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基礎を固めて、あとは過去問

 塾のテキストやカリキュラムというのは、入試に対応するということがひとつの命題です。ですから、新しい傾向の問題が出たり、新たな分野として切り分けたりする必要が出てくるので、数年に1回カリキュラムを変更します。毎年、少しずつ変えるところもありますが、しかし減らすことがあまりない。

 したがってどんどん増えるという傾向にあるのです。

 だから5年前、10年前と比べてみると、ずいぶん増えていることになります。

 で、問題はそれを全部できる子がどのくらいいるのか?とそれがどの学校にも必要なのか?という点。

 もちろんそうではないわけで、したがって第一志望を決めることである程度、やるべきことがしぼられてきます。

 勉強を効率的に進めるには、第一志望を決めることが一番です。ところが多くは、成績がある程度出てから決めることが多いのです。しかし、やはり目的があるから、勉強もがんばるというのが普通ですから、子どもの力を引き出すという意味でも第一志望を早めに決めることは大事なことです。

 第一志望が決まると、学校によって難しい問題は必要なくなります。

 土台、中学受験の範囲は小5から中2まで約4年分に広がっていますから、いかに効率的にやるかを考えていかないと、自信を失ってしまうでしょう。

 ですから、カリキュラム内容を勉強しているときは、あまり難しい問題までやるよりはしっかり、基礎を固めていくべきでしょう。基本問題ができないうちは、そこに力を集中すべきです。時間があれば難しい問題にも手を出してかまいませんが、それでも量は限った方が良いのです。

 そして、カリキュラムが終わったら過去問を中心に勉強していく。問題演習は受験する学校でやれば、入試傾向は把握できるし、出るものを勉強するから効率は間違いなく上がります。

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組み分けテストの弊害
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コメント ( 1 )
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コメント
 
 
 
Unknown (m)
2016-03-25 11:06:52
こんにちは
本当しっかり塾のいう通りやろうとすると親子で疲弊してしまう量ですね・・・。本当は小学校の範囲だけしっかり勉強すれば入れる入試問題を作るべきなのでしょうが それでは点数さが開かないということなのでしょうが・・・。でも意外と記述や読み取りをさせれば 点差は開く気もします・・・。

高校入試や大学入試より親子で大変(大学入試なんて半年か1年受験勉強すれば それまで学校のことをしていればそこそこ入れますし・・)、でも子供の精神年齢や体力は一番幼い・・・・・いろいろな意味でもう少し中学入の問題自体を私学も考え直す必要はないでしょうか・・・
親も塾のいわれるがままでなく しっかり子供の負担を考えてあげないといけませんね・・・
高学年になると受験をする子がストレスで荒れると聞くことが多く 実は結構な社会問題ではとも思っています
 
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