ゾンビマックス！／怒りのデス・ゾンビ

WYRMWOOD／WYRMWOOD: ROAD OF THE DEAD
２０１４年
オーストラリア
９８分
ホラー／アクション
劇場公開（2016/02/02）




監督：
キア・ローチ＝ターナー
脚本：
キア・ローチ＝ターナー
出演：
ジェイ・ギャラガー：バリー
ビアンカ・ブラッドリー：ブルック
レオン・バーチル：ベニー
キース・アギウス：フランク



＜ストーリー＞
謎の彗星が地球に降り注ぎ、ほとんどの人間がゾンビ化してしまう奇病に冒された近未来。妻子を失った整備工・バリーは同じ境遇の生存者に助けられ、命からがら避難するが…。

－感想－

吹き替えが笑える。
釘打ち機で自殺しようとするも肝心の釘が切れており出た言葉が関西風で言うと
「なんでやね～～ん！！」
正確には「て、うぉーーーい！！」なんやけどね。
途中で合流するハゲのおっさんが唐突に頭吹き飛ばされて死ぬのも爆笑。
「こいつゾンビか！？」
「人間だよ！！」

邦題が示す様に『マッドマックス』をかなり意識したホラー作品。
ちゃんと要所、要所で『マッドマックス』のパロディを上手い具合に入れてきてます。
格好だけかと最初観るまでは思ってたんだけど、改造車もそうだが、その車にもしっかりスーパーチャージャーもどきのスイッチが装備されてるのよ。
敵の車に追い掛けられたら迷わずスイッチをポチ。
どびゅーーーん！！て加速しちゃう。
因みに車の稼動源はガソリンじゃなくてゾンビが吐く息です（笑）。
こういう発想は好きだわ。

監督は『マッドマックス』ネタだけじゃ物足りなかった様で『ＳＷ』ネタも放り込んじゃってます。
主人公に妹が居るんだけど、マッドドクターの実験により能力が覚醒。

なんとフォースが使えるようになるんですね～。
この力はゾンビを操る事が可能なので、ピンチ時に発動させて何度も切り抜けていくのは相当に面白い。

登場人物は極端に少ないが全員個性的、ストーリーは妹を救い出す為に兄貴がたまにゾンビと戦いながら主に車をかっ飛ばすだけな単純そのものの内容なので頭が悪い私でも最後まで気楽に観れたアホでも理解出来る御手頃感のある作品。

なんで主人公達は感染しないのかとかの説明もしっかり行き届いているし、ゾンビの血の特性を活かした最後の敵を葬るやり方も理にかなっていて、丸焦げ感ムシャ喰われ感が痛快。

ひゃっはーー！！とまでは行かないが、ヒャッヒャッヒャ！と愉快な気分にはさせられる。

なんでも各国で上映された際にこの作品が予想以上にウケたらしく続編製作も決定したとか。
兄妹の戦いはまだまだ終わらなさそうですぜ！

評価：★★★☆
１６／０４／０５ＤＶＤ鑑賞（新作）
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レンタル開始日：2016-04-02
メーカー：トランスフォーマー

関連作：

『ゾンビマックス！／怒りのデス・ゾンビ（2014）』

『ゾンビ・サステナブル（2021）』