受験番号

個人情報保護から、生徒の個人名が一切出ないようにするために、入試はすべて受験番号で処理されていきます。

入試においても、個人名を書かず、受験番号だけで採点を進める学校もあり、採点する先生も具体的に誰の採点をしているのか、わからないように工夫されています。

さて、その受験番号は、学校に出願する場合、手続き順に番号が決まるということで、早く並ぶ方がいらっしゃいました。

１）熱心だと思われるから。
２）面接があると、受験番号順になるから、早く終わるので、午後入試に行けるから。
３）補欠のときは、受験番号順に繰り上がるから。

というような話からみなさん並ばれるのですが、１）はまあ、普通、考えにくい。で２）はやはり午後入試が始まってから問題になりました。

早く終わるか、終わらないかというのは、かなり大事な問題。午後入試がなかった時代は、まあ、特に気にしてもいなかったでしょうが。したがって、この問題に学校側は対処しています。つまり、面接の順番を受験番号順にしない。

あるいは一斉に終わるまで待たせる、など、受験生の終わりの時間を公平にするか、ランダムにするようにしたのです。ということは、早く並んでも基本的には意味がないことになります。

３）もまあ、あり得ない。同点の場合の補欠繰り上げは、全員繰り上げるか、抽選で順位を決めるか、のどちらかです。

ということで受験番号を早くするために朝早く並ぶ意味はありません。

家族が朝早くから並んで、風邪をひいてしまった、などということがないようにするのが一番でしょう。


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