きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

小学校の教育転換

2007-08-31 11:27:31 | Weblog
小学校の教育転換     (007.08.31.)

中央教育審議会の小学校部会は、小学校の授業時間について、国語、算数などの主要教科と体育の時間を10%増やす事で合意をしたそうである。
今までは「ゆとり教育」と称して、授業時間を少なくしていた方針を転換し10%の増加を決めたと言うものです。

私は、教育の問題は、専門的立場にはないが、先ず言えることは、子供達が、幼児教育からはなれ、いよいよ外へ出て歩く様になれば、とりあえず、社会の一員として生きてゆく基本的なルール、人との付き合い方、社会道徳の問題、お金(通貨)の意味、使い方、先生と生徒、礼儀作法、等々を教える事が第一だと思います。

これが、これから大人の社会へ入る子供たちの先ず知っておかねばならない大切な事です。
この部分が、教育の場で一番不足している所ではないかと思います。

それと、友達との遊びが不足して居る様に思います。「人とは仲良くするものだ」と言うことを教えないと、人を見れば、敵対的な行動をとる子供が居るのを見ると、常に競争相手として捉えている大人の教育が悪いのではないでしょうか。
なんとなく、人間的なゆとりのない子が多いのは、日本の未来が、悲しくなります。

「ゆとりと」いうのは、子供に対する親や社会から受ける愛情が育むものだと思います。
今の子供たちを、見ていると、行動の基準が、善・悪の判断で動いているのではなく、損得の判断で、動いている。
良い事か、悪い事かを判断する前に、得する事なら、少々悪い事でもやってしまうと言う行動です。
やっぱり大人から直さねば行けませんね!。

厚生省の局長でも車3台貰っていても賄賂と感じていないところが、悪い事である事を自覚していない鈍感力。

この様な、善悪の判断が出来ない人に、社保庁問題、政治資金問題、天下り問題、無駄使い問題、等々の改革が本当に出来るのでしょうか。

                     (えびなたろう)

ダム建設費が膨張

2007-08-30 14:11:27 | Weblog
ダム建設費が膨張     (007.08.30.)

今日の日本経済新聞の一面に「ダム建設費膨張9兆円」とある。わが国でのダムの建設の必要性については、民意と掛け離れた、無駄な公共工事の象徴的なものとして取り上げられて来ている。

長野県に置いても、田中知事が「脱ダム宣言」を行いダムは必要ないといって来た、ところが、新しい知事に変わると、早速ダム建設が復活すると言う状況を見ると、本当に必要なのか、必要でないのか、どちらでも良い物なら、なるべく作らない方がお金も掛かる事だから、止めたほうが良いに決まっていると思うのだが。

中でも、奈良県の「大滝ダム」は1972年に計画し1977年に完成予定のものが35年たった現在も出来上がっていないと言う。それも当初の見積もりが230億円であったのが完成させる為には、更に5年を用し工事費も3640億円と当初見積もりの16倍の費用になると言う。

35年間ダムがなくても、すんだ物が、更に16倍の多額の費用を掛けてやる必要性があるのだろうか。この様な建設中のダムが149基もあり、その総額は9兆1000億円に達するそうです。また、これとは別に新規のダム建設予定が18基もあると言う。

今、日本は、社保庁問題、介護ビジネス問題等々、お金がなくて、税金を上げたり、保険料を上げたり、更には消費税も上げる話が出ている。其の一方で、無駄使いに対するチェックは一向に手付かずで、改革の必要性は全議員同じ様に口を揃えておっしゃるが、自民党から出てくる改革案は、官僚の作った権益擁護のザル方ばかりで、国民は不満がつのるばかりです。

安倍さんの改革は、国民から見れば、すべて的外れの改革で本当の改革になっていない、其の良い例が「政治資金規正法」で、結局野党の主張を入れた法案に改定するようだが、はじめから、その様にすれば、強行採決も、参議院の会期延長も必要なくスムースに行ったのではないですか。

ダム建設も、この際20年間一切中止したらどうでしょう、相当な財源が浮きますよ。
建設会社、救済の為の無理な公共工事は、利権に絡んだ県会議員は喜ぶだろうが、国民は決して自然の破壊に繋がるものとして、必要性を認めていません。
この際全面中止を宣言して下さい。

                     (えびなたろう)

朝青龍の花道を

2007-08-29 11:27:07 | Weblog
朝青龍の花道を    (007.08.29.)

7月末の日本相撲協会のイベント公演に、朝青龍がモンゴルで仮病を使ってサカーをやってた問題で、撲協会は再三の警告の常習者である事から、今回は二場所謹慎の罰則が科せられた。
其のせいか、本人は一応協会には謝罪をしたが、その後の処分に不満があるのか、一切口を利かず、外部と遮断の生活に入り、心配した周囲が医者の診断を受けさせ精神的な病名を理由に、モンゴルへ返すと事を提言した。しかし親方は、日本で治療することを、主張した。
それが丸1ヶ月間、揉めにもめ、遂に日本相撲協会も根負けして、モンゴルへ帰す事を了承したと言う。

相撲は、日本の国技で、国際的にも相撲にあこがれて来る外国人も多くなったが、外国人だからと言って、勝負の判定に差別をすることが無いところは、私も感心するところで、あたりまへの事ではあるが、真にフェアーな運営を協会はしていると思う。
一時八百長問題も噂されたが、協会としては、厳重に調査を行い対処した事でも公正な扱いをしている。

今回も、モンゴル出身の横綱でも横綱としての待遇、扱いは十分敬意を払った処遇を行なって、いる。
しかし、聞くところに拠ると横綱の方が、横綱としての礼儀や振る舞いが、好ましくなく再三協会からも警告を受けていると言う事らしい。

朝青龍は、勝負に対する情熱は、非常に烈しいものを感ずる。それはそれでよいのだが、日本古来の武士道精神には、どんなに強い人でも「惻隠の情」と言うものがある。
その辺の日本の精神文化まで、朝青龍に求める事は、無理かも知れないが、協会のルールや親方に対する礼儀や、取り巻きや下位の力士に対する思いやり等々、横綱としての品位を保った行動であって欲しいと思っています。

今回モンゴルへの帰国を許されたのも協会の方が折れて、朝青龍の気持を母国へ帰って癒す事を第一に考えてくれた物であると思います。
従って、一日も早く心を癒し、落ち着いた所で、正式に引退を申し入れたら良いと思います。
長く続いた、一人横綱、朝青龍の時代は、下降気味に入り白鳳時代の幕開けです。
もはや、日本では今までの朝青龍ではありません。
相撲界で最高位まで上り詰めた横綱朝青龍の名前を、汚す事無く、日本の相撲協会の歴史に其の名を何時までも留めるためにも、引退を提言したいと思います。

                    (えびなたろう)

国民の不安と不満は解消されるのか

2007-08-28 12:31:38 | Weblog
国民の不安と不満は解消されるのか     (007.08.28.)

続投を固守する安倍さんが、「今回の選挙を反省し、人心一新を喫した内閣で、国民の信頼を取り戻したい」と言うから、大きな期待を持って27日の新人事を待っていた。

党内役員から始まり、閣内人事に入って、次第に全容が明らかになってきたが、結果は期待していた、サプライズ人事は、見られず、新鮮味も無い、無難な内閣人事に終わった事は、安倍さんが総理に固守するほどの事ではなく、「やっぱりこの程度か」と言う感じに終わった。

国民の当面、最も不安に思っている国内の問題として、社会保障についての未来ビジョンが全く示されていない、目下国民の生活苦の状況、介護ビジネスの現状、医療サービスの地域格差、子育て問題、等々。
各地の現場に赴き、現状を良く見て、早急に対策の行動を取る事によって、国民の不安を払拭する事が出来ると思うのだが、その事についての政策ビジョンは何も示さず、市場原理を優先した、景気対策ばかりが、先行しているようでは、国民の不安と不満は払拭されないでしょう。
そこが、今の自民党と民主党の取るべき道が違っているところで、安倍さんは何を反省したのか、反省した事を将来のビジョンとして、発表すべきではなかったかと、思います。

厚生大臣に桝添さんがなられたが、桝添さんは、何処かのテレビで、民主党の長妻昭議員が厚生大臣になれば良いと言っていたが、それはチャントした根拠で言われたものでは無いと思うが、それにしても、彼の意見を取り入れると言うのなら、社会保険行政も未来に明るい期待が持てると思う。今の自民党の改革案では、「官僚主導の改革案」だから、ザル法に近いもので、とても安心出来るものではありません。

唯一民間から増田元岩手県知事が、総務大臣として入閣したが、地方自治体の立場で、彼の辣腕を振るってくれる事を期待したいが、政府側の主張を押し付ける為のクッション役にならない事をねがっている。

                    (えびなたろう)

安倍政権体制の発足

2007-08-27 16:04:01 | Weblog
安倍政権体制の発足      (007.08.27.)

安倍政権の新しい顔ぶれが発表され、相当に考えられた人選だと思いますが、100%と言うことはないから、ともかく発足の顔ぶれでの、経過を見なければわからないと思う。

新人閣僚は、桝添さんの厚生大臣だけであるが、このポジションは年金問題を抱えた大変なところなので、新人以外では、やる人の無いポジチョンではないかと思っていた。桝添さんなら、癒着のない人だけに、まあまあと言うところだと思う。

党の役員では、総務会長には二階氏がなられたことは、民主党との話し合いにも考慮をした人選ではないかと思われる。

また、地方行政との関連から、民間から増田元岩手県知事の就任は予想されていたところだ、期待してみて行きたいと思う。

後は、みな一応元大臣経験者を就任させ、無難な安定化を図った内閣で、新鮮さと言うものはありません。
熟慮の上の組閣人事と言うことだが、この程度で仕方が無かったのだろうと思われる。

何はともあれ、9月から始まる、国会での展開で、答えが出るものと思います。

                     (えびなたろう)

明日の安倍新内閣を占う

2007-08-26 14:31:18 | Weblog
明日の安倍新内閣を占う      (007.08.26.)

昨日インドネシア・インド・マレーシアの3国訪問を終えて帰国した安倍総理は、今日、一日組閣に没頭し、明日人心を一新した第二次安倍内閣を発表する。
無論、参議院選の反省を纏めた、総括委員会の報告内容を込めた人選での組閣だろうと思われる。
安倍総理は「反省すべきは反省する」と言われている限りその成り行きは、国民注視の的となるところだ。

今日も朝から、TV各局は、その予想人事の番組で賑わしている。それだけに、安倍内閣の行方に重大な影響を及ぼす事になると思う。

私なりに、思うのには、今回の人事には、先ず第一に、野党民主党との話し合いの出来る内閣でないと絶対に永続きしないと思う。

政策問題、党内問題、「政治とカネ」等「反省3点セット」と言われている問題は無倫であるが、民主党の小沢一郎代表と、話し合いの出来る内閣である事が必要だと思う。

「話し合い」とは、相手の主張にも耳を傾けて、真剣に考え合うということである。

そして、どちらが、国のため、国民の為になる事かと言うことで、党利、党略、官僚の権益等の立場から離れた、政策や行政改革、を実行する事で、これに対して党内に反対者が出たら、除名するなり、党を分解するなり、または、解散するなり、するべきで、これ以外に安倍さんの政治心情を国民に理解させる方法はありません。

安倍さんには、いろいろ批判される人が居りますが。今回続投を宣言された以上、安倍さんは、国民の立場に立って行なっている政治家であると言う、その真価を明確に打ち出して、それを一途に行なう事以外に無いと思います。

安倍さんは、何と言っても日本にとっては、政治家として一人の人材です。安倍さんの政治生命を、何だか訳の解らない形で、終わらせる事は出来ないでしょう。
だから、全てを明日の内閣人事にかけて、政治家安倍の真価を国民の前に曝け出して、国民に問いかける事だと思います。

                      (えびなたろう)

社保庁長官更迭人事

2007-08-25 11:57:47 | Weblog
社保庁長官更迭人事      (007.08.25.)

 柳沢厚生大臣は24日社会保険庁の村瀬清司長官を解任する人事を発表した、後任には元総務省の行政管理局長の坂野泰治氏がしゅうにんする。

 社保庁の不祥事続きは、5000万件の記録漏れだけに留まらず、職員による覗き見問題や他の施設への流用問題、更には、使い込み等もあって、村瀬長官就任後も一向に収まる気配が無い状態が続いている。
 しかも、庁内には、コンピュータに精通した者も居らず、内訳の解明が出来ない状態が続いていた。
この様なことから、民間のシステムエンジニア等の専門家を依頼したりして対処を講じてきた。

 しかし、今回、一新する安倍新内閣の発足を前に厚生省幹部も変更人事を行なう事に踏み切ったようだ。そして厚生事務次官も辻哲夫氏から、江利川毅前内閣府事務次官に交代する事になった。
社保庁長官も厚生事務次官も、両方とも、他の省から持ってきたことは、今までの悪弊を、引きずらない為にも良いかも知れないが、はたして何処まで改革が出来るのか、疑問である。

他の省庁から、持ってきたぐらいでは????・・・・

民主党の長妻議員の言っているような、根本的な、社保庁改革からは、はるかに
手緩い改革だから、国民の不安はこれでは、払拭出来ないでしょう。

なぜ、自民党は、改革にもならない、自分の党の案に拘るのだろうか。

                   (えびなたろう)

テロ特殊法の延長は

2007-08-24 07:31:56 | Weblog
テロ特殊法の延長は      (007.08.24.)

民主党の小沢代表がテロ特殊法の延長の問題で、アメリカのシーファー駐日大使と会談し延長反対を表明した。
その上、民主党は今年の通常国会に提出したイラク復興支援特別処置法の廃止法案を次期の臨時国会に再提出する構えを見せている。

いよいよ、民主党も国際的な立場から見て、正しい事は正しい、間違った事は、間違いだと言う自国の意見を正々堂々と発言し、日米同盟関係だからと、全てがアメリカの立場に同調する必要が無いという毅然とした態度を示してゆく事のようです。

近年、アフガンに対するアメリカの政策は、今や誰が見てもブッシュ大統領の立場は崩壊寸前の状態だ。
したがって、小沢代表は、今後の正しい日米関係を維持する上でも、今までの様な対米従属から離れて、よきパートナーとしての立場で発言をして行くべきであると思います。
それでこそ、対米従属の自民党と、国際協調の民主党の違いを明確に国民の前に示す事が出来るのです。
そして、その様な実績の積み重ねが、国民の信頼を得る事になり、また多くの人材が民主党に集まり、官僚も民主党になびく様になってくるでしょう。
その時こそ政権交代のときなのです。

                   (えびなたろう)

インドもCO2排出量削減に前向き

2007-08-23 12:05:56 | Weblog
インドもCO2排出量削減に前向き      (007.08.23)

インド訪問の安倍総理は、昨日インドの国会で演説し日印の連携協力関係を強調し両国は「基本的価値観を共有している国」と位置付ける発言をした。

そして更に太平洋とインド洋を結合した「二つの海の交わり」と題して、米国と豪州を含め日米豪印の4カ国を連携した、「拡大アジア」構想を提案した。

今回のインド訪問に当たっては、経団連の財界人も250人と言う今までに無い大規模で訪問し今後10年間に両国の年間貿易額を2倍の2兆3000億にする目標を掲げている。こうした内容からも、安倍さんのインドに対する相当な肩入れが伺われる。

また、来年日本で行われる、洞爺湖サミットでの室温効果ガス対策についても、日本が提唱する「美しい星50」(京都議定書の削減計画が2012年で終わることから2050年までにCO2排出量を世界規模で半減させる戦略)をシン首相に説明し、シン首相の評価を得る事が出来たそうで、これは大きな成果だと思います。

安倍さんは洞爺湖サミットは、どうしても自分がやり遂げたいと思っているようだ。
安倍さんの提唱する「美しい星50」構想も日本は京都議定書も公約が守れないのに
2050年までにCO2の半減なんて、格好の良い事を言ってよいのか、との疑問もあるが、しかし現状では、どうしようも無いので、何はともあれ、「何としてでも遣るしかない」
の意気込みを持って向わねばならないでしょう。

                      (えびなたろう)

日・印経済協力推進へ期待

2007-08-22 09:23:56 | Weblog
日・印経済協力推進へ期待      (007.08.22)

安倍総理が21日インドを訪問し、シン首相と日・印の経済協力について会談される事になった。
そして当面インド鉄道の支援が具体化されることに大きな期待がもたれることになる。
内容は、ニューデリーと商業都市ムンバイ間の1500キロ高速貨物鉄道を作るというもので、日本にとっては、最も得意とする所だ。

アジアにおけるインドの立場は、中国に次ぐ大国で、日・印関係は目下最も良い状況下にある。昨年12月には、シン首相は日本にこられ、国会での素晴らしい演説は日本の国民に大きな感動を与えました。
今年は、中国から温家宝首相も来日されたが、友好ムードの差は格別のものがあると思います。
日本は、今後中国よりも、先ずインドと密接な協力体制を作り、平和と発展の実績を積み重ねる事が大切です。
今の中国は、世界を破壊する国と言われるぐらい、偽造品大国で、環境汚染大国で、何事も自国本位で、情報隠蔽大国で、これは民主主義国家でない国家の性格だから仕方が無いとは思いますが、他国に迷惑がかかる事を平気でやっているのは許せない事ではないでしょうか。

中国は人口13億の大国ですが、インドも11億の大国であり、何と言っても民主主義国家ですから、事の善悪もまともな話し合いが出来る国です。
無論インドにも国内的には、いろんな複雑な問題も抱えているが、日本とはお互いが
協力し合いながら、やっていけば、必ず、明るい未来が開けることが出来ると思います。

来年は、地球温暖化問題で、洞爺湖サミットが行なわれます。インドは、世界でも大量の二酸化炭素の排出国です、無論日本はこれに対する、協力も行なうものと思いますが、この成り行きも国際的な注目を集める所となるでしょう。

帰国されたら、安倍さんも針の筵かもしれないが、インドでは大いに成果を上げてきてください。

                    (えびなたろう)