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カナエの星の感想レビュー(ライトノベル)

2014年08月09日 23時03分38秒 | ライトノベル・小説
電撃文庫のラノベ、『カナエの星』(高橋弥七郎先生原作、いとうのいぢ先生イラスト)が発売中です。

灼眼のシャナでコンビを組まれた両先生の、3年ぶりの新作ということで期待が高まりますね。

表紙は、ヒロインの“ハインの手先”の少女。
不吉な目のデザインのフードが特徴的な彼女ですが、意思の固そうな瞳や凛々しい表情が魅力的ですね。
主人公がラスボス化したことで話題を呼んだシャナシリーズですが、今度はメインヒロインが敵サイドの重要な役どころということでワクワクさせられてしまいます+(0゜・∀・) + ワクテカ +

お話的には、突飛な行動を起こしまくる問題児として“点火済みの爆弾”とアダ名される主人公のカナエは、ある日先輩の手伝いで訪れた旧校舎にあった扉から謎の星へと飛ばされてしまうことに。
星の中で出会った少女“星平線のそよぎ”から、自分が世界を救う可能性の象徴“半開きの目”から選ばれた事を知ったカナエは、世界を破滅に導く歪んだ運命の象徴“半閉じの目”の行使者である“ハインの手先”との戦いへと巻き込まれることになって…という学園×バトルアクション展開です。
人や世界の運命を大きく変える力を持つ者同士のぶつかり合いが見どころかと。

主人公が中学生で、かなり前向き&元気いっぱいで行動力のある少年になった分、世界の危機やら破滅の運命やらをテーマにしている割には全体的に明るい雰囲気の物語になっているのが好印象でした。
自分を慕ってくれる妹ポジションの幼馴染小学生、美人で巨乳な頼れる先輩、若くて人気の女教師といった女性陣に囲まれながら賑やかに暮らしているのを見るとなかなかのリア充っぷりですが、そんな身近な人々が得体のしれないものの脅威にさらされるのを何とか阻止しようとカナエが必死に走り回る姿はいかにも正義の主人公らしく、素直に応援したくなってきますね。

空を飛んだり、動きを止めたり、直接攻撃したりと使い方次第でかなり万能っぽいカナエの“半開きの目”の力ですが、自分より実力が上の“半閉じの目”の力を持つ“ハインの手先”の少女とのライバル関係がどう描かれていくのかも楽しみ。
というか、“ハインの手先”の少女の正体が早々に読者に明かされてしまうのが今巻一番のサプライズだったわけですが、彼女は彼女で明確な目的を持った上でその役割を担っているだけに、カナエ本人がその事実を知ったり、和解するまでには相当な時間が掛かりそうかも。
カナエも“半閉じの目”の少女も純粋にお互いを大切に思い合っているのに戦わなければならないのが皮肉ですし、ましてや“ハインの手先”の少女にはカナエや身の回りの人間を傷付けてしまう事に対する罪悪感もあるでしょうから、ゆくゆく心が折れてしまわないか心配です。
いや、今のところは『人の気も知らないでー!』的に戦闘中に拗ねてしまう少女ちゃんかわええ(・∀・)ニヤニヤとか思いながら楽しめていますが、いずれ取り返しの付かない事態になるのは避け得ないでしょうし、確実に悲劇へとつながる道を進みだしてる感があって((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル

ラブコメ的には、ラッキースケベはありながらも、基本的にはメインヒロイン一択になりそうですし、たくさんの女の子とヾ(*´∀`*)ノキャッキャ(´∀`*)ウフフするのではなく、カナエが“ハインの手先”の少女の想いにいつ気付くのかドキドキしながら彼女の純愛っぷりを楽しむスタイルになりそうかしら。

シャナシリーズの封絶みたいに都合よく戦闘の形跡が消えることはなく、破壊されたものは破壊されたまま残ってしまう設定なので、戦闘が激化するに伴って被害がどんどん大きくなってしまう可能性もありそうですね。
ハイン自身の思惑がどこにあるのかもまだ謎の部分が多いというか、伏線がちらほらと仕込まれているようですし、今回、色んな意味で問題の中心点にいたそよぎさんが次巻でどこまで世界観を掘り下げてくれるのか楽しみ。

本作オリジナルの用語は多いものの、全体的に原点回帰というか、王道の少年バトルものとして丁寧に仕上げてられているので読む人を選ばないと思います。
あえて言うなら、小学5年生ヒロインを愛でたい紳士な方に特にオススメ(´∀`*)ウフフ



気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。

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