてです。

“HAL”(ハル)は、実在の或るコンピュータメーカーのコンピュータを超えた存在だ、と云う意味が隠されています。
それはHALのそれぞれの頭文字から、ひとつ下のアルファベットを並べると判ります。
ひとつ下を並べてみると…H→I、A→B、L→M
つまり、HAL→IBMになるわけです。
“HAL9000”はIBMコンピュータを超えたものと云う意味の名前だったのです。

50年代後半から70年代後半の20年間、IBMはコンピュータ産業の巨大独占企業でした。
当時、IBMは「IBMと云えばコンピュータ、コンピュータと云えばIBM」と云うコンピュータの世界規準でした。
しかし、70年代後半から80年代初頭にかけてIBMは経営戦略を見誤ります。
それはIBMが、パーソナルコンピュータ、いわゆるパソコンの広がりの潮流を軽視し、パソコンの開発と、ユーザーに簡単に扱えるOSの開発を怠ったのです。

巨人IBMのそんな怠慢の間隙を縫って、まずapple社が小型のパソコンとOSのMacintoshを開発します。
これは25年位前の話で、僕らが実習で、富士通のでっかいオフィスコンピュータを使って、コンピュータ言語でプログラムして、実行カードをパンチングしてオペレーションしていた頃、ゼミの先生から「アメリカでは、デスクの上に乗せられるコンパクトなコンピュータが開発されて、しかも通常言語で入力出来るそうだ」と云う話を聞いて「へぇ~スゲェな~」と思って聞いていました。
それがappleのパソコンでした。
そのころまだmicrosoftは世に出ていなかったと思います。

なぜ後発のmicrosoftが世界を席巻するようになったのでしょう?
それは独自のパソコン用OSの開発を諦めたIBMが、自社のパソコンにmicrosoftのOSの導入を決定したからです。
それ以降、ソフト(OS)がハード(コンピュータ)をリードすることになり、そしてまた、microsoftがappleに対して世界的に優位性を持つことになったのです。

IBMはコンピュータと云うハード面の性能や優位性ばかりを問題にしており、ソフト開発を怠ったことにより致命的な戦略ミスを犯しました。
IBMは「世界はいつまでもIBM仕様のコンピュータを使い続けるだろう」と云う希望的観測のもとで経営していた点は、PANAMと同じです。

巨人IBMが惰眠をむさぼっているうちに、文字通りの社名microsoftに負けてしまったのですね。
まさに、「奢れる者は久しからず」「奢れる者こそ久しからず」ですね。

光明

2010-02-22 10:09:35 | 雑感
カーリング“クリスタルジャパン・チーム青森”ですが、カナダ戦でショットの不調が伝えられていたスキップ目黒が完全復調し、イギリス戦、ロシア戦共に大差で勝利しました。
イギリス戦では、チーム平均ショット的中率がイギリスが71%に対して、日本が81%、目黒個人が85%と日本の実力を見せつけました。
目黒は同郷の寺田桜子が体調不良でチームを離れた後を受けてスキップになったのですが、きっと幼馴染みの寺田の分も頑張っているのだと思います。
前にも目黒の変わり様にびっくりしたことを書きましたが、今回は神がかっていると云うか、あの凛々しい表情と精神力には男も脱帽すると云うか惚れ惚れしてしまいます。

ロシア戦は逆点の末12点を奪う激戦を制したようです。
これで予選成績3勝2負と勝ち越し4位につけましたが、この調子でドイツ選も頑張って欲しいものです。

男子フィギアでは大輔君が、銅メダルの大健闘でしたが、あの演技でもし4回転が決まっていたら、金メダル獲得していたかもしれませんよね。
しかし、高橋は銅メダルにはなりましたが、安全策には逃げずに4回転にチャレンジしたところは勝負師でしたねぇ。
彼は今回のチャレンジで「ガラスのハート」を克服したんですね。
きっとそれが彼にとっての金メダルなんです。

オリンピック競技を見ていると、勝負は一分一厘の差で決すると云うことがよく判ります。
勝利は小さな綻びから逃げて行くんですね。
信成君は不運でしたが、切れていた靴ひもくくって演技に入ったのは、まさに小さな綻びが大きな失敗につながった訳です。
ご先祖様の織田信長が見ていたら「戦さの前に道具の手入れを怠るとは、なんたるウツケ!このウツケ者!」と一喝したかもしれません。
その他、用具の規定違反で出場すら出来ない選手もいましたが、これは大問題だと思います。

ちなみに国母はシャツの裾とズボンの間から勝利が逃げて行ったのですね。
帰りの服装はブレザーの第二ボタンまで掛けちゃいました(笑)

そして!今日はかなり嬉しいニュースがありました。
(オリンピックの件ではありませんが)
それは、長崎知事選で、自民党が支援した候補が、民主党系候補に9万票の大差をつけて勝利したことです。

今回の長崎知事戦は、次回参議院戦の前哨戦と云われており、その選挙で民主王国の長崎で、民主党候補が大敗北したことには大きな意味があります。
ばんざ~い、ばんざ~い。

それに呼応するように、鳩山政権の支持率がついに四割を切って37%となり、「次回参議院戦で民主党の過半数を望まない」が55%になりました。
やった!
まさに、ありがたくも神意が民意に降りて来ております。
打倒!国賊!に一筋の光明が見えて来ました。

これは一重に鳩山、小沢の政治資金疑惑批判の民意が噴出したものでしょう。
小沢が理解している民意と、国民の民意には相当の隔たりがあるのに、小沢は裸の王様なので、そこのところがちと判っていないようです。
細川政権は一年ちょっと持ちましたが、鳩山政権はいつまで持つでしょう?
いずれにしても、日本の国体と自主独立がおかしくなる前に退陣してもらわないと、取り返しのつかないことになってしまいます。

PANAM

2010-02-21 00:50:15 | 雑感
JALの株価が1円まで下落し、48年間の株式上場に終止符を打ったとの報道がありました。

皆さんは、昔々『兼高かおる世界の旅』ってテレビ番組やってたの、ご記憶にありますか?
日曜にゆっくり朝寝して、のんびりとブランチ(当時はそんな言葉はなかったけど)しながら見る“兼高かおる世界の旅”はなんだかリッチな気持ちにしてくれました。
当時は貧しかったからこそ“世界の旅”みたいな番組が楽しかったんでしょうねぇ。

その番組に協賛してたのが、50年代~70年代にかけてアメリカ最大の航空会社であったパンアメリカン航空、通称PANAM(パンナム)でした。
番組で、世界中を旅する兼高かおるさんが搭乗する旅客機は、必ずPANAMのジャンボジェットでした。

当時、アメリカ最大の航空会社と云うことは世界最大の航空会社と云うことで、地球をモチーフにした尾翼のマークは当時の高級ブランドでした。

ビートルズがアメリカツアーの際に乗って来るのもPANAMでしたし、60年代SF映画の最高傑作“2001年代宇宙の旅”の中で、地球と月のスペースシャトルの定期便を運航していたのがPANAMと設定されていました。
(宇宙旅客機にPANAMのマークがしっかりと付いているのですよ)

このように、当時PANAMはアメリカを代表する企業であると共に、未来永劫存続する企業として認識されていたのです。
そのPANAMが倒産した時は、世界中に衝撃が走りました。
まさに、あり得ないことが起こった訳です。

PANAMは放漫経営で倒産したのですが、日本を代表する航空会社であるJALが、全く同じ理由で経営破綻したのは因縁めいたものを感じさせます。

そう言えば、ビートルズ来日の際に彼らが乗って来たはJALでしたし、その際彼らはなんとJALのハッピを着てタラップを降りました。

「驕れる者は久しからず」とは云いますが、むしろ「驕れる者こそ久しからず」の方が適切と云えるのかもしれません。

応援

2010-02-19 13:34:52 | 雑感
遅くなりましたが、科戸の風さん、コメントありがとうございました。

里谷選手もプライベートでは色々浮き沈みがあったみたいですが、女子モーグル界のパイオニアですし復活して代表まで這上がって来ましたので、個人的には頑張って欲しかったのですが、果敢なチャレンジの滑りでしたが残念でした。

ところで、今回の冬季大会は運営の不備が目立ちますねぇ。
開会式の聖火の不備、開会前のリュージュでの不慮の事故、雪不足による荒れたコース、難易度の高すぎるコースによる棄権者や怪我人の続出、製氷車の度重なる不備や計測器の不備による競技開始の遅れ、スタート時の騒音によるスタートミスなどなど、近年稀に見る事故や不祥事続きの大会と云えるでしょう。
昨日の“アルペンスキー女子滑降”のニュース見ていたら、転倒でコースアウトする人続出で、その転倒の仕方も尋常じゃないのでビックリしてしまいました。

しかし、今回の大会では、「観客の声援が暖かい」と云われているそうです。
自国の選手だけではなく、他国の選手にも盛大な応援をしてくれるし、何よりも、転倒したりミスした選手に特に暖かい声援をしてくれるのだそうです。
今日の男子フィギュアフリーでも織田選手の中断の際には、観客全体が手拍子をしてアクシデントに見舞われた織田選手を声援してくれました。
選手にとっては本当にありがたいことだと思います。

オリンピックは、大会側の運営力は必須条件ですが、開催国の国民の常識や心の暖かさが実は一番大切なことなのではないでしょうか?

昨年夏の中国大会では、国の威信を賭けた運営によって中国選手団も大活躍しましたが、ヤラセ開会式が問題になったり、何よりも中国人観客の応援マナーの悪さが目立ちました。
自国選手には盛大な応援をするものの、相手国には大ブーイングする姿が目立ち、特に対戦国が日本である場合にそれが顕著でした。
やっぱりオリンピックは、勝負を通して人の心に灯をともすような感動を感じられるものであって欲しいですよね。

カーリング“チーム青森”

2010-02-18 14:23:12 | 雑感
 小野寺、林、目黒、本橋、この4人が“初代チーム青森”のトリノオリンピック出場メンバーです。
 真剣な表情でカーリングの試合をするこの4人をテレビで見たとき、僕は「なんだかビートルズみたいだ」と思いました。

 小野寺と林はいつも顔を寄せ合って作戦会議をしていましたが、そんな姿は、ジョンとポールが一本のマイクを分け合って顔を寄せ合いながら歌う姿を彷彿とさせました。
 “チーム青森”の中核であった、勝ち気な顔付きのリーダー小野寺と端正なマスクのサブリーダーの林のコンビはなんだかジョンとポールのコンビに似ている感じがしたのです。
 してみると、物静かでおとなしい感じの目黒はジョージ、明るくムードメーカーの本橋はリンゴのような感じで、当時の“チーム青森”は“チームビートルズ”みたいに思えたのでした。
 そんな“初代チーム青森”は、トリノでは決勝には進出出来なかったものの、予選では世界チャンピオンであるカナダを破る大金星を上げました。

 小野寺と林が北海道の小さな町から、物心共にカーリングに専念出来る環境を求めて青森市にやって来たところから“チーム青森”は始まりました。
 当時、カーリングと云う競技は全くマイナーなスポーツで、青森の人々から、「車で氷の上滑るんだが?」とか、「漬物石、箒で掃いで何おもしれんだ?」なんて云われていたカーリングでしたが、トリノでの“チーム青森”の大活躍から一気にメジャーになり、その競技の魅力が周知されるようにもなり、現在では“チーム青森”を青森市のみならず青森県をあげて応援しています。

 それから4年後、今回のバンクーバーでは“クリスタルジャパン・チーム青森”は、目黒と本橋が中心になって健闘しています。初戦のアメリカ戦では、前半大差をつけられながら冷静な試合運びで見事な逆転勝利を呼び込みました。
 第二戦、世界王者カナダ戦では圧倒的アウェーの環境の中で、敗れたとは云え6対7と一歩も譲らぬ互角の勝負をしたようです。
 本橋も立派な選手になりましたが、なによりもスキップ(主将)目黒の変わりようにはビックリしています。目黒はトリノでは他の3人の陰に隠れて目立たぬ地味な感じでしたが、今回は主将としての自覚と迫力が全身にみなぎっていてまるで別の人のようです。使命感はこれほどまでに人を変えるのですね。
 
 チームワークで、メンバー4人が真剣な表情で知力を尽して闘う姿を見ていると、「人間は昔からこうやって、仲間と協力し合って困難と闘って生きて来たんだろうな」なんて連想をしてしまいます。あの真剣な表情と眼差しには女性の真の美しさがありますし、人間の本来持っている強さと美しさが感じられます。

 カーリングに夢を託した二人の女の子が、自分達の夢を叶えたいと生まれ故郷を離れ、海を渡って見知らぬ雪国の街に来て、その街の人々はその二人の熱意を意気に感じて応援をはじめ、その輪がドンドン広がって…。そんな風に始まった小さな物語は、今大きな花を咲かせています。今回のオリンピックでもっともっと大きな花を咲かせて欲しいと思います。
 “チーム青森”には青森県出身者はいないけれど、彼女たちが育ててくれた、青森生まれのカーリングっ子がこれから活躍していくはずです。
 “チーム青森”を応援する人々は無償の応援をしていますが、彼女たちの活躍によって、もう何度「青森、青森」と青森の名前が呼ばれたことでしょう・・・。きっと青森県の歴史始まって以来のことだと思います。彼女たちの活躍を青森県民みんなが応援していることでしょう。