ひだまり

あなたの心に暖かいおひさまの光がさします様に

私の失敗

2013-05-27 21:13:51 | 第四章・愛とゆるし
カウンセリングの勉強を始めて、数年過ぎた頃の私の失敗話を思い出しました。

理論を学び、ワークショップにも参加して、私も人の話が聞けるという自信に満ち溢れていました。

頼まれてもいないのに、困った人の世話をしてみたり、その方の話を聞いて自己満足したりしていました。

勉強を深めていくうちに、私自身の問題も解決できていないのに、相手の話を傾聴しようとする傲慢さに唖然とする瞬間に出会いました。

それは、娘さんを病気で亡くして、失意のどん底にいる方との話の時でした。娘の友達という関係の中で、私も何とかしてあげたいと思う優しさから出た行動だと思い込んでいました。

私の娘も、生まれた時から心臓病を患っていました。病気の子供を持つ親として、共感できると自負していましたが、娘の検診の後、その方を訪ねて行ったときの一言は今も忘れることが出来ません。

「元気だったのね」その心の奥から発する言葉は、何故自分の子と一緒ではないのという怒りのような言葉でした。

その時、私は悲しみを聞いてあげるという傲慢な気持ちでいたのだと知りました。

その方の悲しみを、私は聞いていなかったのです。

その時から、傾聴を本格的に勉強していきたいと思いました。

ふと昔の事を、思い出しましたので書いてみましたが、時々立ち止まって傾聴の意味を再確認する作業も大切だと考えています。


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吉四六さんと私の成育史

2013-05-22 21:16:11 | 第一章・意識と知覚
幼稚園に上がる前に、面白くて何度も親戚のおばあさんにお願いして、聞いた吉四六さん

私の成育史上で、どのように影響を受けたのか、機会のあるごとに考えてきました。

何度も書いてきたのですが、幼稚園の頃の踏切での事、これ以上如何する事も出来ないという出来事の前で、何故か新しい道を探していた事など前向きに進んできたことなどです。

数年前、20数年取引のあった会社から、取引できないとの突然の通達という出来事に対して、まあ何とかなると過ごせたこと、そして新しい道を見つけたことも何か深い関係があるのではと考えてきました。

古事記、日本書紀、源氏物語、ギリシャ神話と読んでまいりましたが、納得のゆく一つの線につながらず、これだという答えを見つけだすことが出来ませんでした。

ある本を、読み終えて初めて点と点がつながり、一本の線になりました。

吉四六さんの話を何度も聞きたがったのは、その驚くような展開が私にとって魅力的だった事だと思います。裏と表、善と悪、その簡潔な方法が、私の心をすっきりとさせて新たな考えに出会わせたのだと分かりました。

心理学を勉強して、その言葉を知りました。

体験の解釈を変えれば、世界が変わる。

幼いころ私の心は、吉四六さんの話で、この言葉を体感していたのでしょう。

ますます、大分の民話を熟読したくなりました。


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幸せな日

2013-05-19 18:50:06 | 第二章・五感と体感
教会の軒下に毎年巣をつくり、雛を育てているツバメ達の、カラスに襲われる話を聞いて悲しく思っていました。今年も教会の軒下に巣をつくり、卵を温めていましたが、いつの間にか巣ごと無くなっていました。

そういえば、此処に引っ越して来た頃、電線に止まっているツバメを沢山見たことを思い出しました。あの頃はツバメの舞に、暫く見とれて時間の過ぎるのを忘れていました。

そういえば、鵜の空を黒く染めるような大群も見なくなりました。冬になると両岸の川原で餌を探しているカモの群れも少なくなったように思います。

自然を大事にする川を、スローガンにしているこの場所でも自然が、少しずつ変化しているのだと感じてさみしく思っています。

原因は、何なのかは私にはわかりませんが、以前のような生き物で活気あふれる場所に戻れたら幸せだと考え、自然の声を聴くことも大事だなあと改めて考えさせられました。

この場所の変化しない自然の状態である事が、私たちも安心して暮らせる場所となるからです。

そんなことを、考えているある朝、台所の窓から見える電線に数羽のツバメが止まり、時々美しい舞を見せ、静かに去っていきました。

心配している私に、旅立つ前のあいさつに来たのかなあと朝から幸せな気持ちになりました。

朝、目が覚めた時から一日の感情の変化を考えたとき、この日は一日幸せな気持ちで過ごしたことに気が付きました。

ありがとう、ツバメたち、来年も元気な姿を待っていますよ。


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五感から来るもの

2013-05-17 23:17:09 | 第二章・五感と体感
この一週間は、風邪で床に臥すことが多く、幸い熱も37度の微熱なので、何故か安心感の内に過ごしていました。

熱に対する安心感は、家族で39°熱を出しても、医者に行かず治してしまった二人のお医者嫌いに、見習ってしまったからです。

熱は、微熱なのですが、日増しに症状がひどくなるようで、夜中に救急病院へと行きました。

そこでの診断は、やはり風邪でした。まだ本調子にならないのですが、少しずつ回復へと向かっています。

今回の件は、現実吟味力に問題があったと思っております。

何故急に病院に行ったのだと考えてみました。

その時に感じた、このままでは、私は肺炎になるという心の声に従ったのです。五感から来る気づきを、大事にして動いたのですが、結果として良い方向へと向かったと思います。

この頃仕事が忙しく、私の心を聴く事を、疎かにしていたようです。

他の方の心を聴く事も傾聴ですが、私の心の声を聴く事も傾聴なのだと思います。まずは、私の心の声を聴く事を、大事にしたいものです。

「心と体と魂を大事にして生きたいですね。」


魂はカトリック全書、神のめぐみとはで考察


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居心地の良い場所

2013-05-09 22:28:03 | 第二章・五感と体感
庭の草取りも進んで、冬の間手入れできなかった畑もスッキリとしてきました。

草で覆われていた花たちは、小さくひっそりと育っていましたが、今までひっそりと耐えていた分、生き生きと大きくなってきたように思えます。

長湯にある畑に、行くたびに思うのですが、お天気続きで水を与えることが出来なく、草も丁寧にとってあるので、砂漠化しているように思える土で、水に飢えていた野菜たちは、水を撒くにつれて生き生きとした表情を見せてくれます。

今まで、薄い緑色だったのが、緑色に変わりそして心なしか大きくなっているようにも見えます。

その表情の違いは、一瞬の間に変わるようにも見えます。

このように野菜や花たちの喜びの声を見るのは、私の喜びにつながります。

この出来事を、私は野菜たちへの傾聴なのではとひそかに思っています。

野菜や花たちへ、私の心を向けるだけでも違いがあるなら、目の前に来られた悩みを抱えている方に思いやりと関心を向けることは、とても大事なことではないかと考えさせられました。

私は、“温かい心で迎え入れられた時、何故か居心地の良い安心感がある”そんな人になりたいと畑の住人達から教えられました。




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