やむにやまれず書いてしまう、というエントリーがあります。
私にとって当ブログは素人の中国観察備忘録のようなものなので、多少鮮度が落ちたニュースでも記すべきものは記しておきたいのです、自分のために。
今回はその類のものです。われらがフフン♪こと福田首相が、ある意味歴史的な国会答弁を行いました。
●チベット論議「必要なら」 日中首脳会談で首相(MSN産経ニュース 2008/03/24/18:20)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080324/plc0803241820006-n1.htm
福田康夫首相は24日の参院予算委員会で、5月に訪日する予定の中国・胡錦濤国家主席との首脳会談で、チベット騒乱を議題にするかどうかを問われたが、「率直な意見交換が必要ならば(日中両国が)率直に言い合えるような関係にするべく努力をしたい」と述べるにとどまり、議題にするかどうか明言を避けた。
自民党の山本一太氏は「胡主席に対し(中国とチベットの)当事者間の対話を促す考えはあるか」と質問した。だが首相は「お互いに良い面を見つけて延ばしていく観点でお付き合いすることができるかどうかが非常に大事だ」と外交の原則論を展開。「国が違えば意見が食い違うのは、あって当然だ」とまで述べて、不干渉の姿勢を強くにじませた。
その上首相は「中国が『日本、ちょっと間違っているよ』と言ってくれ、逆に日本が『中国はこうしたらいいんじゃないの』と言えるぐらいの関係ができれば最高だ」と答弁し、中国首脳に対する首相の毅然(きぜん)とした態度を求めた山本氏の質問をはぐらかした。
高村正彦外相は同じ質問に対し、4月17~21日に来日予定の中国・楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)外相と会談する際、「私が全然この話題に触れないことはあまり考えられない」と述べ、チベット問題を議題に取り上げる考えを示した。
これはあまりにひどいのではないでしょうか。記者の筆致が福田発言を際立たせようとしている部分もありますが、
「相手の嫌がることをする必要はない」
をモットーとする福田首相は、対中外交で確かに筋を通しているのだということが、今回の答弁で改めてよくわかりました。
なるほどこれなら毒餃子事件も進展をみませんしチベット問題での邦人保護についてもいい加減になります。そのチベット問題を引き起こした中国に対する態度も大甘で、虐殺事件の最高責任者たる胡錦涛・国家主席をこの時期に平然と迎え入れようともする訳です。国民よりも中国が大事?
ダライ・ラマ十四世と会見した米下院議長、会見する予定の英首相、またダライ・ラマ十四世が訪仏すれば歓迎するとの意向を表明したフランス政府、そして対中支援計画の進行を中断させたドイツ政府などとは実に対照的な姿勢、といわざるを得ません。
中国にしてみれば、この時期に日本が福田政権だったことは正に神佑天助。
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繰り返しになる野暮を承知で申し上げますが(というより何度でもくどくどしく持ち出しますよ私は)、中国本土で使われる中国語の中には、「中共語」とでもいうべき字面とは別の解釈を必要とする単語があります。当局発表などで多用されるものです。
●「対話」→「中共の言い分の押しつけ」「中共からの命令伝達」
●「協議」→「中共の言い分の押しつけ」「中共からの命令伝達」
●「協力」→「中共への奉仕」
●「平和」→「中共による制圧下での非戦時状態」
●「友好」→「中共に従順」
●「交流」→「中共の価値観の押しつけ&軽度の洗脳」
「軽度の洗脳」とは、
「中国はいい国だ」
「日本は昔なんてひどいことを中国と中国人にしてしまったのだろう。反省しないと」
という気持ちにさせること。
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相手側がこういう姿勢で臨んできているのに対し、
「国が違えば意見が食い違うのは、あって当然だ」
というのは余りにお粗末。チベット問題について出された質問に対する福田首相のこの回答は同時に、
「人権問題なんか二の次三の次」
との姿勢を明確にしたものでもあります。対中外交における信念が改めて明示されたこととともに、「人権」という価値観に対する認識の低さをはからずも露呈してしまったという点で、この福田発言はある意味歴史的なものだと思います。
人権問題をないがしろにするという姿勢は、つまるところ国民の安全を守る努力を放棄しかねない、という点に行き着きます。事実、毒餃子事件にせよチベット問題での在留邦人保護にせよ、福田首相をはじめ内閣とそれに仕える官僚は「放棄したも同然」といっていい言行を繰り返していますね。
無防備すぎる、としかいいようがありません。トップがこれですから、現場はストレスがたまりますし、国民は割を食うことになります。
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なお、今回の答弁については『産経新聞』阿比留瑠比記者の「記者ブログ」にて詳報に接することができます。これは必読モノです。
●チベット問題・異様なほど中国に気を遣う福田首相の答弁(国を憂い、われとわが身を甘やかすの記 2008/03/24/17:46)
首相が「日本代表」らしからぬ振る舞いを続けている以上、これは毒餃子事件と同様に、私たち国民ひとりひとりがそれぞれに、何らかの形で意思表示を行っていくしかないのでしょう。
私は行けないのですが、もし行けそうな方がいらしたらぜひ…
(1) 日 程:2008年4月25日(金)
聖火出迎え 羽田空港(予定)
2008年4月26日(土) 8:00(予定)~13:00(予定)
出発式/8:00~8:30(予定) 会場・善光寺
聖火リレー/8:30~12:15(予定)
コース・長野市内
到着式/12:00~13:00(予定) 会場・若里公園
(6) 聖火ランナー:80名・1区間約200~300m
・長野市実行委員会枠54名(長野市43名、JOC推薦11名)
・BOCOG推薦枠5名 ・IOC推薦枠3名
・スポンサー枠18名(コカコーラ6名、サム
スン6名、レノボ6名)
29人の中国人の作家、反体制活動家、法律家などがチベット問題で中国政府に政策の見直
しを求める公開書簡を発表した。天安門事件で死亡した学生の家族のグループ代表である
「天安門の母」の代表、Ding Zilin、法律家のTeng Biao、反体制活動家のHu Jiaなどが名
を連ねている。
「中國部分知識分子關於處理西藏局勢的十二點意見」で検索すると読めるみたいです。
最初から口が曲がっているあの人ならきっちり言いそうだけど。
支持率低下の感想を聞かれても「他人事」じゃ、外交だけでなく、内政も経済も「何もやる気がない」んでしょう、棚ぼたで総理になって勲章貰う資格が出来たから、何も失敗しないうちに(何もしないことで既に失政の連続ですが)辞めたいと思ってるんじゃないかと本気で疑います。
最近はTVにフフン♪の顔が映し出されると反射的にイラッとします。
その真実がそろそろ明らかになる頃だと思うんですがね。
間違ってるのが日本が最初というのが、すべてを表しているようですね。
実際はアメリカもイギリスもフランスも、個人でなく政府レベルのものは、純粋にチベット人の人権のために動いてるとは思えないですが、フフン♪も一応形だけでも格好つけるかと思ったのに、あまりにも情けない。
第二次世界大戦前夜の英国と独国を彷彿とさせます・・・
歴史を知らない馬鹿野郎ばかりなんですかね>媚中派
某掲示板に「実際に会わないと分からないと思いますが」と
書かれている方もいらっしゃいましたが、
害務省チャイナスクールのモンスター振りは、酷いらしいですね。
露骨に 中国>>>>>日本 という意識があり、又そういった扱いを受けるそうです。
お前は一体、どこの国の外交官なんだと・・・
参議院インターネット審議中継ビデオライブラリー
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
まあ大番頭@フフン♪が総理になった時点で、外交も景気にも期待するのは諦めてましたけどねェ
もう降りて欲しいですが、次の首相が民主だった場合、更に輪をかけてひどくなる可能性も出てくるので降りろコールも出来ない orz
彼は中国現代人のモデルとして優秀なので、使わせてもらうと、『概念的な中華思想の段階は通り過ぎた。現在は、中華人の世界観が絶対的に正しい。』ここまで、彼らの思想教育は進歩してしまっているのだと思います。根っから人の話を聞かない彼らに、この考え方は受け入れやすいでしょうね。
『過去の中国による隣国への侵略行為は過去のことだから(おいおい、日本だけ悪者?)、内政問題に口を挟むなよ、兄貴』と言われましたし。
日本は悪いが中国は正しい。ダブルスタンダードでもなんら論理矛盾を感じていない。奴らは怪物です。
フフン♪は不甲斐無いから、やり込められて尻尾を丸めているだけかもね。
観ない!
行かない!
聴かない!
観ザル・行かザル・聴かザル
問題は今,全員日米台に居て,中華人民共和国には一人も残ってないってことですが.
フフン♪とかチャイナスクールって
自覚、無自覚にせよ これは立派に日本の国益
に対してサボタージュと言えるのでは?
しかも日本国首相や外務省の立場だから、
余計にタチが悪い。
まあ民主党小沢を見ると、コレも韓国の
立場にたったサボタージュに見えるし、
極東三国からしたら、笑いがとまらないんじゃ
2008年はこういう年になるというのはかなり前から分かっていたので、安倍降ろしに動いたのじゃないかと邪推してしまいますね。
参院選の時に 2008年を意識した人は少なかったのでしょうね。
清和会は元々は反共なんですがねぇ。
# 中華思想は夷蛮戎狄に侵され続けたコンプレックスの裏返し。万里の長城でもないと怖くて寝れない人達。めずらしく西戎(チベット)を征服しているものだからもう必死なわけですね。
アメリカに守ってもらっている事(日本に代わって報復してくれる事)を信じなくてはいけないが、どちらにせよ一撃を食うのは代わらない。
となればだ、国民の安全を守る為に、エライ人はヘコヘコしてでも攻撃されないようにしなくてはならない。
と、擁護してみる。
19世紀末から1930年代かけての漢人の根底の行動原理は似た様なものではなかったか、と思います。ただ、違いがあるとするとすれば関係諸国との国力差が改善されていること、中国大陸の大きさがあまり縮まってないのに世界が縮まったということでしょうか。物理的な広がりではなくて、経済的つながりや情報ネットワーク、時間的距離といった意味でですが。
L.タウンゼント著「暗黒大陸中国の真実」の原著者の記した序文の読むと、この本が書かれた西暦年が信じられなくなります。原著出版は1933年。日米開戦はおろか、第二次欧州大戦前です。
フフンこと福田首相の対中外交については、1930年代後半のイギリスの政権首班であったチェンバレン首相が犯したのと全く同様の致命的な誤判断だけは願い下げだ、ということだけこの場で述べさせていただきます。どんな判断ミスを犯したかはこのブログを呼んでいる皆さん各自が調べて考えてみるべきでしょう。
結局ミンスが議席を伸ばすだけだとしたら、日本は更に悪い方向に行ってしまう・・・。
戦線を拡大するわけにはイカンのですよ。
対マスコミ・民主党連合軍との戦線で手一杯とのことです。
敵と味方を区別する事。
コイズミ手法を手本に。
マスコミの本心は金儲け!
ニュースを飯の種にしてるだけ。
戦前から今までの言動を見れば明らか。
どちらに付けば金儲けが出来るか否かで行動するだけ。
道路特定財源でTT。
毒ギョーザもチベットの人権も景気も眼中に無いようで、古賀誠様の関心ごとでないことは世の中では存在しないようですね。あ、年金とイージス艦もガン無視でしたねTT。
Windows,Macとも専用ブラウザで試しまたが、他のスレは全く問題なく開くのに、「チベット」スレだけはダウンロードエラー。
(IE 等では「ひと大杉」で未確認です)
ログを編集してある「2ログ」系のサイトで、リチャードギアの日産CM問題は読めたので、おそらく2ちゃんねるだけを狙いブロックされているような感触です。
(2ちゃんネル側でチベットだけを中国からアクセス禁止にする、なんてことはないかなという前提ですが)
会社と自宅から確認しただけで、中国全体で同じ状況なのかわかりませんが、YOU TUBE でも全規制は数日で解除して部分規制にしたのに続き、中共も芸が細かいというか、らしくないなと、感心してしまいます。
(福島記者のブログもエラーが出て読めないんですが、あそこは以前からサーバーがしょぼいせいかよくエラーが出ていたので、規制なのかどうなのか良くわかりません。)
これが進むと自分が見てるサイトが、どこで規制されているのか、いないのか分からない、はたまた改竄されていないのか、ネットの紐付きでない自由さというのが不安なものに感じられます。
福島記者のブログはみられますが、変です。
それからなぜかエキサイトブログが全部みられません。
すが。ちなみに、風の噂で、大手さんが再度到来のようですね。ド
イモイ再び。未だに外国企業の土地所有を認めてくれないので、そ
の辺がひどく面倒なんですが。タイ、インドネシアも検討してるも
のの、あっちは欧米資本がうっさいし……。
まあ、ほんとにごくわずかですが、支那の利益を別の場所に移動
できたんではないかと。まあ、琵琶湖の水を耳かき一杯とった程度
だと思いますが。
ああ、そういえば、メヒコやらアルゼンチンやらオーストラリア
やらから、農産物売り込みかかってるようで。元メヒコ担当として
は、にやりという気分です。一応、あっちのバイヤーにも連絡した
し。メヒコ農産物、いいですよー。あんまり流通しませんが、メヒ
コの乳製品は実にうまいです。やっぱり同じモンゴロイドだなと
感じます。
武力で攻撃は無理ですが、経済攻撃は効くんじゃないですかね。
だから皆さん。東南アジアの食材買ってね♪
メキシコ産が死那産に取って代わられるといいですね
「21世紀は中国の世紀」
という宣伝が嘘っぱちだとよくわかりました.
この程度のことを(隠蔽するにせよ起こらないようにするにせよ)処理できない無能国にそんな能力はありません.
影でささやかれていた,中国,少なくとも中共がでかいだけの張りぼてであることが見事に示されました.
これは快挙です.
テレビのニュースをつけたら言ってました。
問題をおこしたJTかと思いきや、キユーピーさんでした。
JTや生協は、いったいどうなのか知りたいとこです。
人件費や材料費の安いところで作っても。
いったん問題が起こしたら、回収さわぎで儲けはふっとび。
そのあとの売れなくなるんだったら、あの国でモノを作るのは割高なんですね。
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