
富士見ファンタジア文庫のラノベ、『冴えない彼女(ヒロイン)の育てかた 6』(丸戸史明先生原作、深崎暮人先生イラスト)が発売中です。
先日、アニメ化が発表されて更に注目度が高まった本シリーズ。
放映日が今から待ち遠しいですね♪
表紙は、今巻がお当番回の英梨々。
髪をおろしていつもと雰囲気の違う彼女ですが、これはこれで“何、このカワイイ生き物!”という感じで保護欲をそそられますのう(;゜∀゜)=3ムッハー
お話的には、神シナリオも完成して、あとはイベントイラストだけ!な冬コミ直前マスターアップ1週間前、原画担当の英梨々は自分から別荘でのカンヅメを敢行することを宣言して…という修羅場追い込み展開です。
作品をより良いものに仕上げたい気持ちは共有出来ても、実際にハイクオリティなイラストを描き上げる事が出来るのは英梨々以外に居ないわけで。
それだけ彼女のイラストレーターとしての能力が抜きん出ていることの表れでもありますが、孤独で過酷な作業による負担が掛かっているのが判っているのに信じて見守ることしか出来ないのは、なんとももどかしいですね。
刻一刻と迫る締め切りに、次第に余裕が失われていく英梨々の様子は、描写に現実味があって、鬼気迫る修羅場の雰囲気が生々しく伝わってきました。
彼女の筆次第で今までの苦労が報われるかどうかが決まるという大一番なだけに、思わず手に汗握ってしまいましたね。
英梨々を信じたい気持ちと、プロデューサーとして何を為すべきかで思い悩む倫也ですが、作品が完成するかどうかとは別に、幼馴染である英梨々との人間関係そのものについても見つめ直すことが出来るかどうかが大きな見所かと。
ゆくゆくは商業デビューも夢じゃない英梨々にとって、今回のゲーム制作が成功すれば大きな弾みとなるのは間違いないところですが、もしかするとそれがきっかけで彼女が遠い存在になってしまうかもしれないという危惧や嫉妬といった負の感情に苛まれる倫也の苦悩ぶりが痛ましかったです。
状況が状況なのでナーバスになってしまう部分もあったかとは思いますが、幼馴染として相手を理解し、イラストレーターとして高く評価しているからこそ私的な感情の置きどころに迷い、今までのように腰の入ったサポートが出来なくなってしまう倫也がどんな判断を下すのか、最後までハラハラさせられてしまいました。
ぶっちゃけ、某人物の手助けがなければ更に取り返しのつかない事態になだれ込んでいたかもしれませんし、いつになく弱気な倫也の姿にイライラさせられましたが、そんな倫也の複雑な心情を第三者が的確に見抜いて窘めるという演出はとても説得力があって良かったと思います。
倫也の株が下がった分、その人物のイメージがかなり上方修正された感じですね。
さて、シリアス展開がメインではありましたが、ヒロインズとのヾ(*´∀`*)ノキャッキャ(´∀`*)ウフフは十分に用意されていたので満足度&(・∀・)ニヤニヤ度が高かったです。
オチも含めてテンプレ&メタネタ多めなあたりが本作らしかったですし、各ヒロインの見せ場に満遍なくイラストが割り当てられていたのも好印象でした。
特に、髪型がロングになった加藤さんの美人っぷりが(・∀・)イイネ!!
物語的なクライマックスだと思われた冬コミ当日をこんなに早い段階で迎えてしまったのは意外な気もしましたが、まだまだ倫也が結ばれる相手が誰になるのか全く判らない(というか誰がなってもおかしくないw)状況ですし、一難去ってまた一難的な引きになっているので続きが楽しみです。
あとがきによれば、次巻は短編集になりそうとのことなので、本編はアニメ放映のタイミングに合わせてくるのかしら?とも思っているのですが、アニメ版の脚本のお仕事も手がけられるなら仕事量も莫大になって来るでしょうし、今回の英梨々の様に追い詰められない範囲でじっくりと頑張って頂きたいですね。
気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。
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先日、アニメ化が発表されて更に注目度が高まった本シリーズ。
放映日が今から待ち遠しいですね♪
表紙は、今巻がお当番回の英梨々。
髪をおろしていつもと雰囲気の違う彼女ですが、これはこれで“何、このカワイイ生き物!”という感じで保護欲をそそられますのう(;゜∀゜)=3ムッハー
お話的には、神シナリオも完成して、あとはイベントイラストだけ!な冬コミ直前マスターアップ1週間前、原画担当の英梨々は自分から別荘でのカンヅメを敢行することを宣言して…という修羅場追い込み展開です。
作品をより良いものに仕上げたい気持ちは共有出来ても、実際にハイクオリティなイラストを描き上げる事が出来るのは英梨々以外に居ないわけで。
それだけ彼女のイラストレーターとしての能力が抜きん出ていることの表れでもありますが、孤独で過酷な作業による負担が掛かっているのが判っているのに信じて見守ることしか出来ないのは、なんとももどかしいですね。
刻一刻と迫る締め切りに、次第に余裕が失われていく英梨々の様子は、描写に現実味があって、鬼気迫る修羅場の雰囲気が生々しく伝わってきました。
彼女の筆次第で今までの苦労が報われるかどうかが決まるという大一番なだけに、思わず手に汗握ってしまいましたね。
英梨々を信じたい気持ちと、プロデューサーとして何を為すべきかで思い悩む倫也ですが、作品が完成するかどうかとは別に、幼馴染である英梨々との人間関係そのものについても見つめ直すことが出来るかどうかが大きな見所かと。
ゆくゆくは商業デビューも夢じゃない英梨々にとって、今回のゲーム制作が成功すれば大きな弾みとなるのは間違いないところですが、もしかするとそれがきっかけで彼女が遠い存在になってしまうかもしれないという危惧や嫉妬といった負の感情に苛まれる倫也の苦悩ぶりが痛ましかったです。
状況が状況なのでナーバスになってしまう部分もあったかとは思いますが、幼馴染として相手を理解し、イラストレーターとして高く評価しているからこそ私的な感情の置きどころに迷い、今までのように腰の入ったサポートが出来なくなってしまう倫也がどんな判断を下すのか、最後までハラハラさせられてしまいました。
ぶっちゃけ、某人物の手助けがなければ更に取り返しのつかない事態になだれ込んでいたかもしれませんし、いつになく弱気な倫也の姿にイライラさせられましたが、そんな倫也の複雑な心情を第三者が的確に見抜いて窘めるという演出はとても説得力があって良かったと思います。
倫也の株が下がった分、その人物のイメージがかなり上方修正された感じですね。
さて、シリアス展開がメインではありましたが、ヒロインズとのヾ(*´∀`*)ノキャッキャ(´∀`*)ウフフは十分に用意されていたので満足度&(・∀・)ニヤニヤ度が高かったです。
オチも含めてテンプレ&メタネタ多めなあたりが本作らしかったですし、各ヒロインの見せ場に満遍なくイラストが割り当てられていたのも好印象でした。
特に、髪型がロングになった加藤さんの美人っぷりが(・∀・)イイネ!!
物語的なクライマックスだと思われた冬コミ当日をこんなに早い段階で迎えてしまったのは意外な気もしましたが、まだまだ倫也が結ばれる相手が誰になるのか全く判らない(というか誰がなってもおかしくないw)状況ですし、一難去ってまた一難的な引きになっているので続きが楽しみです。
あとがきによれば、次巻は短編集になりそうとのことなので、本編はアニメ放映のタイミングに合わせてくるのかしら?とも思っているのですが、アニメ版の脚本のお仕事も手がけられるなら仕事量も莫大になって来るでしょうし、今回の英梨々の様に追い詰められない範囲でじっくりと頑張って頂きたいですね。
気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。
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