銀幕大帝α

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エンド・オブ・トンネル

2017年05月09日 19時55分59秒 | 洋画サスペンス
AL FINAL DEL TUNEL/AT THE END OF THE TUNNEL
2016年
アルゼンチン/スペイン
120分
サスペンス/犯罪
劇場公開(2017/01/28)



監督:
ロドリゴ・グランデ
脚本:
ロドリゴ・グランデ
出演:
レオナルド・スバラーリャ
パブロ・エチャリ
クララ・ラゴ
フェデリコ・ルッピ
ワルテル・ドナード




<ストーリー>
事故で妻と娘を失い、車椅子生活となったホアキン。ある日彼は、地下室で銀行に押し入ろうと企む犯罪者たちの声を聞き、不自由な身体を逆手に取って現金を奪おうと思い立つ。

-感想-

主人公、ジョージ・クルーニー(に似てる)やんけ。
ヒロイン、ローラ(にそっくり)やんけ!
こんな感じで観始める2時間もの長尺映画ですが、全く苦にならない、好い按配に緊張感を持続させてくれる、中々に捻りを利かせたストーリー。

ただ主人公は何をして生計を立てているのか、なんであれだけの特殊な道具を地下室に揃えているのかてのが謎に思えたが、まあいいや。

てっきり足が不自由な男がトンネル掘って銀行強盗企てる内容なのかと、かなり勘違いしちゃってました。
壁一枚隔てた向こう側で強盗団が懸命に穴掘りしているのを盗聴、盗撮を駆使して計画を全て把握し、先に金を頂戴するてな話。

この何気ない盗聴、盗撮がラストで活きて来るんですわ。
「なんで俺たちしか知らない事をお前が知ってるねん!」
と。
「だって僕、こいつから全部聞いたし~」
「なぬ!?てめぇ裏切ったのか!!」
「それとぉ、こいつ、あんたの彼女と屋上で逢い引きしてたよぉ、証拠にほらそこに探し物の腕時計あるよぉ」
「あぁあ"あ"あ"ぁああ!!!!!この野郎!!」
こりゃあ慎重に決して慌てず強盗団の会話をきちんと聞いてメモしていた主人公の完全勝利。

途中、溺れかけていたレズビアンを助け様としたのは意味不明でしたが、密かに知った事柄を「盾」に使って形勢不利を形成有利にしちゃった所はお見事でしたなあ。

それと強盗団には汚職刑事が味方についてたんですが、彼も又、主人公を脅しに掛かる訳でして。
一難去って又一難な状況に陥るも、この汚職刑事、なんと主人公が棚に隠してた「クッキー」を腹が減ってたのか食っちゃうのww
その瞬間は思わず「うわっwww」て私ニヤつきながら声上げちゃったよ(笑)。
まさか冒頭で映した曰く付の「クッキー」がこんな形で役立つのかと。
主人公は顔では平静を装っていたけれど、内心「っしゃ!」てガッツポーズしてたんだろうな。

前日鑑賞した『バーニング・ブライト』でも最後に手をギュッと握るシーンがありましたが、それを2夜続けて観れるとはね。
お金よりも家族という素敵な贈り物を受け取れた、そんな朗らかな人生の再起を主人公が歩み始めようとする(歩けないけど)姿と、心を開いた女の子から手を握ってくる温かいカットシーンが重なる、同じ手をギュッなシチュエーションでもこちらのラストの方が自分的にはハートにグッときたな。

評価:★★★☆
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