銀幕大帝α

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白鯨との闘い

2016年06月02日 21時11分31秒 | 洋画ドラマ
IN THE HEART OF THE SEA
2015年
アメリカ
122分
ドラマ/アドベンチャー
劇場公開(2016/01/16)




監督:
ロン・ハワード
『天使と悪魔』
製作:
ロン・ハワード
原作:
ナサニエル・フィルブリック『白鯨との闘い』
出演:
クリス・ヘムズワースオーウェン・チェイス
ベンジャミン・ウォーカージョージ・ポラード
キリアン・マーフィマシュー・ジョイ
トム・ホランドトーマス・ニカーソン
ベン・ウィショーハーマン・メルヴィル
ブレンダン・グリーソントム・ニカーソン



<ストーリー>
1819年。一等航海士・オーウェンと仲間たちは、捕鯨船・エセックス号で太平洋を目指していた。だが、沖合で巨大な白鯨に襲われ、船が大破してしまう。

伝説の白鯨との死闘。
生き延びる為に、男たちが下した
“究極の決断”とは――


-感想-

まだ土の下から原油が発見されていない時代の話。
鯨から取れる油を樽一杯に寄り多く確保するまで帰れない海の男たち。

捕鯨船エセックス号に乗る船長と一等航海士とのいざこざを描きながら、目的である鯨の群れを目指し長い年月を掛けて航海。
そこに突如姿を現す全身が白い巨大な鯨。

この鯨のラスボス感が半端ねぇ!

こんなのぜってぇ倒せないよ~と一応戦ってみるも呆気なく敗北。
エセックス号も大破され爆発炎上。
生き残った乗組員は小船に分かれて乗り込み、ただひたすら見えない陸を探しながら海を漂流する。

巨大鯨との戦いは中盤までで、それ以降は食料や水が尽きる中、どうやって生き延びるかを描写した漂流サバイバルドラマへと変わっていく。
これはこれで見応えのある内容ではありました。
ライフポイントがほぼ0状態に陥る乗組員達。
怪我の悪化や飢えで死んでいく仲間達。

≪海の男は死体を粗末にしない≫

食える物なら食っておけ精神。
正に、死を恐れるな希望を持って生き延びろ、的な心得が泣ける。

猛烈に臭い鯨の頭の中に入るのも嫌だが、死体を食うのも嫌だな~。
かなり究極の選択ですよね。
死にたくはないし、かと言って仲間の死肉を腹に入れる事にも抵抗を覚えるが、私ならどうするかなぁとちょっと考えたけれども、やっぱ食べるしかねぇか。
もうこうやって躊躇しちゃう時点で私は海の男にはなれないなと確信しましたわ。

誰がどうやって生き延びるのか、運も味方に付ける事も大事という訳で、生存経緯を悲しく映し出したラストは泣けた。

捕鯨協会のお偉いさん達からは座礁した事にしろと言われ、嘘なんか付けるか!!と頑なに拒否したもんだから、てっきり消されるのかと思ったが、それは流石になかった。
船長が真実を話したのは意外。
一等航海士とはなんだかんだとありましたが、そこはやはり船長としてのプライド、仲間を失った事に対しての後悔の念と死んだ者達へ敬意を払い、責任を全て負う意味でも本当の出来事を話し、きっちりとけじめを付けたかったのかもしれない。
正直嫌な船長だったけど、彼が最後に選んだ決断には感心した。

う~みは広いな~大きいな~

行くのも大変。
帰ってくるのも大変。

一つの仕事を成し遂げるのは決して甘くはないという教えをこの作品から学ばされる。

評価:★★★☆
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