龍田 樹(たつた たつき) の 【 徒然ブツブツ日記 】

目についたこと気になることをブツブツと語っていきます。たまぁ~に神霊的情報も有り。更新はかなり気ままですので悪しからず。

おしらせ~

2009-02-28 19:06:05 | お返事や連絡版
 もりくまさんから、コメント公開の許可が出ましたのでお知らせしま~す。

 昨年の12月5日“ねずみさん、おっつ”と12月10日“今日は忙しかったぁ”のブログに、もりくまさんのコメントがアップしています。

 もりくまさんの夢は、まさに幽界へ幽体離脱したものです。なんで断言出来るかと言うと・・・スカルソープの“私の幽界紀行”という本の内容と細部までそっくりのところに行っているからなんです。もりくまさんは僕からその本のことを聞きき、あとから読んで自分は幽体離脱していたことを確信されたのです。

>yu-riさん
 もりくまさんはyu-riさんと守護神が一緒なんですよ~。

>もりくまさん
 もりくまさんが、東北新幹線の現在の終着駅まで乗って来られたら、あとは僕らがSさんのところへ案内しますのでいつでもどうぞ~。飛行機ならアメリカ空軍基地と共有敷地の空港へ着陸していただければ、いつでも迎えに行きますよ~。

お返事いろいろ

2009-02-28 19:05:56 | お返事や連絡版
 キジさん、あおいちゃん、あんみつさん、アリシアさん、sudさん、ねずみさん、コメントありがとうございました~

>sudさん
 神道では食べ物の禁忌は基本的にありませんよ。肉食を禁忌としているのは仏教とヒンズー教関連の宗教ですよね。(だけど現代の日本のお坊さんは食ってるんだな~)
 ただ、栄養学的に言えば、人間は肉食しなくても生きていけますし、肉食をしない方が健康にはいいようです。人間の歯は穀物を主食とする生物の形状だそうで、肉食には適していない形状だそうですね。
 もともとは北ヨーロッパの耕作のできない貧しい土地の住人が仕方なく肉食を始めたという説があります。
 霊的な見地からいうと、肉食に限らず過食しないことが霊的能力が高まるようですよね。

>キジさん
 ありがとうございます。このようなブログの読者の方が増えて、またSさんに相談したい方が増えて・・・何かが動きだしているような気がしないでもありません。

>あおいちゃん
 仙台の牛タンですが、安くて旨いとこだと“利久”(記憶が確かなら)って店が地元で人気がありましたよ。ここの牛タンはすっげー柔らかいのです。夕方は仕事帰りのサラリーマンでいっぱいでなかなか入れませんでした。
アリシアさんとあおいちゃんが似ていらっしゃるそうで・・・何よりでございました(笑) 謎のOさんも登場されたのですね(笑)

>あんみつさん
 “ごめりんこ”だなんてめっそうもありません。どうぞyu-riさんに励ましのコメントを送ってあげて下さいませ。

>アリシアさん
 アメリカでシティグループがついに政府の管理下に入りましたね。これがどういう意味を持つかはまだ、分析が必要ですが、なかなか興味深い状況になって来ましたね。これについては早く書きたいとウズウズしてるんですよ~。
 赤坂憲雄さんって、すいません。私の不明の為存じ上げませんのです。“白河以北一山一文”は、幕末期に薩長同盟に対抗して奥羽列藩同盟が新政府樹立を目指して軍事行動を起こすのですが、結果的には薩長同盟に破れた後に、東北が二度と立ち上がれないように、明治政府に徹底的に懲罰された際のスローガンのようなものですね。
 佐藤優氏についてですが、僕は彼の獄中記のなかにある、刑務所で出される“おせち料理”が妙に旨そうでいつまでも記憶に残っています(笑)

>ねずみさん
 睡眠中の幽体離脱、神道的に言えば“脱魂”は立派な霊能ですわよ。(口調がいつの間にかマダム調になっちまった)しかもねずみさんは、ほぼ神界と推測されるところに行ってるのですからねぇ。
 もりくまさんからコメント公開の許可が出ました。ねずみさん、楽しみにしてくだせぇ。

祓戸大神

2009-02-27 12:18:51 | 神々さまと神界・幽界の基礎知識
 もりくまさん、お久しぶりです! コメントの文面から察するに非公開かな~と思い公開しておりませんが、お返事はこちらの方でしっかりいたしますよ。

 実は、もりくまさんは、神様からの啓示を頂いたり、幽体離脱したりとかなり興味深い体験を日常的にされていて、僕のブログの読者の中では、ねずみさん、yu-riさん、もりくまさんの三人が“霊能御三家”ではないかと思っております。

 しかし、もりくまさんの興味深いコメントもほとんどが“非公開きぼー”なので、泣く泣く公開していないのです。
 yu-riの例の“天使の羽根”の写真に“顔”が写っているのに気づいたのももりくまさんです。そう言われて僕は目を皿のようにして見てみましたがちっとも判りませんでしたが、yu-riさんともりくまさんはさすが高感度同士、二人の話は合致していたようです。
 もりくまさん・・・このくらいなら書いてもいいよね。非公開コメントもいつの日か公開を許可して下さ~い。(特にあの夢の話とか・・・)

 それで、もりくまさんの質問へのお答えです。

 祓戸社には祓戸大神がお祀りされていますよね。この祓戸大神については下記の二つの説があるそうです。
 “イザナギノ命が黄泉国から帰り、禊ぎをした際に生まれ出た全ての神を指す。ただし三貴子は含まない”(三貴子→天照大御神、スサノオノ命、月読命)という説と、“大祓詞の後半に登場する祓戸四神を指す”という説の2つです。(祓戸四神→瀬織津比売、速開津比売、息吹戸主、速佐須良比売)

 いずれにしても、八十禍津日神、大禍津日神、その同神とされる瀬織津姫が含まれていますから、ご心配になるのももっともかと存じますが・・・
 現在、大きな神社の末社として祀られている祓戸社は、参拝者の罪穢れを祓い清める意味でお祀りされているのですから、今もりくまさんの詞で全く問題ないと思います。

 僕のブログの話はあくまでも仮説ですし、その当時、倭詞と蝦夷語はそれぞれ外国語のようだったと思われますので、蝦夷が瀬織津姫神を拝むさまは、まるで、ローマ神話の女神ケレスに対してお経をおげていたようなものだったと想像されますが、こんなトンチンカンな場合にのみ呪いが発動したのではないでしょうか?

 ちなみに、このローマ神話の女神ケレスは、大地の神、豊穣の神、穀物の神、そして冥界の神でもあります。
 古代ローマでは、死人が出た家はケレスに供物を捧げて死の穢れを祓っていたのだそうです。古今東西・・・似たような神がいるのですねぇ。

お返事いろいろ

2009-02-26 21:01:17 | お返事や連絡版
 yu-riさん、ねずみさん、あおいちゃん、アリシアさん、あんみつさんコメントありがとうございました。

>yu-riさん
 とりあえず書いちゃいけないのは、神様からもらったお名前の件だと思います。あとは出来る限り皆さんの道標として教えて下さい。と言うのも、読者の方でyu-riさんと同じように悩んでいっらしゃる方がいるんですよ。皆さん、yu-riさんのブログにすごく興味をお持ちですので。

>ねずみさん
 ねずみさんのコメントが無いと、庵の執筆意欲に支障がでますので、ご遠慮なさらんと、たんとコメントを下さいますようお願いもうしあげまする。
 “倭姫命世記”はネット検索すると結構ヒットして読めますよ。瀬織津姫は後半の伊勢神宮のご祭神の一覧に記載されているのです。

>あおいちゃん、アリシアさん
 あおいちゃん、そのマザーリーフです。軽めのワッフルが美味しいでしょう?スリランカのフレッシュティー専門店です。フレッシュリーフの紅茶を飲むと、紅茶のイメージが変わりますよね。あれMOSでやってるんですよ。まだまだマイナーなチェーンなんで、応援してあげて下さいね。
 アリシアさん、庵は京都には年6回位の間隔で2年ほど通ったのですよ。丸太町や今出川辺りをウロウロしていました。こちらからでも始発と最終の新幹線を使えば、京都滞在時間4時間で日帰り出来たんです(笑)

>あんみつさん
 応援ありがとうございます。またSさんに聞きたいことがありましたらご連絡下さい。あと、yu-riさんへのコメントですが、僕へのメールではなく(笑)yu-riさんのブログにコメントして下さると、yu-riさんが喜ぶと思いますよ。

て、て、て、てえへんだ!てえへんだ!

2009-02-26 12:03:11 | お返事や連絡版
 今なにげに、自分のアクセスランキング見ましたところ、なんと、このブログが、ここ数週間ラ、ンキングの3000位~2900位にランクインしていますた

 なんでも、上位10000位からランキングされるとのとこで、今までずっとランク外でしたので、「神道スピのブログはこんなもんだろ~」と思って、アクセスランキングはこれまでほとんど見ていなかったのですが、今日たまたま見てみたら、急にランクインしていて、ちょ~~~びっくりです。

 皆さん、こんなしちめんどくさいブログをお読みいただきましてまことにありがとうございます。皆様はきっと、八百万の神々さまのお導きでこのブログに来て頂いたものと存じます。
 これからも、ご縁を感じていただければ、お暇な際にはこのブログにお付き合いいただければ幸いです。

 ランキングのことは一応ここで皆さんに報告しておいて、今からまた忘れることに致します。ランキング気にしだすと変な欲が出て、Sさんに叱られるといけませんので(笑)

古代東北共和国(その10)

2009-02-25 17:09:07 | “歴史”コラム
【瀬織津姫考2】

 今回は、“八十禍津日神”(ヤソマガツヒノカミ)と“大禍津日神”(オオマガツヒノカミ)の禍津二神の性格について考察いたしましょう。

 禍津(マガツ)とは「吉凶」の凶の観念を表わすもので、それを神名とする禍津二神は、世に凶事をもたらす原因となる、穢れ(カルマ)を支配する神であるとされています。

 一方、吉を表わすのは直日(ナオヒ)です。古事記によると、イザナギノ命が黄泉国から帰り、禊ぎをすると八十禍津日神と大禍津日神が生まれますが、その直後に、その禍を正すために神直昆神(カミナオヒノカミ)、大直昆神(オオナオヒノカミ)、伊豆能売(イズノメ)の直日三神が生まれます。
 古事記では、吉である直日三神が“善・正義・清浄・平安”を象徴するのに対して、凶である禍津二神は“悪・不正・不浄・争い”を象徴する存在であると対比されています。

 これは私見ですが、最初に生まれた八十禍津日神は“世のあらゆる災いを象徴する神”であり、後に生まれた大禍津日神は“それらの災いを支配する神”ではないかと推測されます。

 文献では大禍津日神は元来、祝詞や祓詞や呪い(まじない)の詞を司る神で、神祀りの際に神に対して間違った詞を奉じると、災厄をもたらすという、言霊を司る神霊だったのではないかという説があります。
 つまり、禍津二神は、正しく祀れば凶事の災厄から守護する力を発揮するが、間違って祀れば、あらゆる災厄をもたらす禍の神となる、二面性を持った神であることが判ります。

 こうして考えていくと、大和朝廷が陸奥日高見国の霊山である早池峰山に禍津神である瀬織津姫神を祀った意味が判ってきます。
 それは、大和朝廷がしかけた周到な呪法でした。つまり、大和朝廷側は瀬織津姫神を正しく祀る祝詞を知っているので、朝廷側の人間が早池峰山に向かって拝めば瀬織津姫神の守護により、凶事の災難から守られるのです。
 一方、陸奥日高見国の蝦夷は大和の祝詞を知りません。ですから自分たちの言葉で早池峰山の瀬織津姫神を拝んでしまいます。間違って拝み祀ってしまうのですから、蝦夷側にはあらゆる災厄が際限無くどんどん降りかかってくる訳です・・・。これは怖いですね~~~。

 これは僕の推測ですが、大和朝廷はこのように持ちかけたのではないでしょうか。「これからは友好の印として、あなた方に瀬織津姫神というありがたく美しい女神様を送りたい。 あなた方が了承してくれれば、早池峰山にお祀りしたいのだがどうだろう。あなた方にもご利益の神様だから、あなた方の神様と一緒に祀ってあなた方の言葉で拝んでくれれば良い。これからこの瀬織津姫神を蝦夷の民のためにどんどん拝んでくれないか」と・・・。
 この場合、神名は八十禍津日神や大禍津日神では都合が悪かったのでしょう。(蝦夷にも大和詞を知るものがいたでしょうから)

 ある流派の呪詛の法文に「向こうは知るまい、こちらは知りとる」という一節があります。大和朝廷は、陸奥日高見国の霊山である早池峰山に、瀬織津姫神を配置することによって、まさにそのような呪法を施したと言えるでしょう。

 

あさひさんへ

2009-02-25 16:27:12 | お返事や連絡版
 どうぞ、アドレスをプリーズです。コメントは私が公表しない限りは非公開なので大丈夫です。
 あ!最初のコメントは非公開にしていますが、非公開のままでよろしいでしょうか? それとも公開してもよろしいですか?

 ちなみに、Sさんですが、相手によって非常に感応する場合と、そうでない場合があります。
 yu-riさんの場合は、彼女が非常に霊的に敏感であることと、彼女の守護神がSさんに非常に感応したレアケースですので。Sさんとコンタクトして、誰でも彼女と同じ体験が出来るわけではありません。

 また相談者の方の状態が霊的に心配の無い状態であれば、Sさんからは特に何も話すことはありません。
 例えば「私の前世はなんですか?」とか「私の守護霊はなんですか?」と言った興味本位の質問をされても答えません。

 相談者の状態が霊的に緊急を要する場合は、Sさんの霊能や霊視も冴えて来ます。また相談者がきちんと産土神信仰している人だと驚異的な力が発揮されますが、相談者が無信心の人だとその力は半減します。
 要は、相談者の産土神様がSさんの守護神と協力しSさんを通じて、相談者を助けるという流れだということ理解して下さい。

yu-riさんのブログについてのおしらせ~

2009-02-24 12:16:48 | お返事や連絡版
 このブログで紹介した、“天使の羽根”の持ち主、yu-riさんのブログは、ご自分のスピヒストリーを綴ったものですが、これがまた興味深いものでして・・・。

 誠さんやねずみさんには以前から紹介していたのですが、今回yu-riさんのブログが、Sさんや私健龍と出会うところまで来たところですので、皆さんにも紹介させて頂きたいと思いまして、このブログにブックマークさせて頂きましたので、皆様ふるってお読み下さい。(ブログの右側のツールバーの下の方に“ブックマーク”の欄があるのでそこまでスクロールしてくだせぇ)
(って、yu-riさんの許可貰ってないんですけど、いいよねyu-riさん)

 今、携帯の方見てみたら携帯の方には、ブックマーク出ないんですね。なので、yu-riさんのブログのアドレス載せておきます。
http://soul-mission.cocolog-nifty.com/blog/

 yu-riさんと旦那さんがSさんのところに相談に行った話は、このブログに書いたけど、yu-riさんの立場からSさんとのお話を書いていただければ、このブログのSさんファンの皆さんにも参考になると思いますので、お忙しいyu-riさんではありますが、お暇が出来たらお願いしま~す。

お返事いろいろ(瀬織津姫考・補遺)

2009-02-24 10:47:51 | お返事や連絡版
アリシアさん、ねずみさん、コメントありがとうございます。

 ポイントをついたご質問ですので、読者の皆様のためにも、こちらでお返事いたしますね。 

 日本書紀の見地からすれば、八十禍津日神と大禍津日神は同神と考えて良いと思います。
 ただ古事記には、『八十禍津日神、次いで大禍津日神である。この二神は、あの穢らわしい黄泉国に行ったとき、触れた穢れによって成り出でた神である。次にその禍を直そうとして成り出でた神は神直昆神(カミナオビノカミ)、次いで大直昆神(オオナオビノカミ)、次いで伊豆能売(イズノメ)ある』(古事記意訳)と書かれていますので、厳密に言えば八十禍津日神と大禍津日神はそれぞれ職掌が違っていたのかもしれません。
 また、その禍神(わざわいかみ)の禍(わざわい)を直すための神々が成り出でているのも興味深いところですね。

 古代には、“子供が生まれると守り神として桜の木を植える”そして“その子供が怪我や病気をしたときには、桜が身代わりになってくれる”と考える習慣があったという説があります。
 また、死者の墓標として桜を植える習慣があったとも言われています。これは僕の想像ですが、無縁仏を埋葬した場所には墓標として桜を植え、その桜の神である瀬織津姫の霊力で、その魂の罪穢れを祓い、その魂が迷わず、黄泉国に直行できるように祈念したのかもしれませんね。

 また、我々のご先祖は、河川が氾濫し多くの死者が出た後に、多くの桜を植えたのだそうです。(亡くなった人の人数分の桜を植えたのかな~?)そう言えば川沿いには桜並木が多いですよね。
 実際に桜は根が深く保水力を備えているので、川沿いの地盤を固めるのには最適な樹木であるようです。

 水と桜と冥界へ誘う瀬織津姫・・・うわ~~なんとなく誘われたくなる自分が怖い。桜って・・・美しくてはかなくて妖しいんですねよ。

 桜の季節の弘前城公園のむせ返るような桜の花に囲まれていると、なんだか頭がボーっとしてきますし、夜のお堀の水面に妖しく映る夜桜を見ていると吸い込まれていきそうになります。
 僕は伯父が露天商していて、弘前城公園の桜祭りの時期には露天を出していたので、故郷を離れるまでの18年間弘前城の桜を見て育ちました。あと二ヶ月もすると桜の季節がやってきます・・・。

 東北の2月は一番寒さの厳しい時期です。東北の人々は厳冬にほとほと疲れてきて、冬の曇天を仰ぎながら、桜の咲く季節がやってくることをまだかまだかと待っているのです。
 だからきっと、瀬織津姫は、もう陸奥日高見国の禍神ではなくなっているのではないでしょうか・・・。

古代東北共和国(その9)

2009-02-23 19:47:57 | “歴史”コラム
【瀬織津姫考1】

「皇大神荒魂、伊邪那岐大神所生神、名は八十禍津日神成り、一名瀬織津姫神是也」
これは“倭姫命世記”と言う書物の一節だそうです。

簡単に訳してみると「天照大御神の荒魂で、イザナギノ大神から生まれた神で、名を八十禍津日神(ヤソマガツヒノカミ)である。これ別名は瀬織津姫神なり」という意味になります。

八十禍津日神がイザナギノ大神が黄泉の国から帰った際の禊から生まれた神であることは日本書紀でも明らかなことですが、その八十禍津日神が瀬織津姫と同神であるということは全く存外のことでした。
(ちなみに古事記ではイザナギノ大神の禊の際に生まれた神は大禍津日神と八十禍津日神の二柱です)

それを知って、一番手近な“日本の神々様が分かる本”で調べてみたら…ありましたよ、ありました…大禍津日神の頁に「大禍津日神、別名、瀬織津姫」としっかり書いてありました。
PHP文庫のその文庫本にあっさりと書いてありました。

瀬織津姫がどんな神であるかを調べていた時にはさっぱり判らなかったのに、禍津日神を調べてみたら簡単に判明したのです。

瀬織津姫と同神とされる八十禍津日神も大禍津日神も、あらゆる罪汚れ禍を祓い消し去る、祓い神であり、まじないの神であるそうです。

また瀬織津姫は文字通り水の神様ですが、前述した資料では天照大御神の荒魂であるとされています。

東北では不動明王も水に関係する場所に祀られていることが多いのですが、これは元来、瀬織津姫が祀られていた場所に、更に強力な霊験仏として、後から不動明王が祀られたのではないかという説があります。

不動明王は大日如来の荒魂であると言われており、瀬織津姫は天照大御神の荒魂であると古来言われていた…。天照大御神が密教では大日如来となっていることを考えれば、瀬織津姫が不動明王と対応していてもおかしくありません。

瀬織津姫は水とともに桜を司る神であるという説もあります。
古来、桜の樹齢は人間の寿命と同じであると考えられていたそうです。桜は人間の生と死を表す霊木だったわけです。
“散る”と“水に流す”…瀬織津姫は、生と死のはざまで浮かばれない魂を霊界に送る役割があったのかもしれない…という説もあるのでした。