きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

北朝鮮、見せかけの「戦時体制突入」

2013-04-03 10:40:23 | Weblog
北朝鮮、見せかけの「戦時体制突入」      (2013-04.03.)

軍事的緊張を高める為に、北朝鮮が「戦時体制突入」宣言を行い、更に今度は中断されていた原子炉の再稼動を発表し相次ぐ強硬策を次々に出してきている。

米国も韓国も、北朝鮮が煽る強硬策に、何等、動じる所を示さないのが、北朝鮮には気に入らないのか、一人でただ焦って居る様にしか見えない。
その理由は、米軍事当局によると「北朝鮮国内の軍に異常な動向は見られない」と言う事である。

ソウルの専門家筋によると北朝鮮の緊張激化策の本音は2つで、1つは対内的に年齢と経験不足から軍及び国民の間で未だに金正恩(キム・ジョンウン)に対する忠誠心が高まらない事、他の1つは対外的に米国を直接交渉に引き出すための存在誇示だと言っている。

其の為に、金第1書記がやたらと、最前線地域や現場で、指揮に当たっている映像が多い事を指している。

そして、戦略ミサイル司令部訪問の映像では、戦時体制突入にも拘らず平服で書類をめくる金第1書記を通常の軍服姿の軍高官たちが取り巻いていると言う、のんびりした風景になって居ると言う事である。

其れでも、北朝鮮の相次ぐ“強硬策”に対し米国は、韓国との合同演習に米本土や沖縄からB52、B2爆撃機や最新鋭F22戦闘機など高性能兵器を続々、投入。韓国政府もまた「北の挑発には政治的考慮は一切せずに直ちに強力に対応する」(パク・ウネ=大統領)と強硬姿勢を示している。

また、韓国国内報道では、「吠える犬は絶対に喧嘩をしかけない」と言う事を報道して、平静さを保っている様である。
(えびなたろう)