いまごろ告知か?と怒られそうですが御存知の方も多いと思います。
明日10月19日(日)にチベット・ウイグル・南モンゴルの3民族合同によるデモが開かれます。詳細は下記をプリーズ。
●チベット・南モンゴル・ウイグル3民族連帯デモ
リンク先のトップページの地図をみると、中国における非漢族地域が実に広大であることがわかります。仮に清朝某親王の孫にあたる私の恩師が蹶起して満州族を糾合、東北3省を確保して王政復古の大号令となれば、中国の版図はかなり小さくなってしまうんですねえ。
与太はともかく、日中関係でいえば今年は市民運動による反中感情の悪化が目立った年でした。毒餃子事件、チベット問題、4.26長野事件(聖火リレー)、5.6フリーチベット大規模デモと続いた勢いが派生し、様々な動きにつながりました。
とはいえ派生化してしまうというのは求心力を失ってエネルギーが散ってしまうことでもあります。要するにフリーチベットが旬の話題ではなくなり、ライトユーザーの多くが離脱して、有志による散発的な活動が続いているのが現状。
ただ世論調査によると日本人の対中嫌悪感というのは6割を超えていますから、市民レベルでの可燃度はかなり高いといえます。再び何らかの形で火がつけば、また大きな波が起こらないとは限りません。
毒餃子事件以来、様々なテーマで現出した動きを私は「市民による反中運動」と一括りで呼んでも差し支えないと考えています。いつかはこうなることが約束されていました。日本国民が中国と中国人なるものをより正確に認識すれば、対中嫌悪感の盛り上がりは必至だからです。
「草の根」で交流すればするほど、日本人の反中感情が強まるというのはどうしたことでしょう。坊やだからさ。……ではなく民度が違うのだよ民度が。
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そして、標題の通りです。いま旬の話題といえば中国名産有毒食品。これをネタに花火を一発打ち上げる動きが出てきてもいいと思うのですが、とりあえず「3民族連帯デモ」が企画されました。
「チベット・南モンゴル・ウイグル」というネタでどれほどの「集客力」があるのかは、今後を占う上で恰好のバロメーターになるように思います。
「市民による反中運動」と上に書きましたが、今年の特徴は従来型ではないことです。伝統的な組織動員や既存の団体が主役になるのではなく、正に素人レベルでの企画が「2ちゃんねる」のような巨大掲示板やmixiなどを通じて具体化・洗練化されていくのです。
同時にYouTubeやニコニコ動画でセンスとユーモアに富んだ各種動画による宣伝活動が行われ、それが訴求効果となって政治やデモなどには無縁の人々をも取り込んでいく。
反中かどうかは別として、市民運動そのものについても今年は分水嶺というか、大きな変化を示した年といえるのではないかと思います。ちょっと大袈裟にいえば、政治運動のズブの素人の前に、既存型の組織つまり「プロ」の皆さんの無力さが晒されたといったところです(むろんプロにはプロの役割があるのですが)。
ともあれ、その時々の旬の話題を時機よく捉えて反中ムードを盛り上げていけるかどうかが今後のカギになると思います。少数民族の問題も毒餃子事件も中国名産有毒食品問題も、結局は全て反中運動という流れの中のネタのひとつに過ぎない。……というところまで思い切れるか、どうか。私のこういう考えに対し、
「私は純粋にチベットの人々の幸福を願っている。ただそれだけ」
といった向きからは文句が出そうですが、チベットをはじめとする少数民族の問題も有毒食品も、中共政権を叩いていかないとラチが開きません。だから事あるごとに適宜なネタでもって中国を叩く。チクチクといじめる。中共の嫌がることを真心を込めて念入りにやってあげるのです(笑)。
いや笑い事ではありません。毎年大量の中国人(本土)が日本に流入しています。こいつらが肩身の狭い思いをするくらいの空気でないと、日本はいずれ中国に侵食されかねません。
そうした反中ムードが世論に反映され、日本政府の対中外交を策定するにおいて無視できない要素にまで育てていく必要があると私は思います。フリーチベットを叫ぶ皆さん、チベットとは全く無縁な、中共政権の別の痛点を刺激してやったらチベットの状況が改善される、ということがあるのです。
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いずれにせよ、現状を再認識するとともに今後の戦略を練る上で、非常に楽しみなイベントです。明日の13時に渋谷の宮下公園でお会いしましょう。
私は友人Lさんの代理人。中共の「いまさらな帝国主義」で強化されたミャンマー軍事政権による様々な弾圧で、いま正に存亡の危機にあるビルマ・タイ国境付近の先住民族・カレン族の私設応援団として参加するつもりです。
★★★便乗商法に便乗★★★
今回のデモには間に合いませんが、さり気なくの王道はやはりこれ。
Pirate with poison2,940円
私はアイロンプリントで「中国特製毒餃子」を余白に加えて直球勝負(笑)。
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http://chinabbs.seesaa.net/article/107921176.html#more
より
>あるブログの管理人は、コンビニに漢人がいるとチベット解放のようなデザインのTシャツを着てその店に行くそうだが、心がいびつになっているとしか思えない。それで何を解決しようというのだろうか。
↑これに対する私のレス↓
それと日々チナオチさんのblogを話題にしているようだが、この際あのblogにもこのblogの事を知らしめたい。そうすればあのblogの来訪者がここにも訪れてblogが活性化するから、より楽しくなるだろうがどうだろう。
ここは長文投稿に不便だから、別途に中国の掲示板観察blogを作っても良いと思う。
Posted by F4Phantom at 2008年10月12日 22:54
この楼主なる人物は、他人のブログで「ああ言えば上祐」って感じでレスをして顰蹙を買っている人物です。
http://fetia.blog34.fc2.com/blog-entry-631.html#cm-top
粘着してくるのでお触りする場合は注意してください。どうも日本人には無い思考や反応が見られます。なお、御家人さんは静観を御願いします。こちらのブログが荒れるのは好ましくないから。
全く同感です。
全てはリンクしています。
中共政権の侵略と、自国民の教育不足と検挙不足は、同根です。
あの楼主って人ですけど、日本人でしょうかね?
私は彼が漢人のような気がしてならないのだけれど、
どう思われますか?
私はあのブログを、お気に入りから外しましたw
愛新覚羅溥儀もそうだったけど、満州族というのは漢民族に対して、凄い対抗意識はあるんだけど、でも、彼らの愛国心の拠り所は、中国大陸なんです。よって、彼らは満州を分離して独立しようとは思っていない。あくまでも、中華帝国の支配者として満州族が返り咲きたいと思っている。実際に、彼らは漢民族と一緒になって、チベットやウイグルを植民地化しようとしていた。
満州族というのは、中国の人口の100分の1程度の1000万人くらいしかいませんが、彼らは最後の中国王朝の支配階層だったので、漢民族以上に教育が行き届いていて、中国の官僚の10分の1近くが満州族だと推測されている。これって、かなりの支配勢力なんです。
で、最近の中国国内における嫌韓に、彼ら満州族の影響も見逃せないと思います。
>私は彼が漢人のような気がしてならないのだけれど、どう思われますか?
考え方が日本人とかけ離れており、日本人なら判りそうな書込にレスを返せなかったりするあたり成りすましの可能性が非常に高いと思われます。
漢人の考え方を見てみるには、面白いかと思われます。石を投げ入れ波紋の広がり方を観察すると色々と見えてくるでしょう。
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