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『R-15 こんにちは、ぼくの初恋』(2巻)の感想レビュー(ライトノベル)

2009年10月04日 17時36分31秒 | ライトノベル・小説
角川スニーカー文庫のラノベ、『R-15 こんにちは、ぼくの初恋』(伏見ひろゆき先生原作、藤真拓哉先生イラスト)が発売中です。

2巻目に当たる本作の表紙は、性格的にも見た目的に如何にもヒロイン!といった様子の謡江。
魅力的なヒロインキャラは、ラブコメもので一番欠かせない要素だと思いますし、1巻の展開を受けて彼女のターンが本格的に増えてくるのも順当なところかと。
藤真先生の可愛らしいイラストがあるので、容姿的な部分についても申し分ないですね。

いかにも丈途と仲良くなりたいという雰囲気を漂わせつつ、お約束のお弁当攻撃を見せてくれたりといったあたりは、定番ながらあると嬉しいイベントとしてニヤニヤ出来るところかと思います。

メインヒロインの吹音が基本的にロリキャラだったり、他のヒロイン達が変わり者ばかりなので、常識人的思考の持ち主である謡江は万人受けするキャラクターとして人気を集めそうな感じですね。

むしろ、どちらかというと謡江の方が正統派なヒロイン像を保持しているキャラなので、メインヒロイン向きな感じですらあります。
というか、1巻での出来事を通じて絆が深まっていることはわかるものの、いまいち丈途との直接的な絡みが少ない吹音に活躍の機会が無い事が、吹音をメインヒロインだと感じさせにくい原因になっている気がすることの方を問題視するべきかも知れません。
2人とも実際の恋愛経験がなく、奥手になるのは仕方ないところかもしれませんが、お互いに気になっているならもう少し積極的に行動していってくれたほうが見ていて面白いかなと。
吹音は吹音で考えて行動しているわけですが、やや自己完結気味ですし、丈途は丈途でプロのポルノ作家の割には女性の心理を読めていない、と、本来話を引っ張っていくはずの2人が周囲のキャラに振り回され過ぎなので、感情移入しにくい感じなのが勿体無いと思います。

蘭や来夏、牡丹といった女性キャラ陣は十分にキャラ立てが出来ているので、余計にギャップが感じられる気がします。
吹音がサブヒロインの立ち位置なら、天然ロリキャラキャラとして和めればOKという感じで不満にはならなかったかなとも思うのですが、丈途自身の行動の動機として吹音をあれだけメインに据えている分、もう少しテコ入れ贔屓してあげても良いのではないかと。

前巻で活躍した律の出番が大幅に減ったのもかなり残念なところかと。
蘭と双璧で活躍してくれたキャラだけに、この段階で出番が減るのは予想外でした。
その代わり、新キャラwwとして登場した成子については、予想のナナメ上をいくというか、やや力技ながらも話を盛り上げてくれた感があって良かったかと。
通常の成樹には出来ない動き方をしてくれたので面白かったです。
むしろ、コッチをメインにして欲しかった件。

物語そのものについては、意外にも各パーツがラストで合体した感じこそありますが、やや荒唐無稽過ぎて(・_・)エッ....?という感じでした。
よく繋げられたな~という意味では驚かされましたが、○○○○ちゃんに対して丈途があそこまでしてしまうのは、優しさとは言えオリジナルに対しての愛があるなら無理じゃないかと引いてしまった件。

オチそのものが個人的に肌に合わなかったり、各キャラの試験の顛末が詳しく描かれなかったことは残念でしたが、ラストのエピローグ部分での進展と、次巻予告の引き効果は強力だったのもまた事実。
恋の鞘当てと衝撃展開がプラスされる事で、かなり盛り上がりそうな気配はあるので期待です。

幕間に挿入される丈途の小説はニヤニヤ全開で大きな見所になっている訳ですが、物語的に彼の才能がどう成長していくのか?といったあたりもどう描かれるか楽しみです。

気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。


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