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gurimoeの内輪ネタ日記(準備中)

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デート・ア・ライブの感想レビュー(ライトノベル)

2011年03月19日 14時43分05秒 | ライトノベル・小説
富士見ファンタジア文庫のラノベ、『デート・ア・ライブ 十香デッドエンド』(橘公司先生原作、つなこ先生イラスト)が発売中です。
聞いただけで読む前から何となく興味を惹かれてしまうタイトルのネーミングセンスが秀逸ですねw
表紙の十香のキャラデザも、剣姫タイプのヒロインが大好き!という方の支持を集めそうで、これからが楽しみです。

お話的には、『世界を殺す災厄』と呼ばれる『精霊』の少女と出会った主人公の士道が、これ以上の被害を出さない様に対話をするため、『デートして彼女をデレさせる』ことになって…という、なんともウラヤマシスな展開です。

冒頭は、オーソドックスなハーレムラブコメ風に展開するのかと見せかけて、突然現れた規格外の破壊力を持つ美少女とのボーイ・ミーツ・ガールから、隠された世界の真実が見えてくる→日常から非日常の世界へシフト、と、ハイスピードな盛り上がり方が熱かったです。
『大剣を携えた鎧姿の美少女精霊VS最先端の科学テクノロジーっぽい装備で武装した秘密組織の特殊部隊所属の美少女とのバトルシーン』という単語にグッと来るタイプの方には特にオススメかとw
世界を度々襲う謎の大空震や、精霊という存在そのものに関しての謎や伏線もちりばめられており、既に2巻の発売も決定しているとのことで盛り上がってきそうですね。

生命や、世界の命運がかかっているだけに重い設定も見受けられますが、基本的には、『人間界の知識を持たない純粋な十香に、手取り足取り一般常識や相手を大切に想う気持ちを教え込んでいく』というハートフル系キャッキャウフフイベントが見所となって来そうな気配です。

十香自身は『降りかかる火の粉は払わねばならぬ』系の思考パターンの持ち主で、自分が人間から排除されようとしている理由すらわかっていない孤独な状況で戦い続けてきたわけですが、そこにはじめて自分と対話を試みようとする相手=士道が現れたことで様々な変化が…というのは、説得力もあって良かったと思います。

謎の存在である『精霊』が、最初から人間の感性に近い反応を示したりするのは少しご都合主義的に捉える向きもあるかとは思いますが、物語の方向性や目的が最初から明確なのはわかりやすくて良いですし、裏表のない十香の性格も可愛らしくて好印象でした。

絶対的な力を持ちつつも、絶望を抱いていた無表情な十香が、士道と触れ合うことで希望を見出し、笑顔を見せるようになって…という流れは王道で、また、その流れがあるからこそ、終盤のイベントが真実味を帯びてくるという良循環を生み出していたと思います。
主人公がヒロインに対してしっかり働きかけ、それを受けたヒロインもまた自身で考えて反応を返すという部分がきっちりと描かれていたのも軸をブレさせず、説得力を高めていたと思います。

また、秘密組織の女司令官(ドS)が主人公の妹、不思議系年上お姉さんキャラに脱ぎ女要素、十香と死闘を演じた特殊部隊の隊員に何やら主人公との過去フラグが、といった感じでサブヒロインズも個性派揃いで面白いかと。
今巻で読者をきっちり掴めたと思いますし、予告の引きもニヤニヤな感じで、幸先の良いスタートを切れたのではないかと思います。


気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。


【ファンタジア文庫】デート・ア・ライブ TVCM


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