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地図が読めない子

たまに地理の出題でこんな問題が出ることがあります。

「次の文章は、地図中のある場所に勤めている人がK駅を出てから勤め先に向かうまでの道のりを説明したものです。この人物の勤め先をあとから選び、番号で答えなさい。」

『私はK駅を出てから、郵便局のあるほうへ進み、最初の交差点で右へ曲がります。工場のある交差点を右へ曲がると線路の下をくぐります。つきあたりに神社がある交差点を左へ曲がってしばらく行くと勤め先があります。』

まあ、普通に地図を読めればそれほど難しい問題ではないでしょう。だって、地図に全部書いてあるわけですから。

しかし、実は地図が読めない子、というのはいるのです。

確かに地図の勉強というのは、4年生のときにちょっと地図記号をやったとか、まあそういうことはあるわけですが、地図を読むという経験を積んでいる子とそうでない子がいる。

だから積んでいなければこういう問題はわからない。

え?

と思われるかもしれませんが、実際にはそうなのです。

おもしろいのは、例えば家から小学校までの道のりを地図に描く練習をしても、できない子が結構いるのです。

ので、やはりこれはできるようになった方が良い。先先、方向音痴にならないようにするにも大事なことです。で、今はスマホでも、タブレットでも簡単に地図が出せる。

だから、例えば出かけた先の地図をしっかり見せて地図を読む練習はしてください。

6年生になってこういう問題ができない、となったとき、結構できるようになるまでに時間がかかりますから。


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