
ガガガ文庫のラノベ、『とある飛空士への夜想曲 下』(犬村小六先生原作、森沢晴行先生イラスト)が発売中です。
『とある飛空士への追憶』の劇場版アニメが本日10月1日からロードショーということでも話題ですね。
表紙は主人公の「魔犬」千々石。
精悍な面構えがカッコヨス!ですね。
結論から言えば、号泣必至の感動作でした。
近い敗戦を理解しながら、それでも自国に住む人々の未来の為に激戦を重ね、心と体を磨耗させていく兵士達の姿は悲劇的でしたが、そんな仲間達の想いをその身に宿したかのように、空に奇跡を体現する千々石の神業的な操縦技術と信念の固さに心震わされました。
空戦シーンの描写に定評がありつつも決して戦争賛歌ではなく、ただ、空を愛してやまない不器用な男達の物語であることが印象的な飛空士シリーズですが、夜想曲は千々石の頑固でストイックな性格もあって、かなり硬派なイメージが強かったです。
漢祭りワッショイ♪
同じ釜の飯を食う仲間との連帯感が丁寧に描かれていたことで、苦境の中でもお互いを支えにしてなんとか踏みとどまろうとするサムライ魂が感じられたのが熱かったですし、空戦シーンで僚機との連携機動が数多く描かれ、単機戦闘では描けなかった領域についても補完出来たのは大きなメリットだったかと。
その散り様にも涙せざるを得なかったです。
当然といえば当然ですが、海猫との直接対決のシーンが今巻最大の見所でしょうね。
追憶の一騎打ちを踏まえれば、おそらくこれが一番盛り上がる展開だろうなと読者が予想していた内容を、更に発展させた形で描ききったのは圧巻でした。
というか、全編通して「千々石さん、マジ死亡フラグの立て方ぱねぇッス!」状態だったので一瞬たりとも気が抜けなかったですね。
所々にある同僚達との気の置けないやりとりの描写が無かったら、心配過ぎて胃に穴が空いていたかもw
それ以上の不安を抱えながら何年も過ごしていたユキの凄さを改めて感じたというか。
読者視点で言えば、間に恋歌があったこともあり、海猫の扱いについてはある程度予想が付いていた部分もあったと思いますが、クライマックスまでの焦らし方も絶妙でしたし、いざ戦闘が始まると、戦争の情勢は度外視した正々堂々の真っ向勝負という、これ以上臨むべくもない舞台が整えられていたわけで。
見たいものが見れたというか、まるで歴史の生き証人になっている感覚で楽しめたので良かったです。
個人的には、もう少しユキとのラブコメが見たかった気もしますが、ジリ貧追い込まれ中の状況的に合いませんし、千々石の精神的支柱としての役割は十分に果たせていたので良かったかと。
あと、やっぱりメインヒロインは波佐見さんだということがよくわかり・・・おっと、ダレカキタヨウダw
未読の方は追憶とセットで読むも良し、劇場版追憶でファンになった方が後日譚的に読むも良しという感じですね。
単体で読んでも十分に話は通じますが、流石に追憶を読む前にこちらを読んでしまうのは色々ともったいないのでご注意を。
気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。
ガガガ文庫公式サイトへはこちらから
映画『とある飛空士への追憶』オフィシャルサイトへはこちらから

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『とある飛空士への追憶』の劇場版アニメが本日10月1日からロードショーということでも話題ですね。
表紙は主人公の「魔犬」千々石。
精悍な面構えがカッコヨス!ですね。
結論から言えば、号泣必至の感動作でした。
近い敗戦を理解しながら、それでも自国に住む人々の未来の為に激戦を重ね、心と体を磨耗させていく兵士達の姿は悲劇的でしたが、そんな仲間達の想いをその身に宿したかのように、空に奇跡を体現する千々石の神業的な操縦技術と信念の固さに心震わされました。
空戦シーンの描写に定評がありつつも決して戦争賛歌ではなく、ただ、空を愛してやまない不器用な男達の物語であることが印象的な飛空士シリーズですが、夜想曲は千々石の頑固でストイックな性格もあって、かなり硬派なイメージが強かったです。
漢祭りワッショイ♪
同じ釜の飯を食う仲間との連帯感が丁寧に描かれていたことで、苦境の中でもお互いを支えにしてなんとか踏みとどまろうとするサムライ魂が感じられたのが熱かったですし、空戦シーンで僚機との連携機動が数多く描かれ、単機戦闘では描けなかった領域についても補完出来たのは大きなメリットだったかと。
その散り様にも涙せざるを得なかったです。
当然といえば当然ですが、海猫との直接対決のシーンが今巻最大の見所でしょうね。
追憶の一騎打ちを踏まえれば、おそらくこれが一番盛り上がる展開だろうなと読者が予想していた内容を、更に発展させた形で描ききったのは圧巻でした。
というか、全編通して「千々石さん、マジ死亡フラグの立て方ぱねぇッス!」状態だったので一瞬たりとも気が抜けなかったですね。
所々にある同僚達との気の置けないやりとりの描写が無かったら、心配過ぎて胃に穴が空いていたかもw
それ以上の不安を抱えながら何年も過ごしていたユキの凄さを改めて感じたというか。
読者視点で言えば、間に恋歌があったこともあり、海猫の扱いについてはある程度予想が付いていた部分もあったと思いますが、クライマックスまでの焦らし方も絶妙でしたし、いざ戦闘が始まると、戦争の情勢は度外視した正々堂々の真っ向勝負という、これ以上臨むべくもない舞台が整えられていたわけで。
見たいものが見れたというか、まるで歴史の生き証人になっている感覚で楽しめたので良かったです。
個人的には、もう少しユキとのラブコメが見たかった気もしますが、ジリ貧追い込まれ中の状況的に合いませんし、千々石の精神的支柱としての役割は十分に果たせていたので良かったかと。
あと、やっぱりメインヒロインは波佐見さんだということがよくわかり・・・おっと、ダレカキタヨウダw
未読の方は追憶とセットで読むも良し、劇場版追憶でファンになった方が後日譚的に読むも良しという感じですね。
単体で読んでも十分に話は通じますが、流石に追憶を読む前にこちらを読んでしまうのは色々ともったいないのでご注意を。
気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。
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昨日夜想曲
読み終わったものです
今の感想は
『あぁ千々石みたいな男になりたい』です!!
僕は恋歌も読んでいたので
最後の海猫とのバトルの勝者にびっくりしました(@_@)
それに千々石の神技!!
空に愛されないと出来ない芸当がハンパないっすね〓
ユキのこれからも
すごい気になりました(^O^)
早く飛空士シリーズ次回作がでることに期待大マックスなタイガーでした
やはりクライマックスの空戦シーンは最大の見所でしたね~♪
展開上、死亡フラグ立て過ぎだったので目が離せない&意外性も高まった感じでした。
恋歌の未熟な訓練パイロットが強敵を相手に生き残ろうと必死になるシチュエーションも熱かったですが、夜想曲のプロの戦闘機乗りたちが繰り広げる命のやり取りは武士道&騎士道精神に繋がる雰囲気もあって格好良かったですね。
やり方によっては後日譚が描かれたりするかもですし、シリーズとして追いかけていきたいです。