銀幕大帝α

切り株推奨映画感想ブログにつきグロ画像注意。
御蔭様で16周年。4500作品レヴュー突破。御訪問有難う御座います♪

ヘイトフル・エイト

2016年09月07日 14時37分21秒 | 洋画アクション
THE HATEFUL EIGHT
2015年
アメリカ
168分
ミステリー/アクション/西部劇
R18+
劇場公開(2016/02/27)



監督:
クエンティン・タランティーノ
『ジャンゴ 繋がれざる者』
脚本:
クエンティン・タランティーノ
音楽:
エンニオ・モリコーネ
出演:
サミュエル・L・ジャクソンマーキス・ウォーレン
カート・ラッセルジョン・ルース
ジェニファー・ジェイソン・リーデイジー・ドメルグ
ウォルトン・ゴギンズクリス・マニックス
デミアン・ビチルボブ
ティム・ロスオズワルド・モブレー
マイケル・マドセンジョー・ゲージ
ブルース・ダーンサンディ・スミザーズ



<ストーリー>
猛吹雪の中、ロッジに閉じ込められた7人の男とひとりの女。互いが疑心暗鬼に陥る中、やがて密室殺人が起きる。

クエンティン・タランティーノ監督が
仕掛ける[密室]ミステリー!

クセもの8人、全員ウソつき。生き残るのは誰だ!


-感想-

また絶妙なタイミングで吐きやがったな。

もう一人なんてマーライオン並みの豪快な吐きっぷり。
ここからの終盤が糞面白かった。

誰が嘘吐きなのか、じゃなくて誰もが嘘吐きなものだから信用出来る人間なんて存在しない。
こんな状況下でどうやって「真実」をタラちゃんは明かしていくのかに本編随一の注目を持たされる羽目になるのだが、いやあもうタラちゃんらしい分かり易く描いた真相解明だったもんで、そんな事前準備を奴等はしてたのかぁと大いに理解しながら楽しめちゃいました。
懸賞首をヘラヘラ笑いながら縄で吊るし上げる非情極まりないラストシーンなんてタラちゃんだからこその悪趣味さが全開で妙に心地よい気分を抱きながら観終えちゃったな。

ストーリー概要に「ロッジに閉じ込められた7人の男とひとりの女」、キャッチフレーズに「クセもの8人」てあるけど、これ自体が嘘吐きだからね!
そうこれを真面目に鵜呑みにしちゃっている時点で貴方も私同様既に騙されてますよ。

登場人物の台詞全部が嘘。
8人しかいないという設定が嘘。
天才タラちゃんが仕掛けたポスターとかの素材からして既に始まっていた巧妙な嘘吐き合戦に鑑賞者も物の見事に巻き込まれる事間違いなしだ。

今作もお得意の会話劇で大半を占めているのですが、その会話劇にヒントや伏線は隠されてはいるものの、その代りに何時もの様なブラックさユーモアさは影を潜め、しょうもない事を話しているんだけど耳を傾けたくなる聴いてて愉しくなるマニアックさは残念ながら感じられず人によっては若干退屈さを覚えるかも。
しかし、終盤の一時も目を離させない勢いを見せられると、ああやっぱり他の監督では考え付く事が無い紛れも無いタラ映画そのものの仕上がりだったなぁと、猛烈なタラ信者である自分としてはまったりとした中盤までから一気に加速し出す終盤における展開の切り替えの秀逸さには心底嬉しくなっちゃったよ。

評価:★★★☆
16/09/07DVD鑑賞(新作)
バナーポチお願いします
にほんブログ村
レンタル開始日:2016-09-02
メーカー:ギャガ

オフィシャル・サイト(日本語)

切り株画像はこちら

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 切り株画像(映画『ヘイトフ... | トップ | 切り株画像(映画『ZOOMBIE ... »
最新の画像もっと見る

洋画アクション」カテゴリの最新記事