ある母の復讐

/AZOOMA
２０１３年
韓国
７５分
サスペンス／ミステリー
劇場未公開



監督：
イ・ジスン
出演：
チャン・ヨンナム
マ・ドンソク
イ・ジェヒ
ファン・テグァン



＜ストーリー＞
見知らぬ男に愛娘を強姦されたシングルマザー・アジェンマ。刑事の無神経な態度に怒りが爆発した彼女は、娘からの聞き取りと犯人のイラストを手掛かりに、犯人の部屋に乗り込もうとするが…。

－感想－

７５分という短尺でよかった。
精神的にも視覚的にも耐え難いものがあるのでこれ以上長く見せられるのは辛い。

ロリコン犯罪もの。
まあその設定はまだ良いとして、なんで犯人が影響を受けたのが日本の漫画やねん。
これ間接的に日本にはロリコン野郎を刺激する過激な成人向け漫画が蔓延っているてのを揶揄しているだろ。
そうだよ、その通りだよ、だから宮崎某死刑囚みたいな屑が生まれているんだよ。
そこは認めようじゃないか日本はロリコン天国だってね。
けど、韓国、てめえらに日本の事をとやかく言われる筋合はねぇ。
反日国家なんだから日本のカルチャーに手を出すな。
嘲弄してくるな！

それはさておき。

出たな、マ・ドンソク。
こいつには一切期待出来ない、てか誰も信用しておりません。
端から絶対糞キャラだと分かっているから。
案の定、全く使えない阿呆刑事。
母親が真剣に相談しているのに、こいつ電話ばっか弄ってんのな。
挙句「奥さん、あんたの勝手にすればいい」ときたもんだ。

「勝手・・・勝手に・・・」

ブッチーーーン。
キレて当然、キレなきゃ母親の名が廃るっての。
相談したのがバカだった、こんな使えない刑事に任せたのが愚かだった。
奥さん怒りの復讐開始です。
一度はパトカーに乗せるも簡単に逃がしちゃう無能警官２名、お前らは懲戒免職ものやぞ、大失態を平気でやらかす警官、それが韓国。

時系列を一度バラバラにし話の前後を入れ替えつつ、一つの流れとして順番に組み立てていくので、同じ場面が何度も出てきます。
現状なのか過去なのか、内容をしっかりと理解するには上手い演出でしょうね。
何故自ら犯人を探そうとしたのか、どういう経緯をもって犯人に近づけたのか、犯人を拉致する事が出来たのか、完全に把握してからの、狂気の復讐劇を思う存分に堪能出来るので、奥さんやっちゃいな！！と誰も助けてくれなかった悲しみを私も感じ取り力強く応援。
といきたい所だったのですが、この復讐方法が超鬼畜。

歯医者嫌いな私としてはもうあのキュインて音だけでも寒気が走るのに、健康な歯を躊躇する事も無くガリガリガリガリガリ。
本当に削ったり穴開けたりしているはずはないだろうけどえらいリアルにやっちゃってくれるもんだから、観ているだけでイデデデデ～てなるわ。
そこまでする位、奥さんはもう心が鬼と化してたんやろうなぁ。
顔が笑ってないもん、めっちゃ怖かった。
歯をどうこうするってのは北野監督の『アウトレイジ』にも似た様なものがあったけれど、これを観ると生温いと思っちゃう程。
エグさに容赦しない辺りが韓国映画らしくてエエじゃないか、て肝っ玉が小さい人は直視不可能かもしれない顔が思わず歪む荒治療。

今作の可愛い子役図鑑

ロリコン野郎に強姦されて自分で排便も出来ない体にされてしまったヨンジュちゃん。
この子、韓国の子役というよりも日本の子役みたいな顔つきで可愛らしい。
正面画像じゃなくて何故横向き画像なのか？
んなもん横顔に一番の可愛さを感じたからでしょうが、駄目かい？

評価：★★★☆
１７／０３／０７ＤＶＤ鑑賞（新作）
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レンタル開始日：2017-03-02
メーカー：ファインフィルムズ