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授業を増やす誘惑

試験の成績がふるわない。あるいは授業が良くわからない、と言われる。

そうなると、何か手を打たなければ、という気持ちになります。とはいっても、子どもの勉強の面倒をみる時間もないし。

そうだ、家庭教師! あるいは 個別指導。

塾の先生と相談しても、「算数の個別だけはやってみましょうかね。」などと言われて、つい申し込んでしまったりします。

しかし、大抵は、負担が多すぎることになります。

例えば週4日塾に行って1日個別指導をとったら、普通は消化不良を起こすでしょう。実際に教えてもらったからすぐできるようになるというものではないのです。

例えば野球のストライクを投げるのにはどうするか?

プロの選手に教わったところで、その場ですぐできるようになる子は少ないでしょう。フォームを直してもらったり、あるいはコツを伝授してもらったりできるだろうが、結局は、自分でストライクを投げる練習をしなければならないのです。

自分で練習するということは、勉強においては自分で納得がいくまで考えるということです。

その時間が充分でないからこそ、わからない、ということになるのです。

何か手を打たねば、と思うときは、まず「やることを減らす」と考えるべきです。

そして、そのひとつひとつがちゃんとできるようになるまで、繰り返す。

わからないところに、わからないものが乗れば、なおさらわからなくなるだけですから。


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