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乃木坂春香の秘密14巻の感想レビュー(ライトノベル)

2011年07月14日 12時54分09秒 | ライトノベル・小説
電撃文庫のラノベ、『乃木坂春香の秘密(14)』(五十嵐雄策原作、しゃあ先生イラスト)が発売中です。
アニメ3期の企画も進行中ということで話題ですね。
クライマックス直前という帯コメントからも明らかですが、次巻から最終エピソード突入とのことで、ひょっとしたら電撃文庫お得意のアニメ化と最終巻発売タイミング合わせが見られる日も近いのかも?と妄想してみたり。

表紙はノートパソコンとにらめっこ中の春香。
シリーズ当初に比べてどんどんエロサービスが過剰になって来ている感のあるイラストは、本作を語る上で外せない要素なわけですが、むっちりと肉感的な胸元と太ももがそそるぜぇ♪
何気にメガネっ娘属性追加もキマシタワー(・∀・)イイネ!!

お話的には、裕人と春香が子作り&子育てに励む展開です。
遂にセクロス女学院ルート突入か…と思ったらそんな事はなかった(お約束)ですが、同人即売会に向けてゲーム制作を共同作業で行なうふたりは、確かにわが子に対するかのような愛情を持って頑張っていたと思います。
春香の秘密そのものでもあり、アニメでも好評だったオタクネタを中心にしたストーリーは本作らしい安定感があって期待通りの面白さだったわけですが、今回は特に春香のトラウマとなった『自分がオタクであることがばれる』という恐怖感、トラウマと真正面から向き合うことになるエピソードだったことが最大のポイントだったかと。

ある意味、1巻以降は読者サイドには春香の趣味は秘密というより普通の設定と化していたわけですが、当人にとっては大問題であることにかわりなかったわけで。
過去と同じ流れで窮地に追い込まれる春香がどうなってしまうのかハラハラさせられましたが、当時と今とでは裕人の存在の有無という絶対的な差があるわけで、その意味ではかえって安心して見ていられるところがありましたし、実際その通りに動いてくれていたので良かったなと。
むしろ、ふたりの周囲のキャラ達が予想以上に春香のオタ趣味を好意的な態度で受け入れてくれたのが胸熱でしたね。

学校のアイドル的なカリスマとして愛されている春香ですから、例えオタ趣味の1つや2つ持っていたところでガラっと態度が変わることはあるまいというのも頷ける話ですが、他人からの評価よりも、かつてのトラウマを春香自身が克服出来るのか?が重要なポイントだったと思いますし、その意味でも裕人との出会いによって成長した春香がきっちりとけじめを付けることが出来て良かったと思います。
春香が昔ハブられた時の裏事情が補足されたので、先に述べた態度の変化についてもある程度納得できましたし、ぶっちゃけ、この巻が最終巻です!と言われても全然違和感がないくらい、お話にケリがついていた気がします。

というか、以前からオタクネタには信長という絶対不文律があったわけですが、今回の同人ゲーム製作最大の功労者は間違いなく彼だったなと。
春香の超絶的な絵の下手さという設定がある分、普通に考えればシナリオはともかくグラフィック的にはクソゲーしか誕生しないのではないか?ということを予想された方は多いと思いますが、大丈夫、信長の万全サポートだよ!というわけで細かいツッコミは全スルーでw
あれよあれよと言う間に完成した同人ゲームそのものについては描写が少なかったので、劇中キャラ達ほど感動する事はできませんでしたが、それに携わった仲間たちの友情や、そのあとに続くサプライズ演出については心温まる物を感じられたので良かったかと。

裕人もついに大きな一歩を踏み出して…というクライマックスもストレートに想いが伝わってきて良かったですし、ハッピーエンドご馳走さまでした!的な気持ちでいっぱいになりました(・∀・)ニヤニヤ
そこにまさかのラストの衝撃的な引きが…確かにこれはシリーズ終章突入だなという感じでしたねw
ここに来て春香の気持ちを無視するような展開もないと思いますし、何らかの理由があるのだろうということは容易に予想がつきますが、果たしてその通りなのか、それとももっとのっぴきならない事情があるのか、気になるところです。
やっぱり天王寺家関係でしょうか?

不満があるとすれば、これもある意味お約束なわけですが、椎菜の扱いのモブっぷりが不憫過ぎるw
澤村さん&朝比奈さんのプッシュがあったのは嬉しかったのですが、あと1枚椎菜アップのイラストがあったらな~と思わずにはいられないというか。
あと、メイド隊の3人の存在も忘れられてる気が…(涙)
やはり最後は裕人&春香を中心にしたシナリオ運びが見たいところでもありますが、なんとかラストエピソードでの活躍の機会があれば良いなと思います。

気になった方は是非、チェックなさってみてくださいませ。


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