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がんばる程度


お父さん、お母さんは自分の受験の経験があるから、「がんばっている」という基準がある程度決まっています。

このくらいやったら、がんばってる、とか、これは必死に努力してるな、みたいなことを感じるレベルがあるわけですが、実は子どもたちにはないのです。

子どもたちにとっては初めて、自分の力で突破しなければいけない試験なのですが、なにせ初めてのことなので、このぐらい勉強したらがんばっているうちだろう、みたいな基準はあまりない。

ということは、親子でがんばる程度に対してのすれちがいが起きるわけです。

「なに、だらだらやってるの!」

とか

「そろそろ、本気出してよ!」

と注意していることがあるかもしれませんが、子どもは子どもで「十分にがんばってる」と思っているから「むっ」とするところがある。しかも、12歳にもなれば自分で多少いろいろなことができるという自負があるから、

「うるせえな。だまっててよ。」

みたいな反応になるから、さらに親は頭にくるわけです。

しかし、そもそもはそのがんばる基準に違いがあるからなのです。ですから、そこをしっかりすり合わせておく必要がある。

それでもお父さん、お母さんの経験を単に押し付けられる、という感覚があることも事実です。だから客観的に、この時期にここまでのことが終わったら、それはがんばっている、ということにするといいのです。

ただし…

それは成績であるべきではない。たとえば偏差値~まで行けば、がんばってる、はそうなることもあるし、そうならないこともある。何事も結果である、みたいな言い方をするビジネスマンのお父さんもおられるかもしれませんが、それでは子どもたちに救いがなくなる。

具体的な勉強をここまでやろう、みたいな話に落とし込み、本人なりにそこまで達成したらまずはとにかく「ほめて」あげてください。

その達成感が子どもたちに自信をつけ、新たな意欲を湧かせる源になるのですから。

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