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エスケヱプ・スピヰド7巻の感想レビュー(ライトノベル完結巻)

2014年11月12日 23時06分00秒 | ライトノベル・小説
電撃文庫のラノベ、『エスケヱプ・スピヰド 七』(九岡望先生原作、吟先生イラスト)が発売中です。

表紙は、九曜と叶葉のご両人と鬼虫の面々。
別れや新たな旅立ちといった雰囲気が感じられる最終巻っぽいデザインですね。

お話的には、虎杖達との最終決戦もいよいよ大詰めの連続バトル展開です。
虎杖陣営の中核である虎杖・朧・烏帽子の3人の過去掘り下げが終わった後は、ひたすらそれぞれの宿命のライバル的な存在とどちらかが倒れるまで戦う!という展開が続くので読み応えたっぷり( ´∀`)bグッ!

性能的に上の甲虫達を相手に九曜達がどう戦うのか?というのが大きな見所なわけですが、大戦時は勿論、大戦後も戦い続けてきた九曜達の成長がその差を覆していく流れがとても熱かったですね。
菊丸&量産機が阿吽の呼吸の連携プレーを見せる一方で、鬼虫&甲虫組は下手に仲間と連携せずに、真正面からサシでやりあう形式になっているあたりはいかにも一騎当千の決戦兵器らしく、互いの信念を懸けて各々最高の攻撃をぶつけ合うシチュエーションにワクワクさせられました。
前巻のラストで柊が命懸けで突破口を開いてくれたからこそ、同じ土俵の上で戦うことが出来る様になったのだと思うと感慨もひとしおですね(´;ω;`)ブワッ

ストイックに剣技を極め続けてきた剣菱、兄の野望を阻止すべく再起した竜胆、叶葉を守り新しい時代へ進もうとする九曜と、それぞれに相応しい敵との一騎打ちの様子とその結末には文句のつけようがなく、読みたかったものを全て読むことが出来たという意味でとても満足度が高かったです。
いや、もう途中で何人死んでしまうのかとハラハラさせられっぱなしだったのですが、個人的にはこの結果で良かったなとw

兵器としての存在理由云々で悩んでいた昔の九曜ですが、今巻では完全に人間らしい感情を原動力に戦っていたのが印象深かったですね。
感情を殺して最強の殺戮兵器となって立ちはだかる朧とも好対象でしたし、虎杖の野望を実現するべく戦い続ける道を選んだ朧と、自らの意志で戦いを終わらせようと決意した九曜という意味でも決して相容れない関係になっていて良かったです。
そんなふたりの男に影響を与えた特別な存在である叶葉の立ち会いのもとで雌雄を決する流れがまた心憎い♪

それにしても、本当はふたりに争ってほしく無いと思いながらも、最後まで見届ける覚悟を決めた叶葉はイイオンナになりましたのう(*´∀`*)ポワワ
序盤から九曜との関係がほぼ夫婦状態だったのでラブコメ的な意外性はあまり無かった彼女ですが、ヒロインとしての存在感がここに来て大きく増したなと。
個人的には、ここに来て突如ドジっ子属性に目覚めた菊丸たんのヒロイン力が無駄に高く感じられて(・∀・)ニヤニヤしてしまいましたが、漢らしい活躍もバッチリ見せてくれたので一粒で二倍おいしかったなとw
あの敬礼(`・ω・´)ゞは鳥肌たちましたわ♪

逆に、主である鴇子さまのほうは悩む時期を抜けて一貫して男前だったのが印象的でしたね。
出自自体がかなり特殊なだけに落とし所がどうなるのか心配でしたが、一族関係の掘り下げが入ったことで皓子さまの真意も明らかになりましたし、弾薬を使わない戦いにきっちりと決着が付いたので良かったです。
全てのキャラがそれぞれの問題としっかり向き合って答えを出している形なので、伏線回収的な意味でも読後の満足感が高かったですね。

最終決戦を生き残った者達がこれからどの様な未来を生きていくのか気になりますが、思わぬ報酬も得られましたし、自分達が守りぬいた平和な世界で、戦いから離れて幸せに過ごして欲しいですね。
両先生とも無事の完結おめでとうございます&素晴らしい作品をありがとうございました。
次回作にも期待しておりますm(_ _)m


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