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ソードアート・オンライン11巻の感想レビュー(ライトノベル)

2012年12月08日 19時18分53秒 | ライトノベル・小説
電撃文庫のラノベ、『ソードアート・オンライン11 アリシゼーション・ターニング』(川原礫先生原作、abec先生イラスト)が発売中です。
アニメもいよいよクライマックス&このライトノベルがすごい!2013でも高評価だったSAOは、今、最も旬なライトノベルのひとつと言って良いと思います。
ターニングというタイトル通り、アリシゼーション編での大きな転機を迎える重要巻になっており、ファンの方は必見です♪

表紙は、キリトさんと、彼の新しい通い妻、もとい、お世話役の後輩であるロニエと、同じくユージオのお世話役のティーゼの3人。
拙者も可愛らしい後輩ふたりと、ラブラブ野遊びしたいでござるぅ!( ^ω^)おっおっ
というか、カラー口絵にいよいよアリスが新しい姿で登場する他、もう一人メガネ系ロリっ娘が参戦!と、美少女好きにはたまらないサービスっぷりで(;゜∀゜)=3ムッハー♪

お話的には、アリスに再会し、この世界の秘密を解き明かすため、共に整合騎士を目指していたユージオとキリト。
後輩の女の子達とも親睦を深め、順風満帆と思われた学院での生活でしたが、上流貴族であるライオス&ウンベールと諍いを起こしたことをキッカケに、卑劣な罠に陥れられて…という緊迫展開です。
今回、ややネタバレ気味になっているので、未読の方は先に本編をお読み頂くのがオススメ。


いや、もうなんというか、今回は“ユージオ、怒りのブチ切れ”回でしたね。
自分も、今回の悪役であるライオスとウンベールのあまりの下衆っぷりに、久しぶりに劇中キャラに殺意湧きましたと言いたい( ー`дー´)キリッ
口絵の時点で明らかにレ◯プじゃねーの…という雰囲気だったので、ある程度は身構えていたのですが、単にその場の勢いで!みたいな感じではなくて、極めて狡猾&計画的な犯行で少女たちを傷付け、ユージオ達を追い詰めようとするやり口で、こいつはめちゃ許せんよなぁ!!

幸か不幸か細かな描写が上手いせいで、やたらと生々しく、まるで自分も犯行現場に居合わせているかのような臨場感には、思わず“もらい泣き”ならぬ、“もらい怒り”してしまう方も多いのではないかと。
何でもかんでもやられたらやり返してOKという考え方が正しいとは思いませんが…しかし…今回のケースでは…無理ってもんだッ!
こんなことを見せられて、頭に来ねえヤツはいねえッ!ヾ(*`Д´*)ノ"
ユージオがプッツンしてしまうのも、無理は無いところかと。

単に、非道なシーンを描いて終わりというのではなく、後輩ふたりとの交流やライオス達の事件を通じて、この世界における貴族社会制度の孕む問題点や矛盾点を読者に認識させた後、何故このような社会制度が生み出されたのか?という真相を明かす二段構えになっているので、とても説得力が高く感じられました。
特に、序盤にティーゼのユージオに対するほのかな恋心が瑞々しく描かれている分、感情移入度が上がった矢先にあの事件!という流れになっているので、読み進めていくうちに自然と状況が把握出来るようになっているのがお見事。

アリスという本命の女の子がいるユージオなので、いくらティーゼが懸想しても、最終的には振られてしまうんじゃないかなぁ…と、切ない気持ちで読み進めましたが、とある約束が履行されれば、あるいは?と、少し希望が残されているようにも感じられたので良かったかなと。
全体的に、ユージオ視点の重要シーンが多かったですし、アリスさえいなければ、このままティーゼエンドで良かったんじゃね?と思ってしまうぐらいに良いヒロインっぷりだったので、その意味では満足♪

さて、物語の方向性は一貫していながらも、そこへの道筋には大きな変更があった今回ですが、意外に意外を重ねつつも、とても大きな進展が見られたのが熱かったですね。
アリスと思しき人物との再会によって、新たな課題が生まれてしまいましたが、その解決の糸口というか、最終的に目指すべき目標も、より明確になってきましたし。
ユージオの中で起こった変化が、今後どの様な化学反応を巻き起こしていくのか、次巻が待ち遠しいです。


気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。

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2 コメント

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Unknown (かたまり)
2013-03-27 17:14:32
すっごい良かったですよね!
ティーゼの純粋さと魅力に惚れてしまいそうでしたw

Web版では助けに行った時には手遅れでヤられてしまっていたようです…
許せん…
返信する
>かたまり様 (gurimoe)
2013-03-28 14:44:16
・コメントありがとうございます。
らしいと聞いて自分もめちゃ許せんよなぁ~!状態でした。
悪キャラの役どころということは判りつつも許せませんのう。
返信する

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