goo blog サービス終了のお知らせ 

中学受験で子どもと普通に幸せになる方法

中学受験で疲弊しないために、親子で楽しむ受験になるヒントを綴っていきたいと思います。

思い込みを克服する方法

2017年11月08日 | 中学受験で子どもと普通に幸せになる方法

ここまで、いろいろ準備を重ねてきたが、どうしてもある教科の成績が上がらないという場合があります。

課題はそれぞれで、算数の場合もあれば、社会の場合もありますが、なかなかできるようにならない。社会などは覚えればいいじゃないか、とつい思ってしまいがちですが、しかし、なかなか覚えられない。

こういう子どもたちにはひとつ、大きな欠点があります。

それは「思い込み」。

自分は社会はできないと思い込んでしまう。算数が不得意だと思い込んでしまっているから、なかなか努力が続かない。つい、得意な科目の方へ勉強の比重が移ってしまいがちです。4・5年生の時は特定の教科だけを先に進ませる、という勉強法は効果があります。しかし、最後の場面ではもはやがんばるしかない。

で、こういうときに、いくつか小さな目標を作ることです。いろいろなことをやらせようと思っても、なかなかできないから、目標を小分けにします。

例えば暗記のテキストは細かくページを割けて5つぐらいに絞る。あるいはレベルで分けてもいいかもしれない。算数などは基本問題だけまずできるようにしよう、ということでもいいかもしれません。今の中学入試では科目別足切をやる学校はほとんどありません。多くが総合点だけで決まります。だから、不得意な科目でも、取れる分はちゃんと取りに行く必要はあるので、できる範囲をある程度限定して計算する。

例えば社会が不得意な子がいたとして、300点満点の試験で200点取らなければならないとしたら、どうとるかを具体的に考える。今の時点で社会は50点満点で20点ぐらいしかとれない。しかし、算数や国語は70点ぐらいはとれる。理科も35点。

そうすると合計は195点になります。ということはあと5点です。そうなるとあと5点をどの科目でプラスすることを考えてみれば良いのです。つまり、社会が35点取れなくてもいい。半分とれるだけでいいわけだから、できることを限定して最後の時間を使うことができるでしょう。

そして、小さい目標をクリアして、何とか子どもたちの「思い込み」を解消することです。「できない」と思うよりは「多少はできるようになった」と思えるようにしたい。そのためには小さな目標をクリアする。全部できなくて構わない。いけるところまでで良いので、クリアする実績を作ってください。最後の5点や10点はそれでカバーすることは可能です。


今日の田中貴.com
まだまだ伸びる

5年生の教室から
IT化の恩恵

今日の慶應義塾進学情報
世界地理の対策







にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ
にほんブログ村


最新の画像もっと見る