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さくらコンタクトroute Bの感想レビュー(ライトノベル)

2014年04月09日 19時06分17秒 | ライトノベル・小説
このライトノベルがすごい!文庫のラノベ、『さくらコンタクト route B 真智ありす』(日日日先生原作、三嶋くろね先生イラスト)が発売中です。
表紙は、route Bヒロインのありす。
拙者もお姉ちゃんに甘えたいでござる(*´∀`*)ポワワ
最近貴重な巫女属性なのもポイント高いですね。

お話的には、route Aの世界観を踏襲しつつも、お調子者な友人・白兎の姉であるありすと数年ぶりに再会したことがきっかけで謎の異界「ブル・フル」の住人から命を狙われることになって…という伝奇ストーリーへの分岐展開です。

ぶっちゃけ、route Aでは典型的な主人公の親友ポジションどまりだった白兎が一気に重要キャラに格上げされて驚きましたね。
ありすのほうはroute Aに居なかった新キャラであることが予告されていたのである程度心構えができていたのですが、親友のお姉ちゃん…これは盲点でしたわw
桜の木に秘密があることは間違いなかったわけですが、その力を狙う「ブル・フル」勢力の登場は全く予想外でしたし、キャラ設定の掘り下げと世界観の追加だけでroute Aとはかなり違う雰囲気を形成する手腕はお見事でした。
シェアワールドならではのギミックでしたね。

異界の住人が登場するとなれば、なんとなく異能を使ったバトル展開へと繋がることを連想してしまうとことなのですが、あくまで切った張ったはなく、脅威から逃れる事がテーマというあたりはroute Aと似ていましたね。
主人公が己の無力を自覚し、嘆きつつも彼女からの愛情と自身の気持ちに気付いて最後に頑張る!という流れも共通でしたし、ますます美少女ゲームっぽさが増して来たなとw
もちろん、ヒロインの属性と性格が違うことでアプローチの仕方や発生するイベントには大きな違いが生まれてくるわけですが、デートスポットとして同じ地名が出て来たり、route Aのヒロインである桃子が物語に絡んできたりする度に感慨深いものがありました。
route Aの時はありすはどんな気持ちで春彦を見守っていたんだろう?とか、route Bの時の桃子はありすと春彦が仲良くなっていくのを見てショックじゃなかったのかなぁ?とか考えるとやはり切ないですね。

ただの巫女ではなく特別な存在であるありすの存在には、やはりその道のスペシャリストやプロフェッショナルとしての活躍を期待してしまうわけですが、実際には春彦共々苦しみをあじわう立場となってしまってなんとも辛そうな姿が痛ましかったですね。
そんな時でも辛さを表に出さず、春彦に心配をかけまいとお姉さんっぽく気遣う様子が健気で可愛らしかったです。
ぶっちゃけ、日日日先生だからヒロイン死亡やバッドエンドもありなんじゃね?とビクビクしながら読み進めていたのは内緒w
エピローグでのオチの付け方もいかにもな感じで良かったと思います…桃子がこう絡んでくるとは予想外w

巫女というとなんとなく清廉潔白な印象でしたが、意外とお肌の接触イベントや裸イベントなんかもあったりして(・∀・)ニヤニヤでした。
デートも含め、そつなくラブコメ要素が散りばめられているのでテンポ良く読み進められるのが良かったですし、そんな穏やかな日常と、命にかかわるイベントとのギャップが物語にしっかりとメリハリをつけていたかと。
欲を言えば、春彦自身にもっと序盤から積極的に問題解決が出来るような技能なり方法なりがあれば良いのですが、あくまで普通の高校生ですから、そのあたりは直接桜の謎に踏み込むようなルートでないと無理な気もしますね。
想いの力だけで幸せを掴みとるからこそ尊いとも言えるでしょうし、好みの問題かしら。

仮にroute Aを未読だったとしても、起承転結がしっかりしているので単体で十分楽しめるかと思いますが、やはりまとめ読みがオススメですね。
というか、流石に妹の咲耶ルートは欲しいところですし、あとがきのネタにあった人間化した佐保姫さまルートも普通にアリだと思うのですが…ダレカ、ゾクヘン、ハヤク!
このままお二人で交互に続けられるも良し、まだ見ぬ三人目の参戦者さんを待つも良しといった感じですね。
リアルの季節的には桜の季節を抜けてすぐに夏もやって来ると思いますが、ある意味、可愛い彼女が出来ればいつだって春を迎えることが出来るわけですから、時期に囚われず、なんとか編集部さんサイドでスケジュールを調整なされるなりして末永くシリーズ展開して行って頂きたいですね。


気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。


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