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激戦のあと?



ある子が、算数のテストで大失敗しました。

で、何とかしたいと指導を頼まれたのですが、実際に問題用紙を見て、「ああ、このタイプかあ」と思いました。

最初に計算問題が3題ある、その問題用紙がもうほぼ字で埋め尽くされている。

つまり本人は必死に計算をやり、いろいろ手を尽くしたわけですが、途中からわけがわからなくなってきた。

で、それで明らかに時間不足に陥り、慌ててやったので点数がまとまらない、という感じです。

で、本人にその計算問題のやり方を示しました。式を書けば、実はほぼひっ算がいらない問題だったのですが、どこかで引っかかっているのに、それがいっぱい書いてあるからどこが間違っているかもわからない。

「こうやって式を書いていけば、計算の工夫もできるから、暗算を使えるところもあるし、後で見直して、ああ、ここを間違えている、と見つけることもできるんじゃない?」

と説明しました。

まあ、こういう話はよく授業でもするのですが、なかなか定着しません。なぜなら、テストで子どもたちは急いでいるからです。どうしても「式を書くと時間がかかる」ということを刷り込まれている傾向がある。

が、激戦の跡になってしまえば、解読すら不可能な状態になるわけで、そりゃあ、間違えるなという方が難しい。

テストは差をつけるためにたくさん問題を出しますが、しかし、7割ぐらい手を付けてそれが満点であれば十分に偏差値60ぐらいには到達したりするのです。だから、まずテストのやり方を練習しないといけない。

どうやって問題を解くのか、式や計算はどう書くのか、問題の見直しはどこでするのか、そういうことを一つ一つ徹底していけば、案外点数は取れるようになるものなのですが…。




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