『…どうかな?オレはゼロ。奇跡を起こす男だ。…そうだ。Cの世界は人類の意思!…そう、オレは今こそ自分を知った。神よ!集合無意識よ!時の歩みを止めないでくれ!!それでもオレは明日が欲しい!』(@_@)
両の瞳にギアスを宿し、“賢しき愚か者”ルルーシュが選んだ道とは?
事の発端は50年前。血で血を洗う帝位争いに抗おうとしたシャルルパパとV.V.は、ウソのない世界をつくろうと誓いました。
マリアンヌとC.C.を交え、計画は順調に進むかに見えましたが、不協和音が。
その事件が起きたのは、今から8年前。パパとマリアンヌが相互理解を深めていく様子を見て、当初の目的が果たせなくなると思い込み、自分が孤立することを恐れたV.V.はマリアンヌを殺害してしまいます。
『終わったよ。うん、偽装を始めて。目撃者はナナリーにでもしておこうか。犯人はテロリストということにしなくっちゃね。』
ギアス長年の謎がついに明らかになりましたね。
ジェレミア卿がもっと絡んだりするかと思っていたので、意外にアッサリな印象でした。
ところが、死に瀕したマリアンヌにギアスの力が宿ります。そのギアスは、“人の心を渡ることが出来る”という能力を持っていました。
たまたまその場に居合わせた、幼い行儀見習い、アーニャの心に入り込み、V.V.をやり過ごすマリアンヌ。意識を表層に上げるとC.C.と心で話せることも判明しました。
次々と明らかになる事実に驚かされましたね。
アーニャ、ナナリー入れ替わり説や、マリアンヌの本体が若返った説も、それはそれで魅力的だった気もしますが(^_^;)
スザクの寝顔に落書きしようとしたり、登場時に華麗な回転足上げターンを決めたりと、テラフリーダムなマリアンヌさんにニヤニヤです。まさにマリアンヌさんのターン!
マリアンヌ殺害事件について、無関係を装うV.V.。
しかし、アーニャの姿になったマリアンヌによってV.V.の所行は全てパパの理解するところに。
『兄さんはウソをついた…。ウソのない世界をつくろうと誓ったのに。』
ウソをついたV.V.の事を認められなかったパパと、ウソをついたルルーシュを許したロロが対称的に感じられました。断片的に語られていた情報が、一気に収束していく様子に、いよいよ残りわずかな気配を感じずにはいられません。
パパは秘密裏にアーニャとナナリーの記憶を書き換え、用心の為にナナリーの視力も封じてしまいます。
R2開始位の頃には、ナナリーの目が開いたらギアスが!みたいな展開も妄想していたので、単純に閉じるように命令していたという理由には、ちょっとしょんぼりという気もします。
そのせいでナナリーが味わった苦労を思うと胸が痛みました。
《本当に大切なものは遠ざけておくものだ》
と、かつてC.C.が漏らしていましたが、“必要だったから”という理由でルルーシュとナナリーを遠ざけたと語るパパとマリアンヌ。
はじめは理解を示しかけたルルーシュでしたが、やがてその欺瞞に気付きます。
『ふざけるな!事実は1つだ。お前たち親は、オレとナナリーを捨てたんだよ!!』
このあたり、設定が広範過ぎていろいろややこしかったですが、結局、『他人ではなく自分に優しい世界を押し付けようとした。』パパとマリアンヌをルルーシュが糾弾するという形でまとめられましたね。
常にウソを身近に置き続けたルルーシュだからこそ、2人の利己的な本質を見抜くことが出来た訳でしょう。
さらには、ナナリー、シャーリー、ユフィ、そしてロロという様に、ルルーシュのせいで命を落とした人達=ルルーシュが守りたかった人達が、他人の幸せのことを願い続けていたという事実があったからこそ、スザクの指摘を受けた際、ナナリーを言い訳にせず、自分自身が守りたいものを守ってきたのだと、言わしめたのではないかと思います。
また、本来はパパやマリアンヌたち側であったC.C.も、
『すまない。気づいてしまったんだ。お前たちは自分が好きなだけだと…。』
自分自身が騙されて不死にされてしまったC.C.だけに、善意だろうが悪意だろうが、押し付けられるという事自体を認めたくなかったのかも知れませんね。
Cの世界=集合無意識=人の心と記憶の集合体、またの名を輪廻の海=大いなる意志=神
逆に、人=集合無意識が着けた仮面=心と記憶の海に開いた窓
“ラグナレクの接続により、仮面は消え、ありのままの自分を受け入れさせる。”=“アーカーシャの剣を使い、神を殺す”はずだったパパとマリアンヌでしたが、ルルーシュが集合無意識全体を1つの意識体とみなして?ギアスを発動、C.C.のコードを得られなかったパパ達の意志を力ずくで押さえ込んだ形になりました。スザクの生きろギアスのように、本来の抵抗力よりも強い力を発揮して、世界自身がパパ達の意志を退けたような感じでしょうか。
『これがウソではない…現実の答えだ!』
ルルーシュの言葉に対し、自分達を滅ぼしても、シュナイゼル兄さんの世界が待っているだけだとうそぶくパパ。
『だとしても!お前の世界はオレが否定する。消え失せろ!!』
ルルーシュの一喝とともに、パパとマリアンヌさんは消えてしまいました。
今まで、ギアスによって親しい人達を失ったルルーシュでしたが、仇敵を倒すのに使ったのもやはりギアスでした。
これはコードギアスという作品全体を貫くテーマであるべきでしょうね。
1ヶ月後、ブリタニア帝都ペンドラゴンでは、シャルルパパの名の下に式典が開かれようとしていました。
『皇帝陛下、ご入来!』
現れたのはもちろん…。
『私が第99代ブリタニア皇帝、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアです。』
呆気にとられる一同。
多分予想はしつつも、視聴者の私達もポカーンとさせられていたのではないでしょうか(^_^;)
ルルーシュを取り押さえようとする衛兵達。それを阻止したのは…
『…紹介しよう。我が騎士クルルギスザク。彼にはラウンズを越えるラウンズとして、ナイトオブゼロの称号を与える。』
パパ消滅後にルルーシュに切りかかったハズのスザクでした。いったいどんなやり取りがあったのか気になりますね。
とは言っても、多勢に無勢。どうやってみんなを納得させるのかと思ったら…。
『我を認めよ!』
コレが私の全力全開!とばかりにギアスを発動させるルルーシュ。
『イエス、ユア、マジェスティ!オール、ハイル、ルルーシュ!!』
マジェスティという返答を用いるのは、皇帝に対する場合のみ(DSのゲーム、盤上のギアス劇場でスザクに教わりました)。つまり、皇族兄弟たちを含め、その場にいた者達は全て、ルルーシュを皇帝だと認めたわけですね。
舞台裏で物憂げに眺めるC.C.の胸中やいかに?
一方、放送を見ていたシュナイゼル兄さんは、この展開も予想していたようです。
『かまわないさ。ルルーシュに全て差し上げるとしよう。ブリタニアという国すらね。問題はその先にある。世界を握るのはルルーシュのギアスか、それとも…。』
シュナイゼル兄さん、ラスボス確定おめでとうございます(≧▽≦)ゞ
ヴァルトシュタイン卿もシュナイゼル側に付いたみたいですし、スザクとの再戦もありそうですね。予告でもギアスを開放していたみたいですし。
スザクがどの機体に乗って登場するのかも気になります。
黒の騎士団も敵に回るでしょうから、カレンを敵に回したりするんでしょうか?これは完全に予想外な感じです。
『確かめなくっちゃ、ルルーシュに…。じゃないと私はもう前に進めない。…生きてなさいよ、ルルーシュ。あんたにはまだ聞きたいことがあるんだから!』
そう言っていたカレンなら、まだ味方になってくれるかも知れませんね。
ただ、全開フルボッコにされたリベンジとして、スザクにはカレンとの互角の勝負位は見せてもらえると嬉しいかなとも思ったり。
(o*゜∇゜)o~♪o(゜∇゜*o)
カグヤと星刻はどうするのかもドキワクです。
次回、『皇帝ルルーシュ』が楽しみです。
いよいよ終盤、ナナリーやユフィの目指した優しい世界は、本当に来るのか見届けたいですね。
ようやく和解した?ルルーシュとスザク。スザクはようやく汚名返上でしょうか?それとも条件付きで従っているだけ?スザクファンの方には特に気になりそうな終わり方でした。
お読みいただいてありがとうございました。
m(_ _)m
両の瞳にギアスを宿し、“賢しき愚か者”ルルーシュが選んだ道とは?
事の発端は50年前。血で血を洗う帝位争いに抗おうとしたシャルルパパとV.V.は、ウソのない世界をつくろうと誓いました。
マリアンヌとC.C.を交え、計画は順調に進むかに見えましたが、不協和音が。
その事件が起きたのは、今から8年前。パパとマリアンヌが相互理解を深めていく様子を見て、当初の目的が果たせなくなると思い込み、自分が孤立することを恐れたV.V.はマリアンヌを殺害してしまいます。
『終わったよ。うん、偽装を始めて。目撃者はナナリーにでもしておこうか。犯人はテロリストということにしなくっちゃね。』
ギアス長年の謎がついに明らかになりましたね。
ジェレミア卿がもっと絡んだりするかと思っていたので、意外にアッサリな印象でした。
ところが、死に瀕したマリアンヌにギアスの力が宿ります。そのギアスは、“人の心を渡ることが出来る”という能力を持っていました。
たまたまその場に居合わせた、幼い行儀見習い、アーニャの心に入り込み、V.V.をやり過ごすマリアンヌ。意識を表層に上げるとC.C.と心で話せることも判明しました。
次々と明らかになる事実に驚かされましたね。
アーニャ、ナナリー入れ替わり説や、マリアンヌの本体が若返った説も、それはそれで魅力的だった気もしますが(^_^;)
スザクの寝顔に落書きしようとしたり、登場時に華麗な回転足上げターンを決めたりと、テラフリーダムなマリアンヌさんにニヤニヤです。まさにマリアンヌさんのターン!
マリアンヌ殺害事件について、無関係を装うV.V.。
しかし、アーニャの姿になったマリアンヌによってV.V.の所行は全てパパの理解するところに。
『兄さんはウソをついた…。ウソのない世界をつくろうと誓ったのに。』
ウソをついたV.V.の事を認められなかったパパと、ウソをついたルルーシュを許したロロが対称的に感じられました。断片的に語られていた情報が、一気に収束していく様子に、いよいよ残りわずかな気配を感じずにはいられません。
パパは秘密裏にアーニャとナナリーの記憶を書き換え、用心の為にナナリーの視力も封じてしまいます。
R2開始位の頃には、ナナリーの目が開いたらギアスが!みたいな展開も妄想していたので、単純に閉じるように命令していたという理由には、ちょっとしょんぼりという気もします。
そのせいでナナリーが味わった苦労を思うと胸が痛みました。
《本当に大切なものは遠ざけておくものだ》
と、かつてC.C.が漏らしていましたが、“必要だったから”という理由でルルーシュとナナリーを遠ざけたと語るパパとマリアンヌ。
はじめは理解を示しかけたルルーシュでしたが、やがてその欺瞞に気付きます。
『ふざけるな!事実は1つだ。お前たち親は、オレとナナリーを捨てたんだよ!!』
このあたり、設定が広範過ぎていろいろややこしかったですが、結局、『他人ではなく自分に優しい世界を押し付けようとした。』パパとマリアンヌをルルーシュが糾弾するという形でまとめられましたね。
常にウソを身近に置き続けたルルーシュだからこそ、2人の利己的な本質を見抜くことが出来た訳でしょう。
さらには、ナナリー、シャーリー、ユフィ、そしてロロという様に、ルルーシュのせいで命を落とした人達=ルルーシュが守りたかった人達が、他人の幸せのことを願い続けていたという事実があったからこそ、スザクの指摘を受けた際、ナナリーを言い訳にせず、自分自身が守りたいものを守ってきたのだと、言わしめたのではないかと思います。
また、本来はパパやマリアンヌたち側であったC.C.も、
『すまない。気づいてしまったんだ。お前たちは自分が好きなだけだと…。』
自分自身が騙されて不死にされてしまったC.C.だけに、善意だろうが悪意だろうが、押し付けられるという事自体を認めたくなかったのかも知れませんね。
Cの世界=集合無意識=人の心と記憶の集合体、またの名を輪廻の海=大いなる意志=神
逆に、人=集合無意識が着けた仮面=心と記憶の海に開いた窓
“ラグナレクの接続により、仮面は消え、ありのままの自分を受け入れさせる。”=“アーカーシャの剣を使い、神を殺す”はずだったパパとマリアンヌでしたが、ルルーシュが集合無意識全体を1つの意識体とみなして?ギアスを発動、C.C.のコードを得られなかったパパ達の意志を力ずくで押さえ込んだ形になりました。スザクの生きろギアスのように、本来の抵抗力よりも強い力を発揮して、世界自身がパパ達の意志を退けたような感じでしょうか。
『これがウソではない…現実の答えだ!』
ルルーシュの言葉に対し、自分達を滅ぼしても、シュナイゼル兄さんの世界が待っているだけだとうそぶくパパ。
『だとしても!お前の世界はオレが否定する。消え失せろ!!』
ルルーシュの一喝とともに、パパとマリアンヌさんは消えてしまいました。
今まで、ギアスによって親しい人達を失ったルルーシュでしたが、仇敵を倒すのに使ったのもやはりギアスでした。
これはコードギアスという作品全体を貫くテーマであるべきでしょうね。
1ヶ月後、ブリタニア帝都ペンドラゴンでは、シャルルパパの名の下に式典が開かれようとしていました。
『皇帝陛下、ご入来!』
現れたのはもちろん…。
『私が第99代ブリタニア皇帝、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアです。』
呆気にとられる一同。
多分予想はしつつも、視聴者の私達もポカーンとさせられていたのではないでしょうか(^_^;)
ルルーシュを取り押さえようとする衛兵達。それを阻止したのは…
『…紹介しよう。我が騎士クルルギスザク。彼にはラウンズを越えるラウンズとして、ナイトオブゼロの称号を与える。』
パパ消滅後にルルーシュに切りかかったハズのスザクでした。いったいどんなやり取りがあったのか気になりますね。
とは言っても、多勢に無勢。どうやってみんなを納得させるのかと思ったら…。
『我を認めよ!』
コレが私の全力全開!とばかりにギアスを発動させるルルーシュ。
『イエス、ユア、マジェスティ!オール、ハイル、ルルーシュ!!』
マジェスティという返答を用いるのは、皇帝に対する場合のみ(DSのゲーム、盤上のギアス劇場でスザクに教わりました)。つまり、皇族兄弟たちを含め、その場にいた者達は全て、ルルーシュを皇帝だと認めたわけですね。
舞台裏で物憂げに眺めるC.C.の胸中やいかに?
一方、放送を見ていたシュナイゼル兄さんは、この展開も予想していたようです。
『かまわないさ。ルルーシュに全て差し上げるとしよう。ブリタニアという国すらね。問題はその先にある。世界を握るのはルルーシュのギアスか、それとも…。』
シュナイゼル兄さん、ラスボス確定おめでとうございます(≧▽≦)ゞ
ヴァルトシュタイン卿もシュナイゼル側に付いたみたいですし、スザクとの再戦もありそうですね。予告でもギアスを開放していたみたいですし。
スザクがどの機体に乗って登場するのかも気になります。
黒の騎士団も敵に回るでしょうから、カレンを敵に回したりするんでしょうか?これは完全に予想外な感じです。
『確かめなくっちゃ、ルルーシュに…。じゃないと私はもう前に進めない。…生きてなさいよ、ルルーシュ。あんたにはまだ聞きたいことがあるんだから!』
そう言っていたカレンなら、まだ味方になってくれるかも知れませんね。
ただ、全開フルボッコにされたリベンジとして、スザクにはカレンとの互角の勝負位は見せてもらえると嬉しいかなとも思ったり。
(o*゜∇゜)o~♪o(゜∇゜*o)
カグヤと星刻はどうするのかもドキワクです。
次回、『皇帝ルルーシュ』が楽しみです。
いよいよ終盤、ナナリーやユフィの目指した優しい世界は、本当に来るのか見届けたいですね。
ようやく和解した?ルルーシュとスザク。スザクはようやく汚名返上でしょうか?それとも条件付きで従っているだけ?スザクファンの方には特に気になりそうな終わり方でした。
お読みいただいてありがとうございました。
m(_ _)m
いつもギアスのTBでお世話になっております。
カッシー二の観測の管理人の璃野りぐらです。
あらすじとgurimoe様の感想が
上手に溶け込んでいて、
きれいに文章に纏められていて
読んでいて面白かったです^^
私もナナリーはギアス目だと思ってましたw
次回も感想を拝見出来るのを
楽しみにしてますね!
こちらこそアニメの感想記事を書き始めて日が浅く、胸をお借りする気持ちでトラックバックさせていただいております。
記事の書き方についても模索中なので、今後もこの形で書き続けられるかは判りませんが、最近のギアス記事では自分自身でも「あらすじと感想を上手くまとめること」を目標に書かせていただいていましたので、その点を褒めていただけて特に嬉しく感じております。
カレンのセリフ等、セリフをつないでまとめたり、放送と順序が異なる箇所等もしばしばございますのでご了承くださいませ。
今後も最終回まで記事を書き続けたいと思っておりますので、よろしければお立ち寄りくださいませ。